『オブリビオン』リマスター版でドレモラ(デイドラ)の女性に出会い、恋をしてしまったユーザーが現れ海外で話題になっている。
海外の掲示板サイトRedditの投稿によると、深淵の暁のメモを頼りに組織へと潜入したユーザーは「信じられないほどかわいいデイドラ(ドレモラ)の女性に出会ってしまった」と語る。彼女は「生贄の人間を燃やせ」と命令してくるも、投稿者は「かわいすぎて逆らえなかった」として檻に閉じ込められている男性を燃やし、ドレモラの女性を召喚する呪文を手に入れた。

投稿者は「ごめんなさい、皇帝陛下。ごめんなさい、マーティン。私は彼女に恋をしてしまったのです」と暴露。
この投稿には、「昔は君のことを英雄だと思っていた。聖騎士のような。もっと考えておくべきだった【※】」と、ゲーム本編のキャラクターが放つ台詞の引用をはじめ、「マーティンなら理解してくれるよ」、「彼女は本当に最高だ」、「デイドラ教団の中でナンパするのは間違ってますか?」といったコメントが多数寄せられた。
※ 原文「I used to think you were a hero. A holy knight and all that. I guess I should have known better.」ゲーム本編のキャラクターである神官Areldurのセリフ。

この度、話題となったのは『オブリビオン』リマスター版で発生するサブクエストの中で遭遇できるデイドラ(ドレモラ)の女性「メエルーンズの先駆者」だ。異次元の存在を崇拝する組織「深遠の暁」のメモを頼りに、彼女の隠れ家を発見できる。
ドレモラとは、『エルダースクロール』シリーズでは異次元の世界である「オブリビオン」の神に仕える住民だ。
帝都のそびえるシロディール近辺に異次元との入口を繋ぐオブリビオンゲートから出現し、人々の生活を脅かす。
メインクエストでは、主人公(プレイヤー)が人々に味方する場合はおもに敵となる存在である。
なお、2006年にオリジナル版が発売された『オブリビオン』は、Bethesda Game Studiosの手がける『エルダースクロール』シリーズの4作目だ。広大な大陸タムリエルの中央に位置するシロディール地方を舞台にしたオープンワールドRPGである。
プレイヤーは10種の種族から出自や見た目を設定し、地下牢に閉じ込められた囚人としてシロディールに降り立つ。メインクエストでは、暗殺者に命を奪われた皇帝から王者のアミュレットを託された主人公が最後の後継者を探すための旅に出ることとなる。
しかし、本作はプレイヤーがどのように立ち振る舞うかの行動にほぼ制限がないため、メインクエストを無視して盗賊や暗殺者、上記のような異次元の存在に屈するようなロールプレイも楽しめる。
約18年後の2025年4月23日には、グラフィックやシステム、一部音声を含むさまざまな部分が刷新されたリマスター版が発売。PC(Steam)版だけでも同時接続者数が最大20万人を突破し、Steamストアページには2万4000件以上のレビューが寄せられ「非常に好評」を獲得している。
リマスター版『オブリビオン』はPS5、PC(Steam/Microsoft Store)、Xbox Series X/Sに向けて発売中だ。