電ファミで取り上げた記事のうち、直近1週間でもっとも話題となったゲームニュースを、ランキング形式でお届けしよう。TwitterとFacebookでそれぞれ人気だった記事のベスト20をリストアップし、気になる話題については、電ファミニコゲーマー編集長のTAITAIが解説していく。
各記事は電ファミ上にピックアップされてから24時間後の数値を集計調査。記事の“勢い”に着目している。
今週のランキング!(Twitter編)
今週のランキング!(Facebook編)
今週の注目記事!
Facebook3位(1393件)
NieR:Automata/ニーア オートマタ: TVCM【無規制版】
プレイヤーたちからの期待が非常に高かった、プレイステーション4用アクションRPG『ニーア オートマタ』が、23日にスクウェア・エニックスより発売された。今回、Facebook3位にランクインしたのは、同作の発売直前にインターネット上のみで公開されたテレビCMの無規制版だ。実際にテレビ放送されたバージョンでは差し替えられた過激なシーンが多数使用されている(※編集部注:グロテスクな表現や残酷な描写が苦手な方は閲覧をお控えください)。
Youtubeの“今週の急上昇動画ランキング”でも上位にランクインしており、ネット上ではその内容の賛否も含め、大いに話題となっていた。
本作は最近リリースされたタイトルの中でも、発売前のファンの熱量が特筆されるレベルだったように思う。電ファミでも応援企画として、前作および最新作のBGMをひたすら流す生放送をニコニコにて実施したが、合計で15万人以上のユーザーが来場し、大いに盛り上がった。さらに同作のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの齊藤陽介氏もニコニコ生放送の運営コメント機能を通して放送に降臨。齊藤氏とユーザーとの生放送のやりとりを見ていても、本作が非常にロイヤリティの高いお客さんに支持されているタイトルだというのが窺えた。
売り上げもかなり好調の模様。具体的な数値こそまだ不明だが、すでに前作を超える勢いの売れ行きを見せているという。日本ではひとまず大成功といえる結果を収めつつあるが、これが海外でどんな反響を得るのかも気になるところ。『ダークソウル』などに続く、200万本超えの国産タイトルになるとよいのだが。
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Twitter12位(1575件)
Steamが消費税を導入、日本では8%が販売価格に追加
画像はSteamより
次に注目したいのが、Twitterにて10位と14位にランクインしたSteamの記事。Steamで各国ごとに消費税が導入されたという話題だ。やはりユーザーからすればソフトの値上げと変わらないため、ネガティブな反応が目立った。
ただ、ふと気になったのだが、昨今グローバルな市場展開を行っている企業が、タックス・ヘイヴン【※】などを利用することで、税金の納付を逃れているといった問題がある。
※富裕層の誘致のために一定の税を大きく軽減したり、免除している国や地域のこと。
このタイミングで突然の消費税導入って、つまりSteamを運営しているValve社は、これまでちゃんと各国に税金を納めていなかったということなのか? 正直、このあたりには明るくないので、詳しい方がいらしたら教えてほしいところだが……。え、「自分で調べろ」って? まぁ、今度ちょっと調べてみますかねぇ……(そんな情報にニーズはあるのだろうか?)。
Twitter8位(1675件)
Facebook1位(2253件)
GLAY新曲が「ファイナルファンタジー」シリーズ初実写化TVドラマの主題歌に決定!
画像はGLAY公式サイトより
4月から放送予定のテレビドラマ『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の主題歌を、人気バンドのGLAYが担当することになったという記事も、今週話題となったニュースのひとつだ。以前の記事でも取り上げたが、このドラマはMMORPG『ファイナルファンタジーXIV』のプレイ記録と家族をめぐる話を綴ったブログが原作。つまり実話を基にした物語が描かれることになる。さらに、ドラマ内で使われる『FFXIV』の映像は、通常稼働しているサーバー内で元のブログに登場する実際のプレイヤーたちが役者となり、撮影されたものだというのもおもしろい。
また、この記事や前述の『ニーア オートマタ』の無規制版CMの記事など、今週はスクウェア・エニックスのRPGについての話題が数多くランクインしていた(Twitter7位、8位、9位、12位、15位、19位、Facebook1位、3位、19位)。同様に、『テイルズ オブ』シリーズを手がけたことで知られる元バンダイナムコエンターテインメントの馬場英雄氏が、スクウェア・エニックス傘下となる新たな開発スタジオ“スタジオイストリア”の代表に就任し、新作RPGのプロジェクト“Prelude Rune”を手がけるという話題(Facebook19位)も気になった。機会があればぜひ取材させていただきたい。
Twitter5位(3150件)
Facebook2位(1663件)
Nintendo Switchはインディーズ開発者に向けても開放。開発機の価格は「5万円程度」
今週最後に取り上げる話題は、Nintendo Switchがインディーズの開発者に向けても開発環境を開放するという記事。開発機の価格も5万円程度だと言うのだから、昨今のゲーム開発に対する敷居の低さ、オープンっぷりには目を見張るばかり。過去、ニンテンドウ64やゲームキューブの開発機が数百万円とも言われていた時代から考えると、本当に「時代が変わったな」という気がする。
そもそも任天堂といえば、それこそ「ファミリーコンピュータ」の時代から、ずっと開発キットの提供や仕様の公開をあまりオープンにはしてこなかったメーカーだと思うが、そんな任天堂でさえも、こういった方向に舵を切るというのは非常に感慨深い。
というわけで、今週気になったゲームの話題はここまで。また来週!