任天堂のNintendo Switch向け最新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の海外における先行プレイレビューが解禁され、レビュー集積サイトMetacriticにおいては記事執筆時点で、71メディアからの平均評価が93/100点と非常に高い評価を得ていることがわかった。
これはMetacriticにおける2023年のビデオゲームの平均スコアランキングでTOP10以内に入る数値となっている。
記事執筆時点で71メディアのうち、80点以上の高評価を下したのは70メディア。そのうち20メディア以上が100点満点を与える結果となった。そのうちのひとつEurogamerは、本作を「アイディアが豊富な万華鏡のようなプラットフォーム」と表現し、過去作の『マリオ』のようなひとつのアングル(テーマや世界設定)にとらわれておらず、各ステージごとに異なるアングルが存在する作品だと高く評価した。
任天堂系メディアとして知られるNintendo Lifeによるレビューは95/100点。『スーパーマリオ ワールド』以来となる最高の2Dマリオゲームであり、その新たなメカニックと巧妙なアクション性はノンストップのジェットコースターのような乗り心地だと評している。ほかにも著名なメディアではIGN本家が90/100点を与え、同様に本作は21世紀の『スーパーマリオワールド』の後継者のように思えると記した。
また現時点で唯一、ミックス評価(60~79点)である70点を付けたDigital Spyは、「『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』自体は素晴らしすぎる」と題したレビューを付けた上で、本作をクラシック(語り継がれる名作)とするにはあまりにも”支離滅裂”すぎて、各アイディアを最大限には活用できていないと評した。やや低評価にはなったものの、このレビューも本作が有する多彩なアイディアを示している評価だと言えるだろう。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は2Dマリオシリーズ約11年ぶりとなる完全新作。今作では新登場のアイテム「ワンダフラワー」によってコースの遊びが大きく変化するのが特徴となっており、土管が動き出したり敵の大群が出現したりと’驚きに満ちた変化”が多数待ち受けている。全世界で10月20日にリリース予定だ。