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にじさんじ所属VTuber・壱百満天原サロメによる“総務省コラボ”動画が公開。ミュート機能の活用や投稿者の情報開示請求など、SNS上の嫌がらせへの対処法を約1分でわかりやすく紹介

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 総務省は9月28日(木)、同省が公開している「安心・安全なインターネット利用ガイド」におけるコンテンツの一環として、バーチャルライバー/VTuberグループ「にじさんじ」の壱百満天原サロメ(ひゃくまんてんばら)さんとのコラボによる「SNS等での誹謗中傷の対策」に関する啓発動画を公開した。

 今回の動画は「SNS誹謗中傷対策 壱百満天原サロメのお悩み相談」と題されており、トーク配信に寄せる形で誹謗中傷への対策方法を紹介するものとなっている。総務省は2022年8月に実施した「web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」の第1回会議でもサロメさんの名前を出しており、慎重に議論されることが多い官公庁の取り組みでありながらも、デビューから17日でYouTubeチャンネル登録者数100万人を突破したサロメさんのインフルエンサーとしての能力を評価していたことを伺える。

 SNSをはじめとするインターネット上での誹謗中傷の問題は、コロナ禍による影響がある程度収束した現在でも深刻な状況にある。総務省の「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ」に関して公表された2023年6月の資料によると、総務省が委託し運営されている「違法・有害情報相談センター」に寄せられた令和4年度の相談件数は5745件で、前年より減少したものの以前として高止まりの傾向だという。

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(画像は総務省「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ(第7回)配布資料」資料2 4ページより)
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(画像は総務省「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ(第7回)配布資料」資料2 5ページより)

 2022年10月からはSNS等で誹謗中傷をした者の情報開示をより簡易かつ迅速に請求できる「改正プロバイダ責任制限法」が施行されており、根拠のない悪口を投稿した際には名誉毀損や侮辱罪などの罪に問われたり、高額な慰謝料を請求されたりするケースがある。政府広報は芸能人や有名人に対するSNS上での誹謗中傷についても、無意識に同調・拡散してしまわないようウェブサイト上で注意を呼びかけている。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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