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NVIDIA、超解像技術の最新版「DLSS 4.5」を発表。GeForce RTX 50シリーズを使用したパストレーシングにおいて、4K 240Hzの描画を実現。『バイオハザード レクイエム』『プラグマタ』『007 ファーストライト』など、今後発売のDLSS 4対応タイトルも発表

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NVIDIAは日本時間1月6日、米国で開催中の「CES 2026」において、最新のアップスケーリング技術である「DLSS 4.5」を発表した。

「DLSS 4.5」は、AIによるフレーム生成機能を飛躍的に強化した最新バージョンだ。あわせて、画質の向上を司るAIモデルも第2世代へと刷新されており、パフォーマンスとビジュアルの両面で大きな進化を遂げている。

NVIDIA、CES2026において「DLSS 4.5」を発表。『バイオハザード レクイエム』『プラグマタ』など対応予定_001
(画像はYouTube「GeForce On Community Update | CES 2026」より)

DLSS 4.5における注目の機能追加は、「ダイナミックマルチフレーム生成」と「6X マルチフレーム生成モード」の導入である。本機能では、従来のレンダリングフレーム1枚に対し、最大で5枚の中間フレームをAIが生成することが可能となる。

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(画像はYouTube「GeForce On Community Update | CES 2026」より)

これにより、GeForce RTX 50シリーズを使用した際、物理法則に基づいた光の挙動を再現する「パストレーシング」を用いた描画負荷の高いシーンであっても、4K解像度で秒間240フレーム以上の描画が実現するという。これらGeForce RTX 50シリーズ向けのマルチフレーム生成機能は、今年の春に利用可能となる予定だ。

一方、DLSS超解像度向けに「第2世代Transformerモデル」が導入され、すべてのGeForce RTXユーザーが画質向上の恩恵を受けることが可能。こちらは本日よりNVIDIAアプリを通じて利用可能となっている。

また、「DLSS 4」対応タイトルの拡充についてもアナウンスされた。現在、250以上のタイトルがDLSS 4に対応しており、『バイオハザード レクイエム』『プラグマタ』『007 ファーストライト』といった今後発売される大型タイトルでも、発売と同時にサポートが見込まれている。

このほか、「G-SYNC Pulsar」搭載モニターの発売開始や、NPCのAI化を推進する「NVIDIA ACE」およびMOD制作環境「RTX Remix」の機能拡張、RTX AI PCにおける動画・画像・テキスト生成向けのAIアップグレードなど、多岐にわたる最新情報が公開された。これら技術の詳細については、NVIDIA公式ブログを確認されたい。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


NVIDIA DLSS 4.5、パス トレーシング、G-SYNC Pulsar がパフォーマンスとビジュアルを強化し、ゲームプレイをスーパーチャージ

第 2 世代 AI Transformer モデルによりアップグレードされた超解像度により DLSS テクノロジが進化し、6X ダイナミック マルチフレーム生成が導入されます。さらに、大幅な RTX アクセラレーションが ComfyUI、LTX-2、Llama.cpp などの主要な AI ツールに導入され、RTX Remix、GeForce NOW、NVIDIA ACE の機能強化も行われます。

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本日、CES において、NVIDIA は DLSS 4.5 を発表しました。DLSS 4.5 では、ダイナミック マルチフレーム生成、新しい 6X マルチフレーム生成モード、そして DLSS 超解像度向けの第 2 世代 Transformer モデルが導入され、ゲーマーは最新かつ最高のタイトルを、強化されたパフォーマンスとビジュアルで体験できるようになります。

現在、250 を超えるゲームとアプリが NVIDIA DLSS 4 テクノロジに対応しており、『007 First Light』、『Phantom Blade Zero』、『PRAGMATA』、『バイオハザード レクイエム』など、今年最大のタイトルが発売と同時にサポートする予定です。

さらに、RTX Remix Logic が登場し、Remix MOD プラットフォームの機能が拡張されました。これにより、MOD 制作者はリアルタイムのゲーム イベントに基づいて、ゲーム全体に動的なグラフィックス効果を適用できるようになります。

さらに、『Total War: PHARAOH』で実演された NVIDIA ACE テクノロジは、AI がプレイヤーをゲーム内の複雑なシステムやメカニクスのナビゲートにどのように役立つかを示しています。

『PUBG: BATTLEGROUNDS』では、NVIDIA ACE を搭載した PUBG Ally が長期記憶機能を追加し、その知性と機能を進化させています。

そして今週発売される G-SYNC Pulsar モニターは、ティアリングのない体験と 1,000Hz 以上の実効モーション クラリティ、そして G-SYNC Ambient Adaptive Technology を提供し、ゲーマーにとって新たなゴールド スタンダードを確立します。

NVIDIA DLSS 4.5 が 4K 240Hz のパストレーシング ゲーミングを実現

NVIDIA DLSS 4.5 では、ダイナミック マルチフレーム生成と新しい 6X マルチフレーム生成モードが導入されています。

DLSS 4.5 は、従来のレンダリングされたフレームごとに最大 5 つの追加フレームを生成できるため、パフォーマンスを動的に向上させ、GeForce RTX 50 シリーズ GPU を使用したパス トレーシングにおいて、240 フレーム毎秒以上のゲーミングを可能にします。これにより、これまでで最もスムーズなゲームプレイ体験が実現します。ダイナミック マルチフレーム生成と 6X マルチフレーム生成は、今年の春に利用可能になる予定です。

DLSS 超解像度向けの第 2 世代 Transformer モデルも NVIDIA DLSS 4.5 に搭載され、すべての GeForce RTX GPU で 400 以上のゲームやアプリに最先端の画質をもたらします。第 2 世代 Transformer は、すべての GeForce RTX GPU 向けに NVIDIA アプリから今すぐお試しいただけます。詳細はこちらをご覧ください。

250 以上の DLSS 4 対応ゲームとアプリが利用可能

DLSS 4 のマルチフレーム生成は、昨年の CES で 75 のゲームとアプリとともに発表されました。現在では、『ARC Raiders』、『Battlefield 6』、『Clair Obscur: Expedition 33』、『Where Winds Meet』など、2025 年に最もプレイされたタイトルを含む、250 以上のゲームとアプリがサポートしています。

本日発表された、最新の GeForce RTX テクノロジに対応する新規タイトルとアップグレード タイトルには、『007 First Light』、『Active Matter』、『DEFECT』、『Phantom Blade Zero』、『PRAGMATA』、『バイオハザード レクイエム』、『Screamer』などが含まれます。詳細はこちらをご覧ください。

次世代の G-SYNC Pulsar ゲーミング モニターが発売

2013 年の G-SYNC の登場は、ディスプレイとゲーミングに革命をもたらし、現在ではすべての主要なディスプレイ メーカーが採用している可変リフレッシュレート (VRR) テクノロジを導入しました。これにより、ゲーマーは応答性の高いゲームプレイのために最適化する際に、画面のティアリング現象に悩まされることがなくなりました。

G-SYNC Pulsar ディスプレイは、NVIDIA の先駆的な VRR テクノロジの最新の進化です。可変周波数バックライト ストロビングの発明により、1,000Hz 以上の実効モーション クラリティを実現し、動きのあるコンテンツの鮮明さと視認性を大幅に向上させました。これにより、ゲーマーはターゲットをより正確に追跡し、ゲームプレイにおいて一貫したスムーズさを維持できます。

さらに、新しい G-SYNC Ambient Adaptive Technology は内蔵光センサーを使用し、昼夜を問わずあらゆる時間帯に最適な視聴ができるよう、色温度と明るさを自動的に調整します。詳細はこちらをご覧ください。

RTX Remix Logic がクラシック ゲームにダイナミックなグラフィックス効果をもたらす

多くの象徴的な PC ゲームは、忘れがたいストーリー、キャラクター、そしてゲームプレイで今もなお愛されています。しかし、テクノロジの進歩に伴い、ビジュアルが時代遅れになり、ゲーマーが作品に没頭することが難しくなることがあります。

NVIDIA RTX Remix は、最先端のパス トレーシング テクノロジを用いて、これらの不朽の名作のグラフィックスを再構築するために開発された、RTX AI PC 向けの MOD 制作プラットフォームです。長年のファンがお気に入りの冒険を驚異的なビジュアル ディテールで追体験できると同時に、新たな世代のプレイヤーにもプレイの機会を提供します。

RTX Remix の新しいアップデートである RTX Remix Logic は、今月下旬に NVIDIA アプリから利用可能になります。Remix Logic は、RTX Remix MOD をゲーム内の刻一刻と変化するアクションに対して視覚的に反応させるロジック システムです。MOD 開発者は、900 以上の設定を自由にカスタマイズして、ゲーム内のさまざまなイベントに基づいてダイナミックなグラフィックス効果をトリガーできるようになります。

これまで、リアルタイムのゲーム イベントに応じてゲームのグラフィックスを変更することは、ソース コードまたはエンジンにアクセスできるユーザーに限られていました。RTX Remix はこの障壁を取り除き、MOD 制作者はオリジナルのエンジン コードに触れることなく、165 種類以上のクラシック ゲームのビジュアルをカスタマイズできるようになります。詳細はこちらをご覧ください。

NVIDIA ACE が新しい AI チームメイトとアドバイザーを強化

ノンプレイアブル キャラクター (NPC) は、従来、プレイヤーに対して台本通りのインタラクションを提供するよう設計された厳格なルールに従っていました。NVIDIA は、対話型 NPC を AI を用いて人間のプレイヤーのように認識、計画、行動する自律型ゲームキャラクターへと進化させるため、NVIDIA ACE AI テクノロジ スイートを拡張しています。

数々の受賞歴を誇る『Total War』シリーズのクリエイターである Creative Assembly は、『Total War: PHARAOH』で NVIDIA ACE を試験的に導入し、プレイヤーがゲームの様々なシステムやメカニクスを学ぶのを支援する、新しい動的な AI アドバイザーを実現しています。プレイヤーの指示、現在のゲーム状態、そしてゲームの複雑なデータベースから取得したデータを処理することで、アドバイザーはプレイヤーの行動に合わせてリアルタイムかつ状況に応じたガイダンスを提供し、キャラクターの個性やゲームの世界観、時代設定に忠実であり続けます。

KRAFTON は、『PUBG: BATTLEGROUNDS』に登場する NVIDIA ACE 搭載の AI チームメイト PUBG Ally に長期記憶機能を追加し、プレイヤーが攻撃計画やその他の戦術的な作戦について互いに命令したり、コミュニケーションを取ったりすることが可能になります。長期記憶機能により、Ally は過去のパフォーマンスやゲームプレイでのやり取りを記憶し、過去の出来事に関するコメントを返答に盛り込むことができます。PUBG Ally は、今年前半に、英語、韓国語、中国語を使用するプレイヤー向けに、『PUBG: BATTLEGROUNDS』 Arcadeを通じて期間限定のユーザー テスト イベントの一環として最初にリリースされる予定です。

GeForce NOW、RTX クラウド ゲーミングをより多くのデバイスに拡大

NVIDIA は、本日 CES で発表された GeForce NOW の最新アップデートにより、PC ゲーミングのアクセシビリティの限界をさらに押し広げ、GeForce RTX 5080 クラスの性能をさらに幅広いデバイスに提供します。ゲーマーは、Linux システムおよび Amazon Fire TV Stick 向けの新しいネイティブ アプリを通じて、超高忠実度の RTX ビジュアルを体験できるようになります。これは、コミュニティからの最も多い要望に応えるものです。

HOTAS (Hands On Throttle-And-Stick) フライト コントロール周辺機器への新たなサポートにより、シミュレーション タイトルへの没入感が高まり、フライト ゲームや宇宙戦闘ゲームにおいて正確な入力とスムーズなストリーミング応答が可能になります。また、GeForce NOW は Gaijin タイトル向けの合理化されたシングルサインオンを導入し、セットアップ時間を最小限に抑え、プレイヤーがお気に入りのゲームをより早く開始できるようにします。

GeForce NOW のライブラリは拡大を続け、『007 First Light』、『Active Matter』、『バイオハザード レクイエム』、『紅の砂漠』 など、今後発売予定の主要タイトルがクラウドで同時配信されます。これにより、ゲーマーは最新の大作を PC で発売される同じ日にストリーミングで楽しむことができます。これらはすべて NVIDIA RTX テクノロジによって実現されています。詳細はこちらをご覧ください。

RTX AI PC が AI による動画、画像、テキスト生成を加速

CES において、NVIDIA は GeForce RTX GPU およびノート PC 向けの AI アップグレードを発表しました。これらのアップグレードは、開発者が PC 上で生成 AI を展開するために必要なパフォーマンスとメモリを解放するもので、以下の内容が含まれます。

ComfyUI における PyTorch-CUDA の最適化とネイティブ NVFP4/FP8 精度サポートにより、動画および画像生成 AI のパフォーマンスが最大 3 倍向上し、VRAM 使用量を 60% 削減。
ComfyUI への RTX Video Super Resolution の統合により、4K 動画生成が高速化。
Lightricks の最先端オーディオ ビデオ生成モデル LTX-2 のオープンウェイト リリースに対応した NVIDIA NVFP8 最適化。
出力を正確に制御するため、Blender の 3Dシーンを使用して 4K AI 動画を生成する Blueprint。
Ollama および llama.cpp での、SLM の推論パフォーマンスが最大 35% 高速化。
Nexa.ai の Hyperlink の新しい動画検索機能向けの RTX アクセラレーション。

これらの進歩により、ユーザーは、ローカル RTX AI PC が提供するプライバシー、セキュリティ、低遅延を活かしながら、高度な動画、画像、言語の AI ワークフローをシームレスに実行できるようになります。詳細はこちらをご覧ください。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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