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男だけの終末世界で薬物中毒の男と世界でひとりだけの少女の物語を描くカルト的名作RPG『LISA』の決定版が7月18日に発売決定。HDリマスター化に加えて日本語化も正式に対応予定

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 アメリカ・コロラド州のパブリッシャー(販売元)であるSerenity Forgeは6月7日(水)、女性だけが絶滅した終末世界で妹を失った薬物中毒の男と世界で唯一となった少女の物悲しい物語を描くRPG『LISA』について、シリーズのうち2作品をひとつにまとめた決定版タイトル『LISA: Definitive Edition』を現地時間7月18日(火)に発売すると発表した。

 予定されている対応プラットフォームはPC(Steam、Epic Games)のほかNintendo Switch、PS5/PS4、Xbox Series X|S/Xbox One。シリーズ2作目『LISA: The Painful』のSteamストアページには「日本語訳も近日中に公開予定」と記載しており、公式な日本語への対応も計画されている

カルト的名作RPG『LISA』2作目・3作目のHDリマスター版が7月18日に発売決定_001
(画像はSteam『LISA: The Painful』より)

 アメリカ・カンザス州の個人ゲームスタジオであるDingaling Productionsが開発した『LISA』シリーズは、2012年発表のフリーゲーム『LISA: the First』から続くダークファンタジー作品である。タイトルごとに主人公は異なり、今作に収録されるシリーズ2作目『LISA: The Painful』では、自死を選んだ妹の幻影に苦しめられ薬物中毒に陥った元格闘技インストラクター「ブラッド・アームストロング」が赤ん坊の女の子「バディ」との出会いをきっかけに、自らの過去を精算しようと無我夢中で奔走する姿が描かれる。

 また、同じく収録作である第3作『LISA: The Joyful』では主人公が成長したバディに代わり、狂気と暴力に満ちた世界を再生させるため、勢力争いに身を投じていく。本シリーズはデフォルメ調で描かれたキャラクターがポップな印象を与える一方、ブラックジョークと狂気を詰め込んだ世界設定やどこまでも救いのないダークな物語、開発者のオースティン・ジョーゲンセン氏による音楽も大きな特徴。第2作では1万1500件以上のレビュー中96%のプレイヤーが高評価を示すなど、カルト的な人気を誇る。

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(画像はSteam『LISA: The Painful』より)
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(画像はSteam『LISA the Joyful』より)

 発表によると、今作では『LISA: The Painful』と『LISA: The Joyful』の2タイトルがHDリマスター化やユーザーインターフェースの改良を施されて収録される。加えて、作中では新たなクエストやボス、ボーナスコンテンツなどの新要素も搭載しているという。

 さらに、今回の発表にあわせてSerenity Forgeの公式ストアでは、両タイトルの楽曲をまとめたLPレコード2枚組のサウンドトラックに関する予約受け付けもスタートしている。海外発送にも対応しているため、LPレコードの再生環境がある方はあわせてチェックしておくとよいだろう。

カルト的名作RPG『LISA』2作目・3作目のHDリマスター版が7月18日に発売決定_004
(画像はSteam「LISA: Definitive Edition coming to PC and consoles July 18th!」より)
ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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