株式会社バンダイナムコフィルムワークスは、映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が本日11月18日をもって劇場公開30周年となることを記念して、制作した記念ロゴと同作の監督・押井守氏のコメントを公開した。また、30周年を記念して公式YouTubeで公開予定の新規動画についても発表した。
映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、士郎正宗氏によって連載されたマンガ「攻殻機動隊」を原作とするアニメーション作品だ。
マンガ「攻殻機動隊」では、全身義体(サイボーグ)の主人公・草薙素子と、彼女をリーダーとした部隊「攻殻機動隊(公安9課)」が、人とネットの境界が曖昧な未来で複雑化した凶悪犯罪に立ち向かう物語が描かれる。同作はこれまでに劇場アニメ・テレビアニメ・ゲームなどの多彩なメディアで独自の物語や表現が描かれつづけてきた。その人気は強く、2026年に再度テレビアニメの放送が決定しているほどだ。
その中でも映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、マンガ「攻殻機動隊」を原作とした最初の映像化作品で、監督はアニメ映画『機動警察パトレイバー the Movie』や『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』を手がけた押井守氏が務める。また、同作の内容は1995年11月18日の劇場公開以降、各界に多大な影響を与え、国内外から今もなお支持を受け続けている。
今回の発表は、映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の劇場公開が本日2025年11月18日をもって30周年を迎えることを記念したものだ。発表では、アーティスト・YOSHIROTTEN氏が手がける30周年の記念ロゴが公開された。ロゴは、変化し続ける「ネットと人間」の関係を象徴するような、ノイズや揺らぎが表現されたビジュアルとなっている。
また、同作の監督である押井氏からのコメントが公開され、押井氏は「気がついたら30年経っていた。映画、ビデオ、DVDなどメディアを変えてなおこの作品が愛され続けているのは原作の持つ力と、応援してくれる皆さんのおかげだ。」と語っている。
くわえて、攻殻機動隊公式YouTubeチャンネルでは、30周年を記念するコンテンツを公開することも発表された。コンテンツには、「攻殻機動隊」シリーズについてタチコマが教えてくれる動画や、各キャラクターのPVなどがある。
また、押井守監督へファンからの質問を行うインタビュー企画も行われることが発表され、本日より質問の募集も開始している。こちらの詳細は『攻殻機動隊』シリーズの公式SNSを確認できる。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が本日劇場公開30周年
押井守監督コメント公開、YOSHIROTTENによる記念ロゴ&
特別企画「押井守監督に30の質問聞いてみた」、「はじめての攻殻機動隊」など
公式YouTubeチャンネル新コンテンツが一斉解禁!
1995年11月18日。
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、日本アニメーションの歴史において決定的な転換点となる作品として劇場に登場した。人とネットの境界が曖昧になる未来を描き、サイバーパンクという言葉を世界に広めた本作は、その哲学的なテーマと革新的な映像表現で、いまなお世界中のクリエイターに影響を与え続けている。そして本日、2025年11月18日、『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』は、ついに劇場公開30周年を迎えた。
以下、本作監督の押井守氏のコメントが公開された。
「気がついたら30年経っていました。映画、ビデオ、DVDなどメディアを変えてなおこの作品が愛され続けているのは原作の持つ力と、応援してくれる皆さんのおかげだと思います。」
またアーティスト・YOSHIROTTENが手がけた30周年記念ロゴが本日公開された。
“電脳と生命のあいだ”という攻殻機動隊の根源的テーマを、デジタルのノイズと有機的な揺らぎで再構築。30年にわたり変化し続ける〈ネットと人間〉の関係を象徴するビジュアルとなっている。
このロゴは、期間限定にて攻殻機動隊グローバルサイトや、今後展開される30周年関連プロジェクト共通シンボルとして使用される、さらには近日中にムービングロゴの公開も予定。続報は攻殻機動隊公式SNSにてアナウンスされる。
そのほか、30周年を記念して攻殻機動隊公式YouTubeチャンネルの新コンテンツ公開が発表された。
押井守監督へ“30の質問”を投げかける特別インタビュー企画「押井監督に30の質問聞いてみた」が公開予定。
こちらは本日より攻殻機動隊公式SNSでファンから質問の募集が開始されている。
そして、これまで作品に触れたことのない方への入門企画「はじめての攻殻機動隊」も近日公開予定。タチコマ(CV玉川砂記子)が解説するファンも楽しめるコンテンツとなっている。
さらに、キャラクターに焦点をあてた新規キャラクターPVシリーズ第1弾として「草薙素子ver.」も近日公開予定。今後各キャラクターのPVが公開されていく予定だ。
劇場公開を記念して様々な動きを見せた「攻殻機動隊」。
2026年は1月末開催のTOKYO NODE「攻殻機動隊展」を皮切りに、
アニメーション制作:サイエンスSARUによる新作TVアニメの放送も控えている。
――30年という歳月を経てもなお、『攻殻機動隊』は未来への問いを止めない。
そして今、再び“再起動”の時を迎えている。今後も目が離せない。
YOSHIROTTEN 30周年記念ロゴ
押井守監督コメント
気がついたら30年経っていました。
映画、ビデオ、DVDなどメディアを変えてなおこの作品が愛され続けているのは原作の持つ力と、応援してくれる皆さんのおかげだと思います。
押井守
1951年8月8日生まれ。東京都出身。東京学芸大学教育学部卒。1997年、竜の子プロダクション(現:タツノコプロ)に入社。
スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら オンリー・ユー』、『天使のたまご』、『機動警察パトレイバー 劇場版』など。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』はアメリカ「ビルボード」誌セル・ビデオ部門で売り上げ1位を記録。『イノセンス』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された。
YOSHIROTTENコメント
1995年に公開された映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から30年。
そして、この映画の舞台である2029年までもう目前となった今、
私たちの前に現れるこの作品は、もはや“昔のSFアニメ“ではない。
時代とともに、私たち自身がその世界へと近づいてきた——
そんな奇妙な感覚を呼び起こす作品だ。
来たるとされていたAIの時代を、私たちはいま体感し始めている。
目の前の街は、現実なのか。
それとも、ホログラムに映る情報世界なのか。
光の点滅によって姿を現し、
やがて光学迷彩のように闇へと溶けていく——
そんなイメージから、このロゴデザインは生まれた。
YOSHIROTTEN
1983年生まれ。地球・光・色彩を題材に、自然界と都市文化、空想科学と精神世界が混じり合う世界観を描くアーティスト。デジタル表現と物質的素材の探究など一見相反するような領域を、平面から立体、映像といった様々なメディウムによる表現を通して横断的に模索しています。主な個展に〈FUTURE NATURE〉(TOLOT heuristic SHINONOME,2018年)、〈SUN Installation〉(国立競技場・大型車駐車場, 2023年)、〈Radial Graphics Bio / 拡張するグラフィック〉(ギンザ・グラフィック・ギャラリー, 2024年)、〈FUTURE NATURE II In Kagoshima〉(鹿児島県霧島アートの森, 2024年) その他、国内外での個展やグループ展など。クリエイティブ・スタジオYAR代表。
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
西暦2029年—企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなるほど、情報化されていない近未来。
情報化ネットワークが地球を幾重にも覆い尽くし、一方でコンピューター犯罪やサイバーテロが日常化した時代。
公安9課、通称「攻殻機動隊」に所属する草薙素子は、国際的に指名手配された謎ハッカー“人形使い”を巡る捜査に乗り出すことになる。人形使いとは、さまざまな人間記憶や行動を、脳をハッキングすることで操るという特徴的な犯行スタイルのために付与されたコードネームだったが、その正体は一切不明ままであった。
一連の事件の捜査の中で、少しずつ人形使いに近づいていくかにも思える草薙。しかし実は人形使いの方からも草薙へのアプローチを試みていた。そしてついに人形使いは草薙の前に姿を現すのだが……。
記念すべき最初の『攻殻機動隊』アニメにして金字塔。
西暦2029年の近未来を舞台に、原作・士郎正宗監督・押井守で1995年に劇場公開された。本作は、当時、最先端の映像技術と深遠なSF的世界観で日本アニメーションの魅力を世界に知らしめた。
そして、2008年に大幅にCG表現を追加した『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』が公開された。
攻殻機動隊公式YouTubeチャンネル新企画
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』30周年特別企画
押井守監督に30の質問聞いてみた
30周年にあやかり、 『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』監督の押井守氏にファンからの“30の質問”を投げかける特別インタビュー企画を実施。
本日より攻殻機動隊公式SNSで質問が募集されている。
はじめての攻殻機動隊
これまでシリーズに触れたことのない方への入門企画「はじめての攻殻機動隊」がスタート。
動画内の解説はタチコマ( CV:玉川砂記子)が担当し、ファンも楽しめるコンテンツとなっている。
キャラクターPVシリーズ
シリーズに登場する各キャラクターに焦点をあてたPVシリーズがスタート。
第1弾として「草薙素子ver.」が近日公開。
今後も様々なキャラクターが順次公開予定となっている。
※掲載のサムネイル画像はイメージです。
『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』情報
「攻殻機動隊」全アニメシリーズを横断する史上初の大規模展
『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』
■会期
2026年1月30日(金)~4月5日(日)
■会場
TOKYO NODE GALLERY A/B/C
(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45F)
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-6-2
▼チケット情報
■ 特典付きチケット
・劇場アニメ公開30周年記念
── オリジナルTシャツ+複製フィルム付き
「30周年記念 “1995” チケット」
(ローチケ限定1,995枚)
・35mmフィルムの複製カット付きチケット
・キービジュアル仕様トートバッグ付きチケット
■電脳VISION体験チケット
ARグラスを装着し、タチコマのナビゲートで電脳空間へDIVE。
草薙素子の視界を追体験する、新たな没入体験。
<ローチケ>
https://l-tike.com/ghostintheshell-ex/
<LivePocket>
https://sp.livepocket.jp/exhibition-ghostintheshell
■ 主催
攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会
株式会社講談社
森ビル株式会社
KDDI株式会社
株式会社プロダクション・アイジー
株式会社パルコ
株式会社バンダイナムコフィルムワークス
協力
株式会社STYLY
■ 公式サイト
https://www.tokyonode.jp/sp/exhibition-ghostintheshell/
■ 公式SNS
Instagram:https://www.instagram.com/ghostandtheshell/
X:https://x.com/Gats_exhibition
(C)士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会
新作TVアニメーション『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』情報
作品名称:攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL
作品形式:TVアニメーション
原作:士郎正宗(講談社 KCデラックス刊)
監督:モコちゃん
シリーズ構成・脚本:円城塔
キャラクターデザイン・総作画監督:半田修平
アニメーション制作:サイエンスSARU
放送時期:カンテレ・フジテレビ系 全国ネット
毎週火曜よる11:00?”火アニバル!!”枠にて2026年 放送予定
TVアニメーション
『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』
特報第2弾 ver.Hajime Sorayama
(C)2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE
攻殻機動隊
1989 年に漫画家・士郎正宗が、青年誌「ヤングマガジン」の増刊「ヤングマガジン海賊版」第 5 号から連載を開始した SF 作品。電脳戦や格闘などで優れた能力を持つ全身義体(サイボーグ)の草薙素子。階級「少佐」の彼女をリーダーとした攻性の部隊「攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描いた物語である。リアルで精密な描き込みとともに、サイバーパンク的な要素や哲学的なテーマを探求しながら、人間とテクノロジーの融合、個人のアイデンティティなどについて深く考察していて多くのクリエイターたちに影響を与えた。その後 1995 年に押井守が監督を務めた劇場アニメーション『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』、2002 年に神山健治が監督を務めたテレビアニメーション『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、2013 年に黄瀬和哉が総監督を務めた劇場アニメーション『攻殻機動隊 ARISE』、2017 年にハリウッド版実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』、2020 年に神山健治、荒牧伸志のダブル監督で制作された配信アニメーション『攻殻機動隊 SAC_2045』が発表された。そして 2026 年には監督にモコちゃん、シリーズ構成・脚本に円城塔、キャラクターデザイン・総作画監督に半田修平、アニメーション制作:サイエンス SARU による新作 TV アニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』の放送を控えている。『攻殻機動隊』は劇場アニメーション、テレビアニメーション、ゲームなど様々な広がりを見せるが、それぞれ漫画とは違った独自の物語、解釈や表現で展開されている。
(C)士郎正宗/講談社
(C)1995士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT
(C)2004士郎正宗/講談社・IG,ITNDDTD
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊新劇場版」製作委員会
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
【インフォメーション】
○『攻殻機動隊』公式X(旧名Twitter):アカウントユーザー名:@thegitsofficial
○『攻殻機動隊』公式Instagram:アカウントユーザー名@theghostintheshellofficial
○『攻殻機動隊』公式グローバルサイト:https://theghostintheshell.jp

















