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司馬遼太郎『燃えよ剣』ほか多数の作品でKindle版50%ポイント還元セールが実施中。新撰組副長・土方歳三の生涯を描く名作歴史小説。文庫版は2巻完結で、初めての司馬遼太郎作品としてもおすすめ

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司馬遼太郎『燃えよ剣』のKindle版書籍が、現在50%のポイント還元セールを実施している。文春e-bookの新装版で税込1400円、そのうち700円分がポイントとして還元される。

現在本書を始めとして、多数の司馬遼太郎がポイント還元のセールを実施中。同著者のセール対象作は『坂の上の雲』『竜馬がゆく』『翔ぶが如く』『功名が辻』など多数に及ぶが、対象外の作品も多い。詳細についてはストア上にてご確認いただきたい。

司馬遼太郎は昭和から平成期にかけて活躍した作家で、中でも歴史小説のジャンルで数多くの作品を執筆した人物。『燃えよ剣』は同氏の代表作のひとつで、江戸時代末期、いわゆる幕末を舞台に新撰組副長・土方歳三の戦いを描いた小説だ。

新撰組、そして土方歳三については、本書を含めさまざまな小説・映画・マンガ・ゲームなどで題材として取り上げられているが、本書はその源流となるイメージを形作ったとされる小説のひとつ。

武州・多摩の「バラガキ」であった田舎少年が、天然理心流四代目・近藤勇と出会い、彼と共に史上類のなかった剣豪集団・新撰組を組織。やがて幕府の瓦解とともにすべてが失われながらも、なおも戦いに向かって進み続けた闘志の塊のような人物の生涯を、巧みな筆致で描く。

同書は長編作品の多い司馬遼太郎作品の中でも文庫版で2巻と(比較的)短く、また現在の人々にとってもなじみのある題材を扱っていることから、これまで同著者の作品を読んだことがないという人にもおすすめしやすい本のひとつ。刊行から時代を経てもたびたび映像化されるなど、現代まで根強い人気を誇っている。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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