ソニーグループは12月19日(木)、KADOKAWAとの戦略的な資本業務提携の締結を発表した。
本契約は約500億円でKADOKAWAの新株式1205万4100株を取得することや、アニメ・ドラマなど映像作品のグローバルにおけるIP価値の最大化を目的としたもので、今後両社は「具体的な協業の取り組みを議論していく」としている。
また、今回の株式取得により、ソニーは2021年2月に取得済みの株式とあわせてKADOKAWA株の約10%を保有する筆頭株主となった。
発表に際して、KADOKAWA取締役 代表執行役社長・CEOの夏野剛氏は「本提携により、当社のIP創出力がより一層強化されることに加え、グローバル展開にかかるソニーの支援を得ることでIPのメディアミックスの選択肢がさらに増えるとともに、世界中のより多くのユーザーにIPを届けることができるようになり、当社IPの価値最大化と中長期での企業価値向上に大きく寄与するものと確信しています。」とコメントしている。
また、ソニーグループの代表執行役 社長 COO 兼 CFOの十時裕樹氏もKADOKAWAが持つ豊富なIPおよびIP創出のエコシステムと、ソニーのグローバル展開を組み合わせることで「KADOKAWAが展開する“グローバル・メディアミックス”とソニーの長期ビジョン“Creative Entertainment Vision”の実現に向けて緊密に連携していく」旨を伝えている。