ケイブは4月12日(水)、弾幕シューティングゲームを中心とした作品群『東方Project』のIP許諾を受けて制作中の新規ゲームについて、同作を11月22日(水)にApp StoreおよびGoogle Playで配信する予定を明らかにした。
なお、ケイブは同日、2023年5月期の第3四半期(2022年12月1日から2023年2月28日まで)における決算も発表している。2022年9月に実施したでらゲーの買収へともなう損益の連結やNintendo Switch版『虫姫さま』の海外向けパッケージに関する売上が好調だったことを受け、第3四半期の売上高は前年比で552.9%増となる30億3600万円を記録した。
ケイブは『怒首領蜂』や『虫姫さま』をはじめ、大量の弾丸を避けながら戦ういわゆる“弾幕系シューティング”ゲームで知られる日本のゲーム製作会社だ。これまでには家庭用ゲーム機やスマートフォン、PCなど幅広いプラットフォームに向けた数々のコンテンツを提供してきており、近年ではiOSおよびAndroid向けに配信中のシューティングRPG『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』が収益の主軸を担っている。また、2023年には有限会社エムツーが移植開発と販売を手がける『怒首領蜂大往生 臨廻転生』も発売される予定だ。
決算の補足資料によると、過去の発表で“シューティングの基幹部分に着手”しているとしていた制作についてはすでに実装が完了しており、制作物の量産と改修を施すフェーズへ移行しているという。なお、発表のなかで2023年5月期の業績に与える影響は現段階で「軽微である」との考えも示している。