とにかく優しい「シンデレラガールズ」の先輩たち
──アイドルを演じるキャスト陣も大所帯になってきていますが、「シンデレラガールズ」、いわゆるその一門に入るときは、どのように迎えられるのでしょう。
関口さん:
たぶん私が先輩方とがっつり絡んだのは、ライブのダンスレッスンが最初だったと思います。
ダンス経験がなかった私は、みなさんがツーステップをしているなかでひとりだけロボットのようなぎこちない動きになっていたんですが、みなさん優しく接してくださったんです。
井上さん:
私も、ダンスレッスンで何もわからない状態になっているとき、先輩たちがすごく話しかけてくれました。
ほかにも、ライブで披露する曲の間奏で私が言う七海ちゃんのセリフについても、五十嵐さん【※】が考えてくださって。
セリフを考えるには、七海ちゃんがどういうキャラクターなのかを知らないとできないことだと思うんですよ。自分が担当するアイドルだけでも大変なはずなのに、七海ちゃんのことも考えてくださったのが、嬉しかったです。
※五十嵐裕美さん。『シンデレラガールズ』では脱力系アイドル、双葉杏を演じている
──お話を聞いていると、仕事の仲間というより学校の先輩、後輩の関係のような印象を受けるのですが、実際にはどのような関係性なんでしょう。
関口さん:
優しさの種類は文化系だと思います。生徒会が近いような気がしますね。
井上さん:
こんなにたくさん女性が集まってるのに、ギスギスしてないんですよね。
関口さん:
そうそう。してないしてない。
井上さん:
それに、とにかく先輩がなんでも助けてくださるんです。たとえば、入ったばかりの自分がスタッフさんに言いにくいようなことも、先輩が代わりに言ってくださったりとか。
ライブでの衣装や曲について、花林ちゃんに相談したときも、花林ちゃんが全部教えてくれました。
──松永さんが迎え入れられた時は、どんな感じでしたか?
松永さん:
私はまだレッスンをしていないので、ラジオでお話させていただいた先輩方に限られてしまうんですけど、すごく優しいなって思います。
本来なら後輩である私が気を遣わなきゃいけないはずなのに、逆に気を遣って話かけてくださる先輩がすごく多くて、フレンドリーに接してくださるのが嬉しいです。
井上さん:
わかります!
──至れり尽くせりですね。先輩方から優しくされると、逆に自分が後輩を迎える立場になったとき、同じように優しくしようと自然に思うという優しさの連鎖があるのかもしれませんね。
関口さん:
それもあると思います。自分が優しくしていただけたからこそ、あたたかい空気を作るために頑張ろうと思えるところはあります。
私の持論になりますけど、「シンデレラガールズ」のキャストさんとアイドルって本当に似てると思うんです。「この子はこのキャストさんしかありえないよね」と思うことがすごく多いんですよ。
「シンデレラガールズ」のアイドルの子たちがみんないい子だから、その子たちに似たキャストさんも、みなさんいい人たちなのかもしれないと感じていて。そういう優しい世界が出来上がっているんじゃないかなと思っています。
井上さん:
すごい先輩ばかりなので、ずっと頼っていたくなっちゃうんです。私、これから先もずっと甘えながら生きていきそうだなって思ってて(笑)。
一同:
(笑)。
──松永さんも井上さんも、いつか迎える側になっていきますから。
関口さん:
そう。あっという間よ(笑)。
井上さん&松永さん:
えー!
関口さん:
気づいたら先輩って言われちゃってるからね。
井上さん:
先輩になるんですか? 怖いです。
松永さん:
みなさん本当に優しくて、私、絶対にあんな風にはなれないなって思うんですよね。
関口さん:
そんなことないよ(笑)。私も、人間的にもキャリア的にもまだまだへっぽこですけど、「シンデレラガールズ」としては、おふたりより先輩の立場になったので、先輩方が私にしてくれたのと同じように接していけたらなと思うようになりました。
「悲しみ」や「もどかしさ」の感情が込められている白雪千夜ソロ曲「Clock Hands」
──ここからは今回発売されるソロ曲についてお話をお伺いできればと思います。白雪千夜のソロ曲「Clock Hands」について、関口さんからぜひ注目してほしいポイントを教えてください。
関口さん:
結構昔に、「Drastic Melody」という自分の殻を破った千夜ちゃんの想いが乗ったイベント曲を歌わせていただいたんですが、新曲の「Clock Hands」は時間軸でいうと「Drastic Melody」の前にあたるんです。
このソロ曲は、千夜ちゃんが歌う楽しさに徐々に徐々に気が付いて、アイドルとしての自分のあり方を見つめるきっかけ、第1歩になるものなので、成長途中の雰囲気を感じ取ってもらえたら嬉しいです。
──成長途中の白雪千夜ちゃんですか。どのあたりがいつもの彼女と違うんでしょうか。
関口さん:
これまでの千夜ちゃんの収録では「可能な限り感情を乗せないでください」と言われることが圧倒的に多かったんです。でも、このソロ曲の収録では「もっと感情を足していいよ」と言われました。
とくに、「悲しみ」や「もどかしさ」の感情は、これまでにないくらい込められています。曲を通じて、千夜ちゃんの内面的な部分を感じてもらえたらいいなと思っています。
──なかなか重そうな感情が入ってそうですね……。
関口さん:
普段は、曲のブロックごとに収録していくんですけど、今回のソロ曲の収録では「全体を流れで表現して歌ってください」と指示があって、1番を一気に歌いきる形で収録をしました。2番も同様です。そのおかげで、気持ちを乗せやすかったです。
──プロデューサーの方に向けて「Clock Hands」のテーマをひと言で伝えるとしたら、どのような言葉になりますか?
関口さん:
そうですね……「0から1へ」 って感じですね。千夜ちゃんはいろいろな葛藤を抱えているので、他のアイドルの子たちが立っているシンデレラへのスタートラインよりも、ちょっと後ろを走っているイメージがあるんです。
そんな彼女がようやくスタート地点に立てたっていう意味で、この曲は0から1になるキッカケになるのかなと思います。
歌いかたの話にはなってしまうんですが、「手を伸ばしてた」という歌詞を、1番と2番で情景を変えて表現してみたので、そこも気にして聞いて欲しいです。
──そんな 「Clock Hands」を、関口さんが最初に聞いた時の第一印象はいかがでしたか?
関口さん:
「綺麗なメロディだな」と思いました。千夜ちゃんは言葉が強かったりして、勘違いされちゃうことも多いんですけど、本質的には本当に綺麗な心を持っている子なんです。そんな千夜ちゃんの透明感や純粋さを感じられる曲でした。
──ありがとうございます。完全に余談になってしまうのですが、白雪千夜ちゃんがプロデューサーを呼ぶときに言う「お前」が、最初は普通の「お前」だったのに、今は「お前」の後ろに「♡」がついているのでは? という噂を耳にしまして……。
関口さん:
私も、今の千夜ちゃんは「お前」の後ろに「♡」のような親しみがあると思います。嬉しいです。そのことがしっかりと伝わっていて。
──ちなみに、今回のソロ曲は「♡」がまだついていない時系列の曲ですか?
関口さん:
まだ……かな。でも、自分の内面に向き合うようにはなってきたので、ゲーム的には「1回イベント発生した段階」くらいの感じだと思います。
歌詞カードを見ないと発音がわからないかもしれない浅利七海ソロ曲「にんぎょひめ練習中!」
──浅利七海ちゃんのソロ曲の「にんぎょひめ練習中!」ですが、「で」って発音が多めですよね。
井上さん:
そう!そうなんです~。すごいですよ、この「レッツドゥーザダンス」って歌詞もあって。
──狙ってそうですよね(笑)。
井上さん:
後で聞いてみても「ドゥーザダンス」には全然聞こえないんです。歌詞カードを見ないと「今、何て言ったんだろう?」ってなると思います(笑)。
──浅利七海ちゃんは発音が独特なので、演じたり歌ったりするのはかなり大変そうなイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょう?
井上さん:
七海ちゃんの発音についてはちょっと慣れてきた部分があります。最初のころは、セリフも歌詞も「だぢづでど」のところを全部自分で「らりるれろ」に直して書いてたんですけどを今はまったくなくても言えるようになりました。
でも「だぢづでど」が「らりるれろ」に寄りすぎることがあって、収録中に「もうちょっと『だぢづでど』に寄せてほしい」と言われることはあります。それに……。
──それに?
井上さん:
七海ちゃんの収録が終わってから別の収録に行くと、活舌が悪くなっていたりすることがあります(笑)。
一同:
(笑)。
──そんな「にんぎょひめ練習中!」の収録で印象に残っていることはありますか?
井上さん:
私は「にんぎょひめ練習中!」というタイトルを聞いたとき、「七海ちゃんが人魚姫になるための練習をしている曲」で、七海ちゃん自身のことを歌った曲だと思っていたんですけど、話を聞いてみたらそうではなかったんです。
この曲は歌唱パートとセリフパートがあるんですけど、セリフをよく見てみると、七海ちゃんっていつも自分のことを「七海」って呼ぶのに、「私」って言ってるんです。
──一人称が違うということは、浅利七海ちゃん自身の歌ではなさそうですね。
井上さん:
気になってスタッフさんに聞いてみたところ、「人魚姫になりたい人魚の子のお話を七海ちゃんが演じている曲」と教えてくださったんです。
でも、この曲で描かれている人魚の子には「泳ぎが下手」みたいな、七海ちゃんの要素が入っているんですよ。
最初は「人魚なのに、泳ぎへたっぴなんだ」と思ったんですが、「七海ちゃんとリンクするところがある人魚だから、七海ちゃん自身が『この子を応援したい!』って思えるような曲になっているんだよ」と教えていただいて、それが自分のなかで一番の驚きでした。
ただ、私の当初のイメージと実際のイメージの違いのすり合わせには少し時間がかかったかなと思います。
──今回のソロ曲を聴いたとき、どのような心境でしたか?
井上さん:
こんな素敵な曲をいただけたんだっていうのが、何よりも嬉しかったです。
嫌な意味ではないんですけど、七海ちゃんと一緒に総選挙でボイスがついたふたりのアイドルの子のほうが先にソロ曲が決まっていたんです。
だから、私の見る限りですけど、七海ちゃんのプロデューサーさんたちが待ち望んでいるのを感じて、「きっとプロデューサーさんたちは、七海ちゃんのソロ曲に強い思い入れがあるんだろうな」って思っていました。
──なるほど……。
井上さん:
そんな中で、「Let’s Sail Away!!!」や「ギョーてん!しーわーるど!」という海系、おさかな系の歌を七海ちゃんとして歌わせていただいて、「七海ちゃんっぽい曲は歌い尽くしちゃったのかな」と感じていた部分もあって、七海ちゃんのソロ曲がまったく想像できてなかったんです。
今回のソロ曲は、七海ちゃんっぽさもあるし、 きっと七海ちゃんのプロデューサーさんたちが求めてる曲なんじゃないかなって感じました。この曲を聞いてくれる七海ちゃんのプロデューサーさんたちにも、きっと響くんじゃないかなっていうのはすごく思います。
曲のテンションが普通じゃないイヴ・サンタクロースのソロ曲「あの子が街に来なサンタ」
──イヴ・サンタクロースちゃんのソロ曲「あの子が街に来なサンタ」について、松永さんから見て「ここに注目して!」 というポイントを教えてください。
松永さん:
「あの子が街に来なサンタ」は、サンタとしてもアイドルとしても頑張ることを歌詞でしっかりと伝えている曲なので、プロデューサーさんたちにもすごく刺さると思います。
注意して聞いてほしいのは、全体的に曲のテンションが普通じゃないところです!
一同:
(笑)。
井上さん:
イヴちゃんのソロ曲を聴いたとき、「(歌うのが)すごく大変そう」って思いました。
松永さん:
そうなんです。まだライブでは披露していないんですけど「ライブではどうやって歌えばいいの?」って思っています。
聴いていても「今なんて言ったんだろう?」みたいなことが頻繁に起こると思うんですよね。だから、歌詞カードもしっかりと見て曲を聞いて欲しいですね。
──歌詞カードを見たらビックリしちゃいそうですね。
松永さん:
この曲って、ハイテンションなうえにずっとバタバタしてるんです。それに、イヴちゃんの収録の時はいつも「もっと楽しげに!もっと表情豊かに!」と言われるので、ひたすらに笑顔を意識しています。
でも今回は、サンタの現場からアイドルの現場に大急ぎで戻ってくる場面では必死さも出さないといけなかったので大変でした。
全体を通して、セリフみたいに歌うことを意識したので、曲を追うごとに増えるイヴちゃんの表情の変化を楽しんで欲しいなって思います。
──ソロ曲の発売が決まった報告を受けたときはどんなお気持ちでしたか?
松永さん:
ボイスを担当することになってからソロ曲をもらうまでが早く、「ソロ曲を歌う」という心構えができていませんでした。
「総選挙」で1位になるって、すごく大きいことなんだなって感じましたし、「私はイヴちゃんのことをちゃんと理解できてるのかな?」ってすごく不安になりました。
──「あの子が街に来なサンタ」を最初に聞いた際の第一印象から、収録に向けて聞きこんでいくなかで何かイメージの変化はありましたか?
松永さん:
最初に聴いたときの「楽しい雰囲気の曲」というイメージから大きく変わったところはありませんでした。
でも、歌詞カードを見てみたら、大量のセリフが書いてあったうえに「この歌詞は後でミックスします」みたいなことが書いてあって、完成形がまったくわからない状態で収録に臨んだことを覚えています。
それに、セリフの量がすごく多かったので、収録にもめちゃくちゃ時間がかかりました。でも、曲全体は「サンタのお仕事もアイドルのお仕事も頑張ります!」という、いつも通りのイヴちゃんが前面に出ているんです。これまでに録ったコミュを思い出しながら、頑張って気持ちを乗せて歌いました。
──収録の時期はいつごろだったんでしょう。
松永さん:
2月末だったと思います。4月にソロ曲発売の公式発表があったときには、もう収録していたので、ソロ曲発売の宣伝をXで投稿したんです。
でも、そのときに井上さんが「まだソロ曲を収録していない」みたいなポストをされていたのを見かけて。
井上さん:
「七海ちゃんのソロドキドキ」って投稿ですか?
#デレラジ
— 井上ほの花 (@inoue_honokuma) April 29, 2024
七海ちゃんのソロドキドキ🩵🐟
海に浮かびながら歌ってるような曲とか🪼人魚姫系?も素敵だし、もちろんクールな曲も!あとは、お魚いっぱい出てくる曲だったら楽しく覚えられるな〜とか🤭
先輩方が想像を膨らませてくださったので、わくわくしちゃいました😆
ありがとうございました🪸🫧
松永さん:
あ、そうそう。それです! 私、そのポストを見て「情報漏洩しちゃった!」と勘違いしちゃったんです。
公式としてはまだそんなに情報公開してほしくなくて、それを知ってる井上さんはソロ曲を録ってないふりをしてるんじゃないかって思っちゃったんですよ。あの時は、本当に焦りました。
一同:
(笑)。
──ちなみに……そのとき井上さんは本当にまだ収録されてなかったんですよね?
井上さん:
そうですね。あのポストをしたときには収録していないので、録っていないふりをしているわけではありませんでした。
──よかったですね、情報漏洩ではなくて(笑)。
松永さん:
本当によかったです!
自分自身として歌うときと、演じるアイドルとして歌うときって、何が違うの?
──自分自身ではなく、演じるアイドルとして歌うのって、なにか切り替えがあるんですか?それとも自然に歌えるものなんでしょうか。
井上さん:
自分として歌うのと、七海ちゃんとして歌うのって明らかに違うんですけど、そこを意識したことはないかもしれないです。
私と七海ちゃんは完全に別人格なんですが、「よし!今日は七海ちゃんとして歌おう!」ということもとくにありません。レコーディングもライブも、始まったら全部七海ちゃんになっていくので、意識して変えようとは全くしていないです。
松永さん:
私も、意識して切り替えようとは思っていないかもしれないです。
考えてみれば、自分が歌うとしたら絶対にもっとサラッと歌うので、イヴちゃんの歌いかたとは全然違うんです。でも、そこを意識して変えようと思って変えてはいないんです。どうやって切り替えているんだろう……わかりません(笑)。
関口さん:
私から見ると、ふたりとも憑依型だと思うんですよね。気が付いたら演じる役になっているから、そこの境界線が曖昧なんじゃないかなと。
──ちなみに、関口さんはどうなんでしょう?
関口さん:
私はふたりと違って、意識して切り替えています。それこそ最初のころは、「鼻の裏のこの辺りから声を出そう」みたいな感じで、千夜ちゃんを演じるためにひとつひとつの発声の仕方を取り決めていました。
そういう意識が功を奏してか、最近は千夜ちゃんで歌う場面になるとすっと千夜ちゃんで歌えるようになりました。気を抜くとすぐ自分が出てしまい、スタッフさんから「今のは関口さん(の歌いかただよね)」と注意されてしまうんですが(笑)。
──なるほど(笑)。意識しないで歌える方もいれば、意識して切り替える方もいらっしゃるんですね。さて、そろそろお時間になりましたので、最後に、これだけはプロデューサーさんに伝えておきたいことがありましたら。
関口さん:
千夜ちゃんはキュートタイプなんですけど「クールっぽい」とよく言われるんです。
でも、これからも彼女のキュートなところがいっぱい出てくるんで、その時を楽しみに待っていてほしいです。千夜ちゃんがキュートタイプである理由を、しっかり見届けてください!
井上さん:
それで言うと、忘れられているかもしれないんですけど……七海ちゃんってクールタイプなんですよ(笑)。
クール曲よりも、パッション曲やキュート曲を歌うことのほうが多いのですが、七海ちゃんは可愛いだけじゃない。楽しいだけじゃないんです。七海ちゃんにもちゃんと心に秘めてる芯がありますし、クール曲もいけちゃうんだぞっていうのもお伝えしたいです!
松永さん:
みなさんズルい! イヴちゃんはパッションなんですよ!
でも、プロデューサーさんたちを見てると、イヴちゃんに対して、パッションだけでなくお姉さんっぽさを求めている方もいらっしゃるようなので、しっとりした部分も見せていけたらなって思います(笑)。
──確かにイヴ・サンタクロースちゃんのイラストにはかなり大人っぽい雰囲気のものも多いですし、期待している方は多いかもですね。
松永さん:
もしそういう演技をする機会があれば、ぜひともチャレンジしてみたいですね。期待に応えられるように頑張ります!
──求められてますよ、絶対に。本日はありがとうございました。
関口さん&井上さん&松永さん:
ありがとうございましたー!
今回のインタビューでは、「CINDERELLA MASTER」シリーズ第17弾でソロ曲を披露する白雪千夜、浅利七海、イヴ・サンタクロース3人のアイドルを演じる声優のみなさんに、担当アイドルとの出会いや役作り、ソロ曲の注目ポイントなどについてお話を伺った。
声優さんたちがアイドルの担当に決まるまでのエピソードには、ドラマティックなお話が多く、役作りに対しても、それぞれのアイドルの魅力を最大限に活かすためのプロの技が見られると同時に、声によってアイドルに命を吹き込むことへの、高いプロ意識が見られた。
「このアイドルを演じるのはこの声優さんしかありえない」と思えるようなキャスティングが成されていることが感じられ、このことから『アイドルマスター シンデレラガールズ』というコンテンツが長年にわたって愛され続けている理由が垣間見えたような気がする。
今回晴れてソロ曲が発表された3人のアイドル達の輝きを、ぜひともその目と耳に焼き付けていただければと思う。
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