ソニーは、ラスベガスにて1月9日より開催中の技術発表イベント「CES 2024」での発表にあわせ、映画版『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』(以下、GRAVITY DAZE/グラビティデイズ)のプリプロダクション(準備段階作業)映像をソニーの公式YouTubeチャンネルにて公開した。
『GRAVITY DAZE』は、ソニーが2012年にPlayStation Vita向けに発売したアクションゲームだ。重力の方向を操作し、任意の向きに向かって落ちるという独特な重力アクションを基軸に、主人公の少女・キトゥンの冒険を描いた作品となっている。
今回の映像は、ソニー・ピクチャーズの最新施設「Torchlight」(トーチライト)の紹介映像「映画製作者のビジョン実現」内にて公開されたもの。Torchlightは映像製作における事前映像化を担当する施設で、「Unreal Engine」によるシミュレーション技術などさまざまな最新技術を組み合わせ、実際の映像を撮影する前の参考映像を制作し、映画製作などのサポートにあたっているという。
動画では2分15秒ごろから、仮素材によるものと考えられる映画版『GRAVITY DAZE』のプリプロダクション映像が公開されており、本作の映像制作作業の一端を垣間見ることが可能となっている。
また映像内の紹介によると、Torchlightはソニーのアニメーションやテレビ、プレイステーション部門などとも協力して仕事を行っており、ソニーのさまざまな部門が実験をできる場としても機能しているとのこと。この仕事を紹介するパートでは、かつてPSPで発売されたゲーム『パタポン』シリーズのプリプロダクションと思しき2Dおよび3Dの映像もそれぞれ公開されている。
現在のところ『パタポン』シリーズは2011年に第3作『パタポン3』が発売されて以降シリーズ展開が止まっている状態だが、こういった映像が出てくるとなると今後のシリーズ展開の構想があるのかも気になるところだ。
映画版『GRAVITY DAZE』のプリプロダクション映像などが紹介されているTorchlightの紹介映像「映画製作者のビジョン実現 」は、ソニーの公式YouTubeチャンネルにて公開中だ。