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米Amazon、生成AIを搭載した次世代アシスタントAI「Alexa+」発表。自然な会話の中でユーザーの意図をくみ取り、より複雑なタスクを実行可能

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米Amazonは現地時間2月26日、生成AIを搭載した次世代アシスタント「Alexa+」を発表した。従来のアシスタントAI「Alexa」が持つ機能をさらに進化させ、より自然な会話体験と多彩で複雑なタスク遂行能力を備えているという。

月額料金は19.99ドルで、すべてのAmazon Prime会員は無料で利用可能。今後は数週間以内に米国で早期アクセスとして順次展開され、その後は数ヶ月にわたって段階的に提供地域を拡大予定とのこと。

「Alexa+」は、Amazonが2014年より提供してきたアシスタントAI「Alexa」に生成AIなどを組み込んだ次世代のアシスタントAI。さまざまな大規模言語モデル(LLM)やエージェント機能、サービス、スマートホームデバイスなどを組み合わせ、自然な会話の中での複雑なタスクの実行を実現している。

たとえば「Alexa、ここは暗すぎる」と言うだけで、スマートホームと連携したAlexa+が自動的に照明を点灯。これまで以上にユーザーの文脈やニュアンスを理解できるようになった。ほかにも以下のような機能が紹介されている。

  • Prime Videoの中で、俳優名やセリフなどのキーワードから特定のシーンに直接ジャンプ
  • 簡単な音声リクエストで複雑な日々のルーチンを作成
  • 1度の会話でレストランを予約、家族や友人とスケジュールを共有
  • 自分の好みと宅配メニューを自動的にマッチングさせ、食べたいものを注文
  • メールや書類、イベントの招待状などから情報を抽出し、詳細なメモと共にカレンダーに追加
  • Alexa+との日々の会話を要約してメールで送信
  • 「Suno」との連携で、シンプルなリクエストからボーカル・歌詞・楽器演奏を含んだ楽曲を即座に作成
  • 誕生日の招待状や、記念日を記録するユニークな画像をユーザーのプロンプトに基づいて生成
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(画像はAmazonより)

Alexa+は、一部の旧世代デバイスを除くすべてのEcho デバイスをはじめ、Webブラウザ(Alexa.com)、Alexaアプリ、互換性のあるFire TVおよびFire タブレットなどで使用可能。米国で行われる早期アクセス期間中は、Echo Show 8、10、15、21 のデバイス所有者を優先して提供される。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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