書籍『イヌはなぜ愛してくれるのか』の電子書籍版がほぼ半額で購入できるセールを開催中だ。
本著は、「イヌの愛の秘密を、科学の力で解き明かす。」をテーマに、イヌ研究の第一人者である著者が世界中を飛び回り、ありとあらゆる手法を駆使してイヌの愛情のメカニズムを徹底的に解明する書籍となっている。
著者のクライブ ウィン氏は、1961年にイギリスに生まれたアリゾナ州立大学教授であり、同大イヌ科学共同研究所の創設者という犬研究の第一人者だ。
アメリカでは初のイヌ専門の研究室をフロリダ大学で生み出したほか、ドイツ、オーストラリア赴任経験もあり、100本以上の査読付き論文に著者として名を連ね、イヌの動物心理研究のパイオニアとして知られている犬関連の権威である。
クライブ氏は、本文の序章で人間が犬に対して発生する安心感について語る。本著では、犬が散歩中に飼い主を振り返る表情や、帰宅したときの喜びよう、人にぴったりとくっついて眠る様子など、犬が人間に示す愛情を科学的に証明すべく、さまざまな手法をとっている。
クライブ氏の実験は古典的な行動実験にはじまり、MRIによる脳画像のスキャン、太古のオオカミをイヌに進化させた遺伝子の探求から、人になついている個体の犬を選択交配して「キツネをイヌにする実験」まで行う。
おもなテーマとして、「飼い犬と飼い猫が仲良くなる条件とは?」、「イヌは「本能的に」人間を愛している?」「クローン犬は全く同じ性格に育つのか?」といった内容が収録されている。
なお、麻布大学獣医学部教授である菊水健史氏は、本書の解説として「イヌを飼い始めると、その存在が日に日に大きくなる。いつの間にか、自分の心の中にしっかりとイヌの居場所ができ、そしてその場所はとても特別で温かいものとなる」とコメントを寄せた。
『イヌはなぜ愛してくれるのか――「最良の友」の科学』(クライブ・ウィン著、梅田智世訳、早川書房)、発売されました。笑顔全開のキュートな見返りワンコの表紙が目印です。この本をきっかけに、たくさんのイヌがもっと幸せになりますように! pic.twitter.com/ykjDr67l19
— 梅田智世 (@chiseiumeda) November 16, 2022
書籍『イヌはなぜ愛してくれるのか』の電子書籍版がほぼ半額で購入できるセールを開催中だ。