10月17日、ゲーム内の表現・事象をさまざまな分野の専門家に語ってもらう「ゲームさんぽ/よそ見」チャンネルにて、「長崎バイオパーク園長と見るPlanet Zoo」が公開された。
本動画は、長崎バイオパークの園長・伊藤雅男氏と一緒に、動物ゲーム『プラネット ズー』を見ていく動画となっている。「ゲームさんぽ /よそ見」公式YouTubeチャンネルおよびニコニコ動画にて視聴することが可能だ。
「ゲームさんぽ」は、さまざまな分野に精通する専門家の目線でゲームを分析する動画シリーズ。専門家とゲームを遊ぶ中で、専門家独自の視点や世界の見え方、知識などが楽しめる人気企画だ。
今回の動画では、ゲストに長崎バイオパークで園長を務めている伊藤氏が登場。一緒に動物園シミュレーションゲーム『プラネット ズー』の動物を観察する内容となっている。伊藤氏は動物のほか昆虫がお好きなようで、長崎バイオパークには昆虫館という建物が存在しているようだ。園長となった現在でも昆虫の世話をしているが、以前はカバやキリンといった哺乳類の面倒を見ていたという。
動画ではまず、『プラネット ズー』のゲーム概要について説明。本格的な動物園シミュレーターとして人気を博している本作は、動物の飼育のほかにも、スタッフを雇用したりマーケティングしたりするといった、動物園の運営・経営も可能な作品だ。伊藤氏はこのゲームシステムについて、日本で言えば公立のものよりも民間の動物園のイメージに近いとコメント。状況的にはリアルと考察していた。


その後、実際にゲーム画面に以降。そこで伊藤氏は動物園の開園時間に着目する。現在、犬猫などのペットは夜間販売が禁止されており、それが今後、動物園にも影響してくるかもしれないという。これは「動物にも休む時間が必要」との考えから来ており、伊藤氏は「動物が休めれば我々も休める」と、夜間営業の人員配置なども考慮したコメントを残していた。
続けて、ゲーム内の動物園の入り口に飼育されているダチョウとシマウマを伊藤氏と観察。ダチョウの雛も生まれていた飼育スペースを見た伊藤氏は、「懐かしいなヒナ」とかつて育てた思い出を振り返る。ダチョウをはじめとする飛べない鳥「走鳥類」は脚が一番重要であり、先に胴体が成長して脚に負担がかからないようバランスよく育てることが大切とのことだ。
また、シマウマの飼育について質問された伊藤氏は、シマウマはトラブルメーカーであると語る。理由として、気が強い・好奇心旺盛といった性格の面から、オス同士の喧嘩が激しいことから複数飼うのはなかなか難しいなど解説。特にオス同士一緒に飼育できないという動物は草食でも結構多いようで、分けるスペースも必要であると紹介している。また、シマウマは輸送が一番大変とのことだ。
(画像はYouTubeより)
『プラネットズー』を動物園の園長・伊藤雅男氏と一緒に見ていく動画は現在、「ゲームさんぽ /よそ見」公式YouTubeチャンネルおよびニコニコ動画にて公開中だ。動画ではほかにもビーバーやアライグマなどについても解説されている。