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アーミヤって、「英雄」っぽい?それとも過激派の正義?『アークナイツ』アーミヤ役:黒沢ともよに直接聞く、「アーミヤらしさ」とは

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 「アーミヤらしさ」とは、一体何なのか。

 『アークナイツ』の看板キャラクター、アーミヤ。多分『アークナイツ』をプレイしていない方でも、どこかで見たことがあるのではないだろうか。ただ、単刀直入に「アーミヤってどんなキャラなの?」と聞かれると……これが意外に答えづらい。

 アーミヤって……どんなキャラ?
 どんなキャラなんだろうね……。

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 加えて、アーミヤは印象と真逆な部分も結構多かったりする。

 パッと見は可憐な少女でありながら、その肩書は「CEO」。
 なんとなく大人しそうに見えるようで、実のところ芯が強い。
 あまり戦闘向きじゃないように見えて、すごいアーツが飛び出る。

 ……だからもう、いちプレイヤー的にも「アーミヤがどんなキャラクターなのか」を説明するのは、割と難しい。少なくとも、私は「う、う~ん、戦う若手社長……?」という曖昧な答えしか出せない。

 そこで、アニメ版の2期『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』に合わせて、アーミヤを演じている黒沢ともよ氏にいろいろとお話をうかがってみた。端的に言うと、実際にアーミヤを演じている黒沢氏だからこそ「アーミヤらしさ」の答えを持っているんじゃないか、というインタビューです。

 ゲーム版からアニメ版にかけて大きく変わったところ、アフレコ現場の印象的だったこと、アーミヤを演じるにあたって監督からあったディレクション……アニメ2期はもちろんのこと、ゲーム版からアーミヤが好きな方が読んでも楽しめるインタビューになっています。

 ちなみに、今回の黒沢氏のインタビューに合わせて、アニメ版の監督・副監督を務める渡邉祐記氏、西川将貴氏へのインタビューも掲載されています。こちらも、合わせてご覧ください!

聞き手・文/ジスマロック
編集/実存

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左から西川氏、渡邉氏、黒沢氏。

ロドスは全艦通常航行モードです。

──本日はよろしくお願いします。1期『アークナイツ [黎明前奏/Prelude to Dawn]』から2期『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』にかけて、アーミヤというキャラクター自身にも心境の変化があったと思います。
 黒沢さんが演じるにあたって、1期から2期で変化させた部分などはありますでしょうか?

黒沢氏:
 1期のラストが結構衝撃的な終わり方をしていて……アーミヤにとっては自分の中に「問い」がひとつ生まれたような状態だったと思います。

 そして2期はその問いに対して思い悩むところから始まり、自分の中でどうにか生き方を模索する……そんな「試運転期間」のような状態だと感じました。

 ドクターに対しても揺れ動くような気持ちを抱えているのですが、それを押し込めるというか……「理性的であろうと努める」ようなフェーズになってきているのかな、と思います。

──やはりアーミヤは「ドクターとの絡み」が重要なキャラですよね。そこの「アーミヤのドクターに対する思い」も中々言語化が難しいところなのではないかと思うのですが、黒沢さんはどのように表現されているのでしょうか?

黒沢氏:
 ドクターを救出するシーンが第1話で描かれていたと思うのですが、まだ「そこより前の話」がアニメでは全然描かれていなくて……。

 おそらく、その「前の話」に膨大な物語が存在しているのですが……そこまで含めてしまうと、正直「ネタバレになるから言えない」感じですね(笑)。

 一応私の中でも「一言で言うと、こう」という言語化はできているのですが、そこを言ってしまうと怒られそうです(笑)。だから、逆にそれがすごいですよね。言葉で開示されていないことが物語の核にあるから、作品全体のミステリアスさに繋がっているんじゃないかと思います。

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──ゲームでのボイス収録のみだった頃に比べると、1期から2期にかけて総合的な収録量も増えたのではないかと思います。ゲーム版からアニメ版にかけて、アーミヤの印象の変化などはありましたでしょうか?

黒沢氏:
 私がゲーム版で最初に収録させていただいた時は、そもそもシナリオもあまりなかったんです。収録したボイスも「はぁ!」「やぁ!」といったかけ声や、断片的なセリフなどが多かったですね。

 「ケルシー先生が言ってました。」とか、「ロドスは全艦通常航行モードです。」とか……(笑)。

──本物だ!

黒沢氏:
 とにかく、そういう断片的なセリフが多かったので、私の中では「可愛げがあるけど、ただ可愛いだけではない」くらいの印象でした。ディレクション側からのオーダーも「少女でも成人でもない、真ん中くらいの女の子」という大まかなものでしたね。

 だから、アニメ版に参加してから、ようやく「あぁ、アーミヤってこういう子なんだ」ということがわかり始めました。なので、「印象の変化」というより、「アニメが進むにつれてどんどんアーミヤの解像度が上がっている」ような感じですね。

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「アーミヤらしさ」を、どう表現する

──そもそも、アーミヤというキャラ自体が一言では説明しきれない複雑さや繊細さを抱えたキャラだと感じています。正直、プレイヤーとしても「アーミヤってどんなキャラ?」と聞かれても、中々正確に回答するのは難しいキャラだと思います。黒沢さんの中で、この「アーミヤらしさ」をどのように掴んでいるのかをお聞きしてみたいです。

黒沢氏:
 そうですね……私の中では、「過激派の正義」だと思っていて(笑)。

 みんなが共感しやすいタイプの正義を掲げているキャラではないし、ハッキリ言ってしまえば「理想論」を言っているのがアーミヤだと思います。なんだろうな……神話とかを読んでいる時に出てくるキャラに近いような感じがしています。

──なるほど、「英雄的」というか……。

黒沢氏:
 神話に出てくる神さまや英雄って、一度「こうだ!」と決めたらそこに向かって突き進み続けるような人たちが多いですよね。そして、そこで出る犠牲を厭わなかったりする。

 アーミヤ自身はそれを厭わないわけではないんですけど……そこの「傷つき方」が特殊なキャラだと思います。たとえばミーシャのことも、普通の人は一度傷ついてしまったらそこで立ち止まったり、行動を改めたりしますよね。でも、アーミヤは方向性を変えてもいいところで、変えない。

 人間らしい感情が運命のレールの上に乗ってしまっていて、前に進みながらずっと傷ついているんだけど、アーミヤとしては走り続けるんです。その道の中で「どれだけ誠実であれるか」ということを意識していると、彼女の受け答えは理解できるような感覚があります。

 アーミヤ及びロドスが下す命令は結構過激というか……やっぱり本質的には「突き進め!」といったことを言っているんですが、アーミヤ本人の感情はまた違うところにあります。そこの「乖離している」部分こそが、アーミヤらしさなのかもしれません。

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──その「乖離している」部分に繋がるお話かもしれないのですが、アーミヤは「パッと見の印象と真逆」な点が多いキャラだと感じています。見た目は幼く見えるけれど、実際はCEOというポジションだったり。大人しそうに見えるようで、かなり芯が強かったり。戦闘には向いていないようで、実はすごく強かったり。
 ここの「真逆な部分」を演技で表現するのは、すごく難しそうに感じます。

黒沢氏:
 基本的な声色は一緒ではあるんですけど、キャラクター性が一貫していない部分が多いですよね。むしろ、その「一貫していないこと」を受け入れるのが重要なのかもしれません。あまり「アーミヤの考えはこうだ!」と思い込まず、とにかく目的に向かって全勢力を掲げるようなイメージです。

 そして渡邉監督のディレクションも道筋がとても明確なので、そこに従っているようなところもあります(笑)。

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──チラッと「監督からのディレクション」のお話が出ていましたが、具体的に監督からはどんなディレクションがあるのでしょうか?

黒沢氏:
 もちろん「ちょっとハスキー目な、キーの高い女の子」という基礎的なディレクションもあるのですが、「CEO」というポジションに関するディレクションも結構あったりします。

 アーミヤは「組織を背負っている」ということを自分の中の判断材料のひとつにしていて、「この場面はひとりの少女として発言している」「この場面はCEOとして発言している」という相手による言葉の選び方がしっかりあったりします。そこの「態度の違い」は明確に出していいよ、というディレクションが監督からありました。

 アーミヤの中では「本人としての意見」と「CEOとしての意見」がそれぞれあって、それが反対になっていたり、重なっていたりもする。それを外から見ると一見支離滅裂に見えたりするのですが、発言する時の立場が違うだけで、アーミヤとしては両方とも本気で言っているんです。

──たしかに、『アークナイツ』は組織が乱立しているから、ポジションによって演技を切り替えなければいけないポイントも多そうですね。

黒沢氏:
 そうなんですよね。しかも、そのキャラが所属している組織に加えて、ウルサスや炎国といった「国家」の概念もあります。さらに、「鉱石病に感染しているか、していないか」といった部分でも演技にグラデーションを持たせる必要があります。

 味方同士であったとしても、私は鉱石病に感染しているのに、あの子はしていない……となってくると、また意見も変わってきます。逆に感染者同士だと、敵であったとしても共感できるものがあったり。そこの「グラデーション」は大切にしていますね。

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アーミヤが「○○な人と話をする」のは、フロストノヴァが初めて?

──2期からは「フロストノヴァ」が登場しています。ある意味、ビジュアルや立場などもアーミヤとは対になっていたり、逆に近い部分を感じさせるところもあるキャラクターだと思うのですが……実際に「フロストノヴァと対峙している」時に演技上意識されていることなどはありましたでしょうか?

黒沢氏:
 フロストノヴァは……まぁ、めちゃくちゃ強いですよね(笑)。

 ただ、アーミヤがあそこまで「強い人」と話をするのって初めてなんです。それこそ1期の頃に出会ったタルラは話している暇もなかったというか……問答無用で火がドーン!!みたいな感じだったじゃないですか。

──タルラとはしゃべってるどころじゃなかったですよね(笑)。

黒沢氏:
 なので、あんなに強い人と初めて出会うアーミヤにとっては、「構えている」ような状態ですね。小国の長が、大国の軍隊長に初めて会う瞬間というか……。「何をされるかわからないけど、相手は同じ人間だと思いたい」というプレッシャーもあるでしょうし、お腹にぐっと力を入れてしゃべっているイメージですね。

 逆に、タルラやフロストノヴァと違って、程よく弱い人たちはちゃんとアーミヤとしゃべってくれるんですよ。メフィストくんとか、Wとか……(笑)。

一同:
 (笑)。

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──1期の頃、今作の現場はキャストのみなさんが揃って収録されていたとお聞きしました。もし2期の収録現場で印象的だったことがあれば、お聞かせください。

黒沢氏:
 2期からは新たに登場するキャラがたくさんいたので、全員というよりは「ロドスチーム」といった感じで組織ごとにわかれて収録していました。

 印象的だったことで言うと、1期の頃は「これってこうなの?」と質問する側だったドクター役の甲斐田ゆきさんが2期から「説明する側」に回っていたことですね(笑)。

 2期から新しく参加された声優さんたちに「これはこういう意味でね……」と説明されているのを見ると、すごく嬉しい気持ちになります。

──ある意味、リアルドクターポジションですね!

黒沢氏:
 そうそう、そもそも甲斐田さんがすごく優しくて……なんか「お母さん」みたいな方なんですよ(笑)。お菓子とかもいっぱい持ってきてくださって、「食べて!」みたいな。

 アフレコ中、時々こちらにも「設定これで合ってる?」と聞いてくれて、「合ってます!」と答えるようなこともしていましたね。

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──「収録は組織ごとにわかれている」ということは、龍門のチェン隊長役の石上静香さんと一緒に収録することはなかったのでしょうか?

黒沢氏:
 そう、実は私……収録現場で石上さんにお会いしてないんです(笑)。

 なんとなくチェンとアーミヤは一緒に行動しているようなイメージはあるかもしれないのですが、実際のところ電話や通信などの遠隔で会話をしているシーンが多かったりするんです。意外と、直接話しているシーンはなかったんじゃないかな……?

──思い返してみれば、直接チェンとアーミヤが会っているシーンって2期だと少ないかもしれませんね……?

黒沢氏:
 龍門のお話に移ってしまうと、結構バラバラになって戦うんですよね。だから、一緒に収録していたのはブレイズ役の中原麻衣さんや、ドクター役の甲斐田さんといった「ロドスチーム」が多かったです。回によっては、フロストノヴァ役の高垣彩陽さんともご一緒したりしましたね。

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──余談ですが、1期の頃のインタビューで、「現場では渡邉監督の世界観講座がある」とおっしゃられていたと思います。2期でも監督の世界観講座は行われているのでしょうか?

黒沢氏:
 2期でも、新しく現場に入られた方には行っていますね。ただ……収録が始まる前に、みんな気がついたんですよね。「あぁ、この人(渡邉監督)は時間があればいくらでもしゃべる」って(笑)。

 なので、2期に入ってからは「制限時間を先に伝える」という対策が取られていました。だから監督も5分くらいの制限時間の中で、優先順位が高いものをお話してくださっていました。

──その「監督の世界観講座」で、具体的にどんなことが話されているのかが個人的に気になっています。「鉱石病」や「アーツ」などの固有名詞が監督から説明されるような講座なのでしょうか。

黒沢氏:
 もちろん、そういう世界観に関することも語ってくださいます。

 他に例を挙げるとすれば……今作の「アーツ」って、その特性がキャラクターの生まれやアイデンティティによって変わってきたりするものですよね。加えて、キャラの人格も関わってきたりします。

 それを演者が把握するために、「このキャラがどんな環境で育ったのか」を具体的に解説してくれたりしましたね。「今の日本で言うと、こういう立場だよ」と現代社会に例えたりして、わかりやすく教えてくれたりしました。

監督ってヤバい

──最後に、黒沢さんの「2期全体を通した、総合的な印象」をお聞きできればと思います。

黒沢氏:
 まず1期は、ミーシャのお話が全体としては大きかったですよね。なんでもない普通の女の子が鉱石病に感染して、レユニオンに入って、武力闘争に関わってくる……。そのお話に対して現代社会に生きる無力な私たちを重ねて、どんどん世界に没入していったような印象がありました。

 ところが、2期はもうその「アークナイツの世界に没入したこと」が前提となって、お話が進んでいきます。この世界のリアルや、この世界にとっての当たり前がサラッと描かれるようになっていて、「自分の価値観」を真に問われるストーリーになっていると感じました。

 1期はミーシャという「この子についてきてくださいね」と視聴者にとって感情移入できる対象が用意されていましたが、2期はその対象が結構バラバラになっています。だからこそ、改めて自分の価値観を試されるようなストーリー構成になっています。

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黒沢氏:
 そして、これから放送される後半では、その手をパッと離されるような展開があるというか……「ここが正解だ」と思っていたのに、突然視野が倍以上に広がるような展開が用意されています。「この限りある話数の中で、その側面も見せるの!?」とでも言いますか。

 なんか……「監督ってヤバい」という構成が待っています(笑)。

一同:
 (笑)。

黒沢氏:
 だから、私の2期の印象としては、「監督が仕掛けた罠にまんまとハマった」という感じでした(笑)。

 既に放送されている話数で言うと、スーお嬢様(スワイヤー)の「命って大事なんだよ」といったセリフがあったと思うのですが、なんだかその言葉が忘れられないシーズンになったような感覚があります。

──なんと……後半戦がすごく楽しみです。
 本日はありがとうございました!(了)

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 うーん、黒沢ともよってすごいわ。

 なんだかお恥ずかしい話ですが……私は割と「相手が次にどんなことを言うか」を予測するクセがあるのです。「この人ならこういうことを言うんじゃないかな?」ということにある程度アタリをつけた上でインタビューに臨むタイプというか……なんだかマジックのタネを明かしているようでよくないですね。

 ただ、黒沢さんは全部の回答が斜め上から返ってきたような感じがしました。「神話の登場人物」か……たしかにそうかも……。これは黒沢さんが難しい役どころをいっぱいやるわけですよ。なんか「視点」とか「解像度」が、何段も上に行っている感じがしました。うーん、黒沢ともよってすごいわ。

 そんな第2期『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』は現在好評放送中! 黒沢さん曰く「監督の罠」が仕掛けられているらしい後半戦は、ここから始まっていきます。まだまだ配信サービスなどでも追いつける話数なので、まだご覧になってない方は……ぜひ!

 そして、同時に掲載されている監督・副監督へのインタビューでは、より具体的な「アニメ『アークナイツ』の作り方」へと迫っています。

 原作からの情報の増やし方、戦闘シーンの描き方、必然性を意識したストーリー構成……。結構テクニカルなトークが繰り広げられた内容ですが、ファンの方はより深く楽しめるはず。こちらも、合わせてご覧ください。

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog
デスク
電ファミニコゲーマーのデスク。主に企画記事を担当。 ローグライクやシミュレーションなど中毒性のあるゲーム、世界観の濃いゲームが好き。特に『風来のシレン2』と『Civlization IV』には1000時間超を費やしました。最も影響を受けたゲームは『夜明けの口笛吹き』。
Twitter:@ex1stent1a

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