Game Developers Conferenceは、GDCアワード2024において『キングダム ハーツ』、『スーパーマリオRPG』、『ファイナルファンタジーXV』などの作曲家で知られる下村陽子氏を「生涯功労賞」に選出したと発表した。
授賞式が行われるGDCアワード2024は、現地時間3月20日に行われる予定だ。
本年のGDCのアワード(The Game Developers Choice Awards)にて、なんと生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)というとても名誉な賞をいただきました。私自身、とてもビックリしています。大変光栄です。これも皆さまの支えがあってこそのことです。本当に本当にありがとうございます!! #GDC2024 https://t.co/jnLsHtUPpE
— Yoko Shimomura|下村陽子 (@midiplex) February 9, 2024
Game Developers Conference(GDC、ゲーム開発者会議)は、世界各国のゲームの開発者が集まり、さまざまなカンファレンスを行う催し。またその催しの中でゲームオブザイヤーを発表する「GDCアワード」(The Game Developers Choice Awards)は、主要なゲームアワードのひとつとして毎年、注目されている。
今回はGDCアワードにて、下村陽子氏が「生涯功労賞」を受賞したことが明らかになった。日本人としては2022年の堀井雄二氏以来となる。
下村陽子氏は、1988年にカプコンでキャリアをスタート。『ストリートファイターII』、『ファイナルファイト』などのタイトルの音楽を担当し、その後、1993年にスクウェア (現スクウェア・エニックス)に入社、『ライブ・ア・ライブ』、『スーパーマリオRPG』、 『キングダム ハーツ』シリーズ、『ファイナルファンタジーXV』などのゲーム音楽を手掛けた。
その後、スクウェア・エニックスを退職し、Midiplexという自身の音楽制作会社を設立して今に至っている。
なおこのほか「生涯功労賞」は、Fawzi Mesmar氏も授賞している。Fawzi Mesmar氏は、Ubisoft、 EA 、King (Activision Blizzard)、Gameloft、アトラスなどに所属したことがあるキャリアのある持ち主で、アラビア語でゲームデザインに関する初の教科書『Al-Khallab On The Art of Game Design』の著者でもあるという。
授賞式が行われるGDCアワード2024は、現地時間3月20日に行われる予定だ。