オランダの歴史研究者ヨハン・ホイジンガ氏が書く書籍の和訳版『ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み』のKindle版が50%ポイント還元キャンペーンを実施中だ。和訳は、清泉女子大学の名誉教授である里見元一郎氏が手がける。
本著は、「人間の文化は遊びにおいて、遊びとして、成立し、発展した」というまえがきからはじまる文化論が記された書籍だ。ホイジンガ氏の歴史学、民族学、言語学を綜合した独自の研究に基づいて、人間活動の本質が遊びであり、文化の根源にも遊びがあることを看破している。
また、ロジェ・カイヨワ氏の書く『遊びと人間』のKindle版のポイントも50%還元キャンペーンを実施中だ。
内容としては、第1章「文化現象としての遊びの性格と意味」にはじまり、これまでの遊びの定義の不完全性や、遊びと結びつく祭りの本質や信仰と遊びなどについて語られている。
第2章で言語における遊びの概念の構想と、その表現。第3章で「遊びとしての文化」、第4章で「遊びと裁判」。そして戦争、哲学的思考の誕生、詩、芸術、現代文化のスポーツなど、幅広く“遊び”のルーツを追っている。ホイジンガ氏は「遊びは文化より古い」と主張し、文化は遊びの中から始まったとして、人間の本質は「ホモ・ルーデンス」(遊ぶ人)と語る。
ロジェ・カイヨワ氏の書く『遊びと人間』は、日本版での序文で「『ホモ・ルーデンス』のあとをつぐものである」と紹介されている書籍だ。遊びを「競争」、「偶然」、「模擬」、「眩暈」という4つのカテゴリーに分類し、「なぜ人間が遊ぶのか」を考察されている。
このカテゴライズはゲームにも当てはまるとして、『星のカービィ』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』を手がけた桜井政博氏のYouTubeチャンネルである「桜井政博のゲーム作るには」でも紹介されている。
『ホモ・ルーデンス 文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み』のKindle版は50%ポイント還元キャンペーンを実施中だ。価格は1485円(税込)で、743ptが還元される。