農林・造園機器を主に販売するスウェーデンの会社「ハスクバーナ」は、同社が展開するロボット芝刈り機「Automower」について、FPS『DOOM』がプレイできるようになるアップデートを告知した。
告知トレーラーには、『DOOM』シリーズ開発のid Softwareと、現在シリーズ作品の販売を行うベセスダ・ソフトワークスのロゴがあり、公式公認のアップデートとなる模様。
初代『DOOM』は、1993年にMS-DOS版として発売されたFPS。今に至るまで続く『DOOM』シリーズ第一作である本作は、FPSというジャンルを確立したと言える、歴史的作品である。
※関数電卓で『DOOM』をプレイする動画
この初代『DOOM』は、PCはもちろん様々なハードウェアに移植されたほか、Linux版のソースコードが公開されていることもあり、ファン達の手によって電卓やデジタルカメラ、AppleのiPodやATMなど、ありとあらゆる物に移植されてきた独特な文化がある。
今回『DOOM』の移植が行われるのは、ハスクバーナ社が販売するロボット芝刈り機Automowerシリーズの「NERA」モデル。「『DOOM』があなたの裏庭に帰ってくる」というメッセージから始まるトレーラーによれば、製品に搭載された液晶パネルにゲーム画面を表示し、本来ならば芝刈り機のメニュー操作に使うコントロールノブなどを使用してゲームをプレイするようだ。
「One hell of an update(とんでもないアップデート)」と同社が呼ぶ今回のアップデートは、2023年にスウェーデンにて開催されたゲームイベント「DreamHack Winter 2023」内で「DOOM x Husqvarna」として発表し、そこでの反響を受けて行われるもの。
芝刈り機でプレイするには事前登録が必要。また、プレイできるのは2024年4月9日から9月9日までの期間限定となっている。その後はソフトウェアアップデートにより『DOOM』は削除されるとのこと。
なお、公式サイトの告知ページによれば、大変残念なことに日本は配信対象外のようだ。