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「怖がるべきか笑うべきかツッコむべきか……B級なテイストが醍醐味」『The FEAR』【ホラゲレビュー百物語】

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画像は【実況】-驚愕- 恐怖の実写エログロギャグホラーPart4【THE FEAR】より
画像は【実況】-驚愕- 恐怖の実写エログロギャグホラーPart4【THE FEAR】より

【ゲーム概要】
 エニックスの「シネマアクティブ」シリーズの第3作目。テレビ番組の撮影で、とある洋館に訪れたアイドルと番組スタッフ一行が、数々の奇妙な忌々しい事件に遭遇する。当時人気があったアイドルを起用したホラーアドベンチャーゲームで、“ほぼ全編実写”“フルボイス”“DVD4枚組”が特徴。

編集部ひとことレビュー

 ゾンビのようなおぞましい顔が描かれたパッケージと、DVD-ROM4枚組という圧倒的なボリュームに惹かれて、内容を見ずに購入した本作。
 ゾンビ系のサバイバルホラーだろうと思っていたら、ほぼ全編実写のホラーアドベンチャーゲームという想像の右斜め上をいく作品に、衝撃を受けたのを覚えています。

 今でこそグラフィックが進化し、本物の人間と見間違うほどリアルで美麗ですが、当時の技術であれほどまでの臨場感を味わえたのは、やはり実写ならでは。登場人物はもちろん、建物内も実写で、実際に自分自身がその場にいて会話をしたり、館を探索したりしているような感覚を体験できます。

 また、出演者の体当たりな演技も見どころの1つ。ネタバレになってしまうので詳細は伏せますが、よく事務所がOK出したなと感心してしまうほどの衝撃的な演出も多く、アイドルらしからぬ表情は一見の価値があります。

 全体的にB級要素が強く、怖がるべきか、笑うべきか、はたまたツッコミを入れるべきか頭を悩ませる部分もありますが、そこが「もう一度プレイしたい」と思わせる醍醐味だったりします。

 クセのあるB級ホラーが楽しみたい方にこそプレイしてもらいたい1本です。

(動画投稿:yuusya さん)

The FEAR

発売年月日開発元/発売元プラットフォーム
2001年7月26日エニックスPlayStation 2
特記事項
なし

(C)Digital Frontier Inc.TAO COMMUNICATIONS CO.,LTD.INATEC・tri-Crescendo Inc.・ENIX 2001

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