志学社は、書籍『台湾老卓遊 台湾レトロテーブルゲーム図鑑』を5月27日に発売する。価格は税抜3200円。全256ページ。
すでにAmazonで取り扱いがはじまっている。
【近刊情報】
— 志学社 (@shigaku_sha) April 9, 2024
5月下旬に『台湾老卓遊 台湾レトロテーブルゲーム図鑑』を刊行予定です。著者の陳博士夫妻は、筋金入りのゲーマー/コレクター/研究者で、翻訳は赤野工作さん(@KgPravda )です。類書はありません。ボドゲ、アナゲ趣味人に刺さること請け合いです。(続)https://t.co/PaDTJZw0PB
『台湾老卓遊 台湾レトロテーブルゲーム図鑑』は、清朝末期・日本統治時代から中華民国期に至るまで、100種類を超えるゲームを600点を超えるフルカラー図版とともに紹介する書籍。
著者は台湾有数のゲームコレクター、研究者である陳介宇氏、陳芝婷氏。台湾の近現代史の一側面が、ボードゲーム、カードゲーム、棋類ゲームなどを通じて浮かび上がる。
目次は以下のとおり。
まえがき
由此去(さあ、ゲームスタート!)
第一章 ボードゲーム
一、不動産ゲーム
二、終点ゲーム
三、ウォーゲーム
四、人生シミュレーション
五、ギャンブルゲーム
六、テレビゲーム改編
七、野球ゲーム
インタビュー:「龜博士升學」の創作背景と追憶──李平風先生
インタビュー、「非洲尋寶」の父──張瑩鎮先生
第二章 カードゲーム
一、独自のメカニズムを持つもの
二、Touringに類するルール
三、Unoに類するルール
四、比大小
五、セットコレクション
六、その他
インタビュー、「飛車龍虎鬪」の誕生──胡衍榮博士
第三章 棋類ゲーム
一、伝統的将棋ゲーム
二、オリジナルの将棋ゲーム
三、オールインワンセット
第四章 ゲームコレクション
あとがき
訳者あとがき
付録 台湾テーブルゲーム年表
また訳者は、SNSで「模範的工作員同志」という名前でも知られる『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』の小説家・赤野工作氏が担当している。
「賭博に使われる」と軍事政権から睨まれたボードゲームは一体どんな方法で販売を続けたのか? 紙一枚のペラペラの駄菓子屋ゲームに何故「最新電脳遊戯」なんて名前がつけられていたのか? 中華国民軍の娯楽室で遊ばれていたビンゴは一体どんな内容だったのか……。全てのゲームに、歴史がある!!!
— 模範的工作員同志/赤野工作 (@KgPravda) April 5, 2024
Xでは台湾政府ならびに文化部から翻訳助成金を出してもらったことを明かしており、4月3日に発生した台湾東部震災に2024年分の印税から50%相当額を震災復興に寄付することを表明しており、さらにあわせて志学社も、本書の初回出荷金額の1%を台湾東部沖地震の被害を受けられた方々の支援のために寄付するとしている。
台湾の近現代史のテーブルゲームを紹介する書籍『台湾老卓遊 台湾レトロテーブルゲーム図鑑』は、5月27日に発売予定なので、気になった人は購入を検討してみてはいかがだろうか。