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任天堂が「ニンテンドースイッチ2」の“生産体制の強化に努める”と言及。公開された「第85期 定時株主総会 質疑応答」にて。生産や供給の体制を整え、Switch 2を少しでも多くお届けできるよう尽力するという

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任天堂株式会社は7月2日、同社が6月27日に実施した「第85期 定時株主総会」について、質疑応答を公式サイトに掲載した。

本株主総会では、6月5日に発売された「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」の“生産体制の強化”に努めていくことなどが語られた。公式サイトには全18個の質問と回答が公開されている。

本株主総会には、任天堂の代表取締役社長・古川俊太郎氏や代表取締役 フェロー・宮本茂氏をはじめとした、任天堂の取締役が出席。株主からの質問を古川氏を中心に回答している。

今回公開されている質疑応答のなかでは、任天堂より6月5日に発売された新型ハード「Nintendo Switch 2」についての質問(Q3)が見られた。内容としては、「Nintendo Switch 2」の国内での需要が満たせていなかったと考えているが、その要因は生産数の不足か、それとも需要の予測が甘かったのか、というものだ。

本質問に古川氏は、「現在多くの国において供給を上回る需要をいただいている状況にある」と回答。4月上旬に実施した、“一定の条件を満たす方のみ応募できる抽選販売”の際に、当社の想定を大きく上回る220万人を超える応募があり、その大半に応えられなかったことを自身の名前で公式Xアカウントにてお詫びをしたとコメントした。

続けて古川氏は、マイニンテンドーストアでは計4回の抽選販売を実施してきたが、いずれにも当選されていない方がいる状況であり、こうした方々に向けて第5回の抽選販売を7月上旬より実施する旨を案内したこと語っている。

そして販売店においても、発売当初は抽選の形式で販売されていたが、少しずつ店頭販売をしている店舗も多く現れてきていると認識しているという。任天堂としては、引き続き生産体制の強化に努めるなど生産や供給の体制を整えながら、お客様のもとに少しでも多くのNintendo Switch 2をお届けできるように努めていくようだ。

なお、Nintendo Switch 2の抽選販売に関する質問(Q6)もあり、古川氏はポジティブなものからネガティブなものまで、さまざまなご意見をいただいているという。今後それらを社内で整理し、将来に向けての学びにするとコメントした。

また、上記のほかにも「映像事業の今後の展開」、「ゲーム音楽とIP活用の拡大」、「独創の精神と人材育成」などの質問および回答があった。

本質疑応答から、任天堂がIPの多角的な展開を通じて「任天堂IPに触れる人口の拡大」の基本戦略を継続していること、「Nintendo Switch 2」の供給課題に直面しつつも生産強化に努めていること、そして「娯楽は他と違うからこそ価値がある」という「独創の精神」を核とした企業文化と人材育成に力を入れていることが読み取れる。

さらに、ゲーム開発費高騰への対応策や、新ハードの価格と子供への普及に関する考えも示されている。「第85期 定時株主総会 質疑応答」全文は公式サイトにて確認可能だ。

※任天堂「第85期 定時株主総会 質疑応答」の一部を引用してしています。

ライター
気になったゲームは古今問わず遊ばずにはいられない性格。シリーズ物も大好き。 中学生の時に東方Projectに触れてからゲーム音楽へ目覚め、アトリエシリーズと出会い覚醒。普段聴く音楽が9割ゲーム関連となってしまった。 幅広いジャンルのゲームを遊びながら、まだ見ぬゲーム音楽との出会いを求めて日夜探求し続けている。

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