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週刊少年ジャンプ50周年記念版ミニファミコンが発売決定。『ドラゴンボール』、『キャプテン翼』など20タイトルを収録。惜しくも収録を逃したゲームを渇望する声も

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 任天堂はニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン(以下、ミニファミコン ジャンプバージョン)を2018年7月7日に発売すると発表した。価格は7980円(税別)。

 ミニファミコン ジャンプバージョンは、ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータに、『週刊少年ジャンプ』に関連しているファミコンタイトルが20本収録されたもの。

 収録タイトルのほか、本体も特別仕様。金色に塗装され、パッケージは『週刊少年ジャンプ』を模したデザインとなっている。

週刊少年ジャンプ50周年記念版ミニファミコンが発売決定。『ドラゴンボール』、『キャプテン翼』など20タイトルを収録。惜しくも収録を逃したゲームを渇望する声も_001
(画像は任天堂|ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョンより)

 なお、本体の色・収録タイトル以外の基本的な機能・仕様はニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータと共通している。
 ミニファミコン ジャンプバージョン収録タイトルは以下のとおり。

・『暗黒神話 ヤマトタケル伝説』

・『キャプテン翼』

・『キャプテン翼II スーパーストライカー』

・『キン肉マン マッスルタッグマッチ』

・『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』

・『魁!!男塾 疾風一号生』

・『聖闘士星矢 黄金伝説』

・『聖闘士星矢 黄金伝説 完結編』

・『赤龍王』

・『天地を喰らう』

・『ドラゴンクエスト』

・『ドラゴンボール 神龍の謎』

・『ドラゴンボール3 悟空伝』

・『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』

・『ファミコンジャンプ 英雄列伝』

・『ファミコンジャンプII 最強の7人』

・『北斗の拳』

・『北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝』

・『まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!!』

・『ろくでなしBLUES』

 収録タイトルに関しては、任天堂トピックスで『Vジャンプ』編集者のサイトーブイ氏による紹介記事が公開されている。
 第1回は『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』『天地を喰らう』をピックアップ。紹介記事は今後も続けて掲載されるようなので、チェックしておきたい。

話題沸騰で早くも予約完売。収録作品のレビューや未収録作品を渇望する声も

 ミニファミコン ジャンプバージョンは各所で話題になっており、ヨドバシカメラビックカメラでは、すでにオンライン予約が完売するほどの勢いを見せている。

 中には早くも収録作品のレビューを公開した人も。評価の高いタイトルは『天地を喰らう』、『キャプテン翼II スーパーストライカー』など。

 もし『週刊少年ジャンプ』ではなく、『コロコロコミック』『週刊少年サンデー』『週刊少年マガジン』に関するファミコンタイトルが収録されたら?

 投稿されたラインナップを見ると、漫画原作のファミコンタイトルの多さに驚かされる。漫画とゲームの親和性は、この時代から形成されてきたのかもしれない。

 惜しくも収録タイトルから漏れてしまったゲームへの嘆きの声も。
 Twitterを見る限り、『闘将!!拉麵男 炸裂超人一〇二芸』『燃える!お兄さん』の人気が高いようだ。

 ちなみに、『闘将!!拉麵男 炸裂超人一〇二芸』は原作漫画が連載されていたのが『週刊少年ジャンプ』ではなく『フレッシュジャンプ』だったため、収録されなかったと考えられる。

 なお、『週刊少年ジャンプ』連載作品が原作のファミコンゲームで、ミニファミコン ジャンプバージョンに未収録のタイトルは以下のとおり(電ファミ編集部調べ)。
 ナンバリング作品の一部や、ファミコン末期に発売された周辺機器「データック」専用ゲームは選考から外れたと予想される。

・『ドラゴンボール 大魔王復活』

・『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』

・『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』

・『ドラゴンボールZ 激闘天下一武道会』(データック専用)

・『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』

・『天地を喰らうII 諸葛孔明伝』

・『北斗の拳2 世紀末救世主伝説』

・『北斗の拳4 七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ』

・『燃える!お兄さん』

・『まじかる☆タルるートくん2 まほうだいぼうけん』

・『幽☆遊☆白書 爆闘暗黒武術会』(データック専用)

 また、「ジャンプ放送局」の構成を担当していたさくまあきら氏の手がけた『桃太郎伝説』『桃太郎電鉄』『SUPER桃太郎電鉄』『桃太郎伝説外伝』、「ファミコン神拳」の“ミヤ王”でおなじみの宮岡寛氏による『メタルマックス』など、『週刊少年ジャンプ』に関係の深いタイトルの一部も未収録となっている。
 「ジャンプ放送局」や「ファミコン神拳」について詳しくは、電ファミが過去に行った鳥嶋和彦氏へのインタビューを参照されたい。

【全文公開】伝説の漫画編集者マシリトはゲーム業界でも偉人だった! 鳥嶋和彦が語る「DQ」「FF」「クロノ・トリガー」誕生秘話

 ちなみに、ミニファミコン ジャンプバージョンにも収録されている『キン肉マン マッスルタッグマッチ』(1985年11月8日発売)は、ファミコンゲームで初めて漫画が原作となったタイトルとして知られている。

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(画像は任天堂|ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョンのスクリーンショット)

 同作品はバンダイ(当時)が初めて発売したファミコン用ソフトであり、ミリオンセラーを達成した記録的なゲームでもある。

 ミニファミコン ジャンプバージョンで、あなたも漫画とゲームの幸福な出会いを追体験してみてはいかがだろうか。

文/実存

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哲学科を卒業したのち無職になるが、偶然性により電ファミニコゲーマー編集部の一員となる。『風来のシレン』や『Civilization』など中毒性のあるゲームが好き。

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