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『グノーシア』Steam版が30%オフで1925円になるセール中。アニメ化も決定した人気の“人狼系”ビジュアルノベル。キャラごとの性格が際立つゲームシステムとループモノのシナリオがマッチし、無類の面白さに

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人気のSF・人狼系ビジュアルノベル『グノーシア』Steam版が、現在30%オフになるセール中だ。通常価格は2750円だが、セール期間中は1925円で購入できる。

もとよりファンからの支持が熱い作品ではあったが、先日には2025年中のアニメ化も発表されるなど、現在再び注目が集まっているタイトルだ。

「グノーシア」とは、人間のふりをして他の人間に近づき、そして消し去ってしまうという恐るべき存在。本作は孤立無援の宇宙船の乗組員の一人として、「グノーシア」を話し合いで探し出していくというゲームになっている。

ゲームの基本的な流れは、いわゆる“人狼系”と呼ばれる、話し合いと投票によって一人ずつ脱落者を選んでいくというシステムに、ビジュアルノベル的なイベントが組みあわされたもの。ただし、本作は一度きりの人狼ゲームをプレイする、という類のゲームではない。

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(画像はグノーシア|Steamストアページより)
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(画像はグノーシア|Steamストアページより)

プレイヤーはループする時空の中で、何度も繰り返し「グノーシア」探しに挑むことになるのだ。“人狼”ゲームと同じように、キャラクターたちには人狼(グノーシア)やエンジニア(占い師)などの役職が割り当てられるのだが、これはループごとに毎回ランダムで変化する。

そのため、キャラごとの個性と、そのループにおけるゲーム上の役職とは全く関係ないというのが、本作の大きな特徴の一つだ。悪いヤツがグノーシア役をする、というわけではなく、プレイヤー自身さえグノーシア役として割り振られることすらあるのだ。

一方で、キャラの個性はどんな「役職」をプレイしていても変わらない。やたら他人に突っかかって投票で袋叩きにされるヤツもいれば、なんとなく同情を誘って自分への投票を回避しようとするキャラもいる。

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(画像はグノーシア|Steamストアページより)
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(画像はグノーシア|Steamストアページより)

そうしたキャラごとの個性は、必ずしもロジックばかりではない“人狼”的な面白さを演出してくれるだけでなく、ループを繰り返しながら少しずつ「そのキャラはどんな人間なのか」を知っていくという面白さにも繋がっている。特定の条件を満たすことで様々なイベントも発生し、それらを通してプレイヤーは物語の真実に迫っていくことになる。

通常の“人狼”ゲームと異なり、主人公が生き残っていなければイベントが回収できないため、「グノーシア」に殺されず、味方にも吊られないように……という立ち回りが求められるという独特の難しさもある。

主人公の能力を強化することで、生存や議論の場でより有利に立つ効果を得られることもある。周回を繰り返す度に少しずつ生き残り易くもなっていくので、味方に信用されずに吊られてしまっても、泣かずにループを重ねながら挑戦していこう。

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(画像はグノーシア|Steamストアページより)
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(画像はグノーシア|Steamストアページより)

様々な謎を解き明かし、ループの果てにたどり着く物語の終端は、そこまでプレイした人ならば大きく心動かされるものになっているだろう。最後の謎解きはすこし難しいかもしれないが、ぜひあきらめずに挑んでみて欲しい。良い旅を。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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