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ソニーとホンダが共同開発した新車『AFEELA Prototype』の技術ショーケースにて、PS5のコントローラーで車を動かす。あくまで技術的に可能ということだが、会場からは拍手喝采。発売は2025年を予定

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1月9日、ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、米国ネバダ州ラスベガスで開催された「CES 2024 Press Conference(以下、CES2024)」にて、ソニーと本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)が共同開発した新車『AFEELA(アフィーラ)』のプロトタイプを発表した。

このCES2024ではソニー・ホンダモビリティ株式会社代表取締役社長兼COOである川西泉氏がPS5のコントローラーを用いて、車内が無人の状態である『AFEELA』をステージまで移動させて見せた。

川西氏は、これはあくまで技術的に可能であるということを強調したが、実際にゲームのコントローラーで車を移動させる瞬間に立ち会った会場の参加者からは大きな拍手が沸き上がった。

公式サイトによると、『AFEELA』にはMicrosoftと連携しAIを駆使した対話型システムが実装される。そのほか、運転者を自動的に認識してドアを開けてくれるスマートエントリー機能、後部座席では映画やゲームが楽しめるエンターテインメント機能なども搭載されているようだ。

上記の機能にくわえ、周囲の物体を自動的にスキャンし、リアルタイムで3Dオブジェクトとして画面に表示する機能や、ARで車内に恐竜を登場させるといった遊び心満載の機能も映像で確認できた。

また、Microsoftとの連携に際して、川西氏とMicrosoftのAI関連のコーポレートバイスプレジデントを務めるジェシカ・ホーク氏からは以下のコメントが寄せられている。

AIは、人とモビリティの関係を再定義し、”感動体験 “を向上させるというSHMの目標を達成する上で必要不可欠な役割を果たします。対話型パーソナルエージェントの開発において、マイクロソフトは私たちの重要なパートナーです。私たちのビジョンを実現するためにマイクロソフトと連携できることを光栄に思います。
ソニー・ホンダモビリティ 代表取締役 社長 兼 COO 川西 泉

生成AIは、人々のクリエイティビティを増幅し、クリエイターやデザイナーが車内体験を変革する機会を創出する新しいキャンバスです。私たちは、ソニー・ホンダモビリティとの連携を誇りに思うと同時に、AIの展望とモビリティ業界が進化する中で、SHMがMicrosoft Azureが信頼できるプラットフォームであることを確信し、自信を持って革新的に活用しながら、彼らのパーソナルエージェントを構築していくことを喜ばしく思います。このような新しい技術が今後実現される中、安全で責任あるAIは、両社の最優先事項であり続けます。
マイクロソフト コーポレートバイスプレジデントデータ、AI、デジタルアプリケーション、プロダクトマーケティング ジェシカ・ホーク

『AFEELA』は2025年前半に先行受注を開始し、同年中に発売する予定だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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