ANYCOLORが運営するバーチャルライバー/VTuberグループ「にじさんじ」は8月11日(金)、同グループの所属タレントらが“高校野球の監督役”として戦うNintendo Switch用ソフト『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』(2023年選手データ版)の大会「にじさんじ甲子園2023」について、本戦Aリーグを開催した。本イベントは8月12日(土)に本戦Bリーグを実施後、8月13日(日)に決勝戦および総合順位の決定戦が開かれる予定だ。
本戦は計7回・延長なしの総当たり戦で実施されており、勝利3点、引き分け1点、敗北0点の勝ち点でチームの順位を決定。勝ち点が並んだ場合は得失点の差で順位を決定するルールを採用している。今回のAリーグでは社築(やしろ きずく)監督の「横須賀流星高校」とニュイ・ソシエールさんの「勇者育成高校」が勝ち点9で並んでいたものの、両チームがぶつかった第4試合で勇者育成に10点以上の大差をつけてコールド勝ちした横須賀流星が得失点の差により1位での通過を果たした。
「にじさんじ甲子園」は、10名の所属タレントが高校野球の監督として選手を育てていく『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』のゲームモード「栄冠ナイン」を遊び、事前のドラフト会議で選出された所属タレントらの名を当てはめる形でチームを作りあげ、対戦させるにじさんじの恒例企画である。
もともとは個人勢VTuberコミュニティ「BANs」のリーダーである天開司さんの主催で2019年に開催されたものだが、その後天開さんと交流のあったにじさんじ所属タレントの舞元啓介さんも運営に関わる形で参加。回を追うごとに大会の規模は拡大されていっている。
バーチャルライバーグループ・にじさんじの『パワプロ』大会「にじさんじ甲子園2023」が7月1日から開催決定。リゼ・ヘルエスタさんや椎名唯華さん、渡会雲雀さんら10名が監督に
今回のAリーグでは、2020年シーズンの5位決定戦でもぶつかったリゼ・ヘルエスタさん率いる優勝校の「王立ヘルエスタ高校」と横須賀流星が第1試合で激突。横須賀流星が1回裏で獲得した一挙4得点のリードをうまく活かし勝利を収めた。また、2023年1月デビューの五十嵐梨花さん率いる「聖アザラシ学院高校」と勇者育成がぶつかった第2試合でも、勇者育成が2回表で4得点を獲得しており、最終的に計8得点を獲得しての勝利となった。
続く第3試合では2022年7月のデビューから1周年を迎えた渡会雲雀(わたらい ひばり)さん率いる「快盗学園高校」が王立ヘルエスタに挑戦。1回裏に先制点を獲得した怪盗学園は3回表で2点を返されるも、3回裏で即時に2点を獲得し逆転。6回表には王立ヘルエスタに再び2点を取られ再逆転されたが、最終7回で1点を取り返し、4-4の引き分けで勝ち点1を分け合う見ごたえ十分の試合を展開した。
横須賀流星の打線が爆発した第4試合ののち、第5試合では2回裏で一挙6得点を獲得した快盗学園が聖アザラシ学院に快勝。勇者育成と王立ヘルエスタによる第6試合では、5回裏の時点で3-1となっていた王立ヘルエスタが6回表で2ランホームランを決め同点に持ち込んだものの、続く6回裏で3ランホームラン含む4得点を獲得した勇者育成が勝利を収めている。
さらに、第7試合では聖アザラシ学院が善戦するも、6回表で決勝点を獲得した横須賀流星が勝利。第8試合では見事な守備を見せた勇者育成が無失点で快勝した。
上記のほか、第9試合では4回表以降に着実なリードを広げた王立ヘルエスタが聖アザラシ学院に勝利。一方、Aリーグ最終の第10試合では計5得点を獲得した怪盗学園が守備でも活躍を見せ、3連勝していた横須賀流星に土を付ける展開となった。
なお、本戦Aリーグ予選については、舞元さんと天開さんによる振り返り配信も実施されている。各試合の名シーンをかいつまんで見られるため、興味はあるが忙しい人はチェックしておくとよいだろう。
8月12日(土)13時ごろにスタートする本戦Bリーグ予選では、2020年シーズンを優勝した椎名唯華さん率いる「にじさんじ高校」や3年ぶり出場の剣持刀也さん率いる「虚空学院」が戦う予定だ。
ユーザーローカル調べで20万人以上の同時視聴者数を記録した「にじさんじ甲子園2023」は13日(日)まで開催される。