わずか5日で完売していた体験型カレンダー『人のカレンダー』の再販が開始した。
一見すると普通の卓上カレンダーに見えるが、このカレンダーが一般的なカレンダーと異なるのは、ある少女の予定が最初から書かれているという点だ。
このカレンダーの持ち主は、鋳波島という島の高校に通う「川凪こよみ」という女子高生だと思われ、表紙にはプリクラも貼られている。
鋳波島は実在しない島であるが、公式サイトは実在しており、「川凪こよみ」が鋳波島神社の巫女に就任した記事などが確認できる。
実はこのカレンダーは、もちろんカレンダーとしても使用できるのだが、各日付に書かれている予定がリアルタイムに発生し、それをインターネットから観測していくという体験型のカレンダーであり、一種の謎解きアドベンチャーゲームになっている。
たとえば、鋳波島の公式サイトには島民専用の掲示板が用意されており、本来であれば島民しか閲覧することができないが、巫女就任の記事に添付されているイラストなどから、掲示板を閲覧するための情報を入手することができる。
そしてカレンダーに書かれている最後の予定は「わたしは殺される」となっており、彼女を島の因習から救い出すのがこの作品の目的となっている。
本作を手掛けるのは『事故物件鑑定士試験』や『かがみの特殊更生施設』を手掛ける第四境界で、本作はARG(代替現実ゲーム)と呼ばれるジャンルに分類される。
体験型カレンダー『人のカレンダー』は第四境界の公式オンラインショップにて、3,800円(税込)にて販売中だ。