高屋良樹氏によるマンガ『強殖装甲ガイバー』がKindleにて50%ポイント還元を実施中だ。全32巻を購入した場合の価格は1万9342円(税込)で、うち半額の9671ポイントが還元となる。
本作は、1985年より徳間書店「月刊少年キャプテン」創刊号にて連載を開始した作品。その後の連載は角川書店の「月刊エースネクスト」を経て「月刊少年エース」に移り、現在に到る。現在は長期休載が続いており、作品としては現時点では未完結となっている。
主人公の高校生・深町晶は偶然にも謎の物体「ユニットG」を手にした事で無敵の殖装体「ガイバー」に変身してしまう。ユニット奪還をもくろむ秘密結社クロノスに狙われることになった晶は、彼らの送り込む「獣化兵(ゾアノイド)」たちと戦っていき、やがてクロノスの世界征服という陰謀に立ち向かっていくことになる。

本作の魅力はなんといってもその「熱さ」。正義感にあふれる主人公・深町晶と「黒いガイバー」に変身する冷血なライバルキャラ・巻島顎人が時に共闘し、時に対立するさまや次々と現れる敵怪人たちと彼らを操る秘密結社の幹部たち「十二神将」の存在、新たな力を得てパワーアップした姿になるイベントなど、変身ヒーローものの「王道」を突き進む作品となっている。ただ、ストーリーは決して定石通りという訳ではなく、中盤以降には驚きの展開も待っている。
さらに始めは敵キャラとして登場したとある怪人が主人公のことを好敵手と認めて「お前を倒すのはこの俺だ」と手を貸し、仲間になる展開もある。彼はその後主人公側の人々と関係を深めていくのだが、友情をきっかけとした彼のパワーアップイベントは作中でも屈指の名場面である。そういった「男たちの熱いシーン」に事欠かないのがこの作品だ。
現在長期休載中なのが惜しまれるところではあるが、精緻なデザインによるガイバーたちの迫力ある戦闘シーンや上記のような人間ドラマなどが楽しめる作品となっている。
マンガ『強殖装甲ガイバー』はKindleにて50%ポイント還元を実施中だ。