レッドブルジャパンは2月13日、ブレイクダンスのバトルやラッパー・ビートメイカーのライブを行うイベント「Red Bull BC One World Final Kick Off Jam Tokyo」を3月8日(土)に開催すると発表した。
本イベントは3月8日(土)の11時より、東京都江東区新木場の「GARDEN新木場FACTOR」にて実施される。入場料は無料で1ドリンク制。ドリンク代は600円となる。
イベントのメインビジュアルには『ストリートファイター6』のリュウが描かれており、詳細は後述するが『ストリートファイター6』にも縁のあるイベントとなりそうだ。
このたび実施されるイベントは東京・両国国技館で開催される1on1ブレイキンバトルの大会「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」に際して、今年のシーズンが開幕することを祝したイベントだ。
本イベントには一般的に「ヒップホップ」の4大要素とされるDJ、ラップ、ダンス、グラフィティが一同に会するものとなる。
このイベントの最大の見どころは、ユニット・NxWorriesとして2024年の米グラミー賞「最優秀プログレッシブR&Bアルバム部門」を受賞したビートメイカー・Knxwledge(ノレッジ)氏が受賞後に初来日し、イベント内でビートライブを披露することだ。
▲グラミー賞を受賞したアルバム『WHY LAWD?』
Knxwledge氏はロサンゼルスを拠点に活動するヒップホップのビートメイカー。Madlib氏らが所属する名門レーベル・Stones Throw Recordsから2015年にデビューアルバムをリリースしており、同年にKendrick Lamarのアルバム『To Pimp a Butterfly』に収録される楽曲「Momma」をプロデュ―ス。
先述したユニット・NxWorriesとしても活躍し、国内ではMabanua氏とChara氏による楽曲のリミックスなども手掛けている。
▲Knxwledge氏が手掛けたMabanua氏、Chara氏による楽曲「Call on Me」のリミックス
作風は多岐にわたるが、Flying Lotus氏やRas G氏、Madlib氏らが牽引したインストゥルメンタルヒップホップのムーブメント「LAビート」の傾向を強く感じさせる。
具体的には、J Dilla的だと形容される強烈なスウィング感と、地響きのように重厚なキックやベース、そしてしばしば顔を見せるプログレッシブな手つきが大きな特徴だと言えるだろう。
BandCampのアーティストページには100作品以上のアルバム・EPが確認でき、まさに“ビートの探究者”とでも形容したくなる活動と作風がうかがえる。
▲Knxwledge氏が2020年にリリースしたビートアルバム
また、本ニュースのプレスリリースによると、Knxwledge氏が『ストリートファイター6』にオフィシャル音源を提供しているという。
なぜ世界的に名を馳せるKnxwledge氏が『ストリートファイター6』に楽曲提供をするのかと疑問に思う方もいるだろう。その理由は、彼が『ストリートファイター』シリーズの大ファンとしても知られているからだ。
『ストリートファイター6』ではクラシックのザンギエフ使いで、ダイヤモンド帯に到達。音楽制作ソフト「live」を手掛けるAbletonのインタビューでは「サガット」使いであったことも示唆。2019年には梅原大吾氏との2ショットもX上に投稿している。
Legends. @Yoshi_OnoChin @daigothebeast pic.twitter.com/ct9psJmCYw
— knxwledge (@knxwledge) August 4, 2019
くわえて、『カプコン ファイティング コレクション』の予約特典として、リミックスを提供。本件に関してはイギリスの音楽総合サイト「NME.com」のインタビューによると、リミックスの仕事は彼にとって夢であり、「大好きなゲームシリーズだからこそ、不安でたまらなかった」と強い熱量を持ってリミックスに臨んだことが明かされている。
【カプコンファイティングコレクション】
— ストリートファイター / STREET FIGHTER (@StreetFighterJA) April 11, 2022
『予約・早期購入特典』紹介トレーラー公開🎬
🎶豪華アーティストのリミックスBGM
🖼カプコンイラストレーターの描き下ろしイラスト
必聴必見🔥 #カプコンFC
👇@knxwledge 🤝 @mndsgn 🤝 @keizomachine 🤝 @OLIVEOIL1978 🤝 @MattCab 🤝 @CAPCOM_CAPJAMS pic.twitter.com/7FWDrMVySN
また、Knxwledge氏はTwitchでもしばしばゲーム配信を行っており、ゲーム音楽のサンプリングシリーズを制作しているほか、『ストリートファイター』シリーズ以外では「Knx.」名義で『Bomb Rush Cyberfunk』に楽曲を提供している。
つまり、Knxwledge氏はグラミー賞を受賞したビートメイカーであると同時に、かなりのゲーマー的バイブスを有するアーティストなのだ。とくに彼の『ストリートファイター』シリーズへの愛は強力であり、ストリートカルチャーを主なモチーフに据えている『ストリートファイター6』に最もふさわしいビートメイカーだと言っても過言ではないはずだ。
Knxwledge氏はXにて、自身の誕生日に世界一好きな場所(日本で)『ストリートファイター』とコラボする本イベントでライブをすることに歓喜する告知を投稿している。
『ストリートファイター6』に提供する楽曲をビートライブで披露する可能性も高いため、Knxwledge氏が満を持して繰り出す「愛する格ゲー」のための楽曲が気になる方は必見だ。
!!!!!!!! PLAYING MY 1ST @REDBULLBCONE EVENT WITH THE @STREETFIGHTER COLLAB ON MY BDAY IN MY FAVORITE PLACE IN THE WORLD!! https://t.co/rz4hBhdhiy
— knxwledge (@knxwledge) February 13, 2025
ライブに関しては日本のブーンバップのアーティストとして名高いラッパー・ISSUGI氏やSCARS / SWANKY SWIPEのメンバーとしても知られるBES氏、ISSUGI氏と5lack氏とのトリオ・Sick Teamなどで知られるビートメイカー・BUDAMUNKなど、DOGEAR RECORDSのアーティストによるパフォーマンスも実施される。
さらに、神奈川県藤沢を拠点とするDLiP RECORDSからはDUSTY HUSKY氏が登場。ラップデュオBLAHRMY、世界的権威のあるDJ BATTLEの大会「DMC」日本チャンピオンに輝いたDJ BUNTA氏、ダンサーのYASS氏によるパフォーマンスも行われるという。
▲ISSUGI氏、BES氏によるアルバム
イベントの主題であるブレイクダンスにおいては、若手とベテランが対決するエキシビジョンバトルも実施。オリンピックでの日本代表としての活躍も記憶に新しいSHIGEKIX氏のほか、若手実力派であるTSUKKI氏、RA1ON氏、さらにはHaruto氏やオランダのLEE氏も参加する。
東西のダンサーが地域のプライドをかけて激突する「Hip Hop Exhibition East vs West」、一般参加が可能で、総勢80チームが戦う「4on4 Crew Battle」も実施。「4on4 Crew Battle」においては、一般参加者を募集中だ。
ヒップホップやブレイクダンスなど、ヒップホップの主要な要素を“入場料無料”で味わえる「Red Bull BC One World Final Kick Off Jam Tokyo」。ストリートカルチャーが好きな方、『ストリートファイター』シリーズがメチャクチャ好きなビートメイカーに興味を持った方は、ぜひ3月8日の本イベントに足を運んでみてはいかがだろうか。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
新木場がヒップホップの熱狂に染まる!ヒップホップカルチャーの魅力すべてが詰まった1日限りのフリーパーティ―
Red Bull BC One World Final Kick Off Jam Tokyo
2025年3月8日(土)GARDEN新木場FACTORY(入場無料)
今年11月、東京・両国国技館で9年ぶりに開催される世界レベルの1on1ブレイキンバトル「R Bull BC One World Final Tokyo 2025」。今大会のシーズン幕開けを祝して、2025年3月8 GARDEN新木場FACTORYにて、ヒップホップカルチャーの魅力を詰め込んだ1日限りのスペシャルパーティー「Red Bull BC One World Final Kick Off Jam Tokyo」(入場無料)を開催決定!
●グラミー賞アーティスト”Stones Throw”のKnxwledge 受賞後初来
● DLiP Records x DOGEAR Records ライブパフォーマンス
● HarutoとLEEによるブレイキン 1on1 Exhibition Battle
●若手×ベテラン Red Bull BC One All Stars vs Young Gunz All Star
●東西プライドを懸けたHip Hop Exhibition East vs Wes
●参加者募集中!限定80組の4on4 Crew Battle
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“Stones Throw”のKnxwledge、グラミー受賞後初来日
アンダーソン・パークとのデュオNxWorries(ノーウォーリーズ)として、2025年の米グラ賞「最優秀プログレッシブR&Bアルバム部門」を受賞した“Stones Throw”レーベルのKnxwledg (ノレッジ)が、受賞後すぐという絶好のタイミングで来日決定!
ケンドリック・ラマーの楽曲プロデュースを手掛けるほか、彼自身も愛好する人気「ストリートファイター6」にオフィシャル音源を提供するなど、インターネット、ゲーム、そしてヒップホップを融合させた唯一無二のスタイルで世界中から注目を集めるアーティストです。
DLiP Records x DOGEAR Recordsによるライブパフォーマンス
神奈川県藤沢、通称MOSS VILLAGE(モス・ヴィレッジ)を拠点とする、日本屈指のインディデント・レーベル“DLiP RECORDS”から、レーベル主宰でありDINARY DELTA FORCEのフロンマンでもあるDUSTY HUSKYが登場。さらに、藤沢のラップデュオBLAHRMY(MILES WORD & SHEEF THE 3RD)、DMC日本チャンピオンの称号を持つDJ BUNTA、そして日本を代表するプホップダンサーYASSが登場。
一方、ISSUGI、仙人掌、KID FRESINOら個性派アーティストを擁し、東京アンダーグラシーンを牽引する最重要レーベル“DOGEAR RECORDS”からも強力なラインナップが参戦。ラパー兼ビートメーカーとしてシーンを牽引するISSUGI、SCARS / SWANKY SWIPEのメンバーとしても知られる実力派ラッパーBES、そして数々のプロジェクトでビートメイカーとして確固た地位を築き上げたBUDAMUNKが、ライブパフォーマンスを繰り広げます。
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ヒップホップカルチャーのすべてがここに。入場無
近年、スポーツとしての地位も確立されたブレイキンですが、そのルーツは1970年代ニューヨク、ヒップホップカルチャーの黎明期に遡ります。DJの音楽がブレイクに差し掛かると、若者ちはダイナミックなムーブを繰り出し、自己表現のために踊ることから生まれました。そレイキンの始まりであり、このカルチャーの本質です。
▷【ブレイキンとは?】世界的人気を誇るダンススタイルの歴史と基本を学https://www.redbull.com/jp-ja/history-of-breaking
若手×ベテランのエキシビション、東西プライドを懸けたバト 1対1の戦い、そして一般参加OK!限定80組が激突するダンスバト
世界トップクラスの実力を誇るB-Boy & B-Girlたちが集結!レッドブルの精鋭ダンサーで構成さたSHIGEKIXら「Red Bull BC One All Stars」と、TSUKKI、RA1ONをはじめとする若手実チーム「Young Gunz All Stars」によるエキシビションバトルが実現。
さらに、今や世界トップレベルのB-Boyへと成長したHarutoと、Red Bull BC One All Starsのメバーとしても活躍するオランダのLEEによる「1on1 Exhibition Battle」も開催。
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また、ヒップホップシーンを代表する東西のダンサーが、それぞれの地域のプライドを懸けてつかる「Hip Hop Exhibition East vs West」など、多彩なスタイルのダンスバトルが繰り広げられます。
なかでも、一般参加OKの「4on4 Crew Battle」は、総勢80チームによる熾烈な戦いが繰り広られる大混戦必至のバトル。現在、一般参加者を募集中。ヒップホップカルチャーの祝祭ひそのスキルをぶつけてください!
▷ 4on4 Crew Battle エントリーフォーム
https://forms.office.com/r/mTUcHjV
今回のキックオフパーティのほか、今年11月に開催される「Red Bull BC One World Final Toky 2025」に向け、ブレイキンの魅力を体感できるコンテンツが続々登場
日本全国のブレイキンシーンに翼をさずけるツアー実施決
今年3月の日本全国を巡る「Red Bull BC One All Star Tour」では、世界の舞台で活躍するレブルのB-Boy & B-Girlたちが、東京・神奈川・大阪・京都・岡山・青森で、ブショップやバトルコンテンツを開催。日本各地にブレイキンの熱狂とカルチャーのスピリット届けます!ツアーの模様は、「Red Bull BC One」公式Instagramで随時発信。ぜひフォローして、世界トップレベルのムーブをチェックしてください!
今年11月、東京・両国国技館にワールドファイナルを観に行こう!
「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」のチケットを絶賛販売中。世界レベルの1on1ブレイキンバトルを生で観戦するチャンスをお見逃しなく。詳細はレッドブルのイベントページ(は別紙のプレスリリース)をご確認ください。
▷ Red Bull BC One World Final Tokyo 2025イベントページ
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-bc-one-world-final-tok
開催 概要
名称:
Red Bull BC One World Final Kick Off Jam Tok
日時
2025年3月8日(土)11:00〜21
会場:
GARDEN新木場FACTOR
https://garden-shinkiba-factory.com/
住所:
東京都江東区新木場2丁目8
料金
入場無料(ドリンク代別途 600円
※会場キャパシティの都合で入場制限する場合がございます
イベントページ:
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-bc-one-world-final-tokyo/kick-off-jam-t
タイムテーブル
11:00-12:00 DJ
12:00-14:00 4on4 Crew Battle (限定80組予選)
14:00-14:40 DJ
15:00-17:00 4on4 Crew Battle (Top16 / Top 8 / Top 4)
17:00-18:00 Beat Live by Knxwledge
18:00-18:20 1on1 Exhibition Battle
18:20-18:40 Red Bull BC One All Stars vs Young Gunz All Stars
18:40-19:00 Hip Hop Exhibition East vs West
19:00-19:20 4on4 Crew Battle (Final)
19:20-20:00 Live: DLiP Records x DOGEAR Records
20:00-21:00 DJ
実施コンテンツ
Beat Live by Knxwledge
Live: DLiP Records x DOGEAR Records
4on4 Crew Battle
Red Bull BC One All Stars vs Young Gunz All Stars
1on1 Exhibition Battle
Hip Hop Exhibition East vs West
DJ & MC
Graffiti Writ
出演者
Beat Live:
Knxwledge (Stones Throw)
Live:
DUSTY HUSKY (DLiP Records)
BLAHRMY (DLiP Records)
DJ BUNTA (DLiP Records)
YASS (DLiP Records)
ISSUGI (DOGEAR Records)
BES (DOGEAR Records)
BUDAMUNK (DOGEAR Records)
Red Bull BC One All Stars:
SHIGEKIX
ISSIN
KIMIE
ALVIN
Hong10
Young Gunz All Starts:
TSUKKI
RA1ON
COCOA
FUMA
RYOGA
1on1 Exhibition Battle:
Haruto
LEE
Hip Hop Exhibition:
YASS(East)
TAKUYA(East)
TheRetro(East)
LEO(East)
YU-SEI (West)
SORA(West)
ASATO(West)
JUN(West)
Hip Hop Exhibition(DJ):
DJMINOYAMA
Hip Hop Exhibition(MC):
SUV
4on4Crew Battle(Guests):
knuckle(StudentAllStars)
Ouki (StudentAllStars)
Sora(StudentAllStars)
NONESKI (StudentAllStars)
NANAMU(Nagoya)
SHOWSKI (Nagoya)
YAMATO(Nagoya)
KOOLSPIKE(Nagoya)
Shoya(Osaka)
TOGO(Osaka)
Daiki (Osaka)
yoo(Osaka)
AMANE(Fukuoka)
Shonosuke(Fukuoka)
SO-TA(Fukuoka)
Yuta(Fukuoka)
4on4Crew Battle(Judge):
HaruhikoakaWatchm3n
LEE
Perninha
4on4Crew Battle(DJ):
SPRAY(Korea)
SPELL(NewZeland)
4on4 Crew Battle (MC):
KENTARAW
CRUDE
Graffiti Write
WOOD
GOSPEL
MSY & DISE
4on4 Crew Battle エントリーフォーム
https://forms.office.com/r/mTUcHjV
※一般参加O
※限定80チーム(うち4チームはゲスト枠で出場決定)
※1チーム3名以上
※参加条件は満16歳以上
※応募締め切り 3月7日(土)23:59まで。定員になり次
一般のお問い合わせ
Red Bull BC One 事務局
info@iam111.com