11月12日についにリリースされたPlayStation 5(以下、PS5)。先日お伝えした実機レビューに続いて、本稿ではPS StoreやPS Plus コレクション、ほかPS5で楽しめるYouTubeやNetflixなどのエンタテインメントアプリに関するレビューをお届けしよう。
写真・文/電ファミニコゲーマー編集部
メニューに組み込まれてスムーズに利用できるようになったPS Store
実機レビューのほうでもお伝えしたが、PS5のPS Storeは独立したアプリではなく、メニューの一部として組み込まれている。PS4ではPS Storeを開く際にやや待ち時間があったが、PS5では違和感なくスっとStore画面に遷移してくれる。
デザインは少々変わっているものの、操作自体はこれまでのPS Storeと同じような感覚でできる。タイトルの詳細を見たり、スクリーンショットや動画を確認するときのレスポンスがPS4よりも格段に良くなっているので、ストレスは一切感じない。
PS Plusコレクションのラインナップが超豪華!このためにPlus加入もアリ
PS5でもオンラインによるマルチプレイや、特定のタイトルのフリープレイ、Plus会員限定の割引セールなどのサービスを受けるにはPS Plusに加入する必要がある。
このPS Plusなのだが、PS5を持つユーザー向けの特典として、PS4世代を象徴する名作ゲーム19タイトル(2020年11月12日時点)が遊び放題の「PS Plusコレクション」が利用できるという大きなメリットがある。現在、PS Plusコレクションで遊べるタイトルは以下の通りだ。
SIE ワールドワイドスタジオのタイトル
・『Bloodborne』
・『Days Gone』
・『Detroit: Become Human』
・『ゴッド・オブ・ウォー』
・『InFAMOUS Second Son』
・『ラチェット&クランク THE GAME』
・『人喰いの大鷲トリコ』
・『The Last of Us Remastered』
・『Until Dawn – 惨劇の山荘 -』
・『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』
ソフトウェアメーカーのタイトル
・『バットマン:アーカム・ナイト』
・『バトルフィールド 1』
・『コール オブ デューティ ブラックオプス III ゲーム オブ ザ イヤー + ゾンビクロニクル同梱版』
・『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』
・『Fallout 4』
・『FINAL FANTASY XV ROYAL EDITION』
・『モンスターハンター:ワールド』
・『ペルソナ5』
・『BIOHAZARD 7 resident evil』
PS4ユーザーにとっては定番中の定番とも言えるタイトルばかりなので、コアユーザーはプレイ済みのタイトルが多いかもしれないが、新規やライトユーザーにとっては非常に魅力的なラインナップだろう。
また、これらのタイトルをPS5でプレイするとロード時間が短縮されたり、画質やフレームレートの向上といったかたちでブーストされるので、PS4ユーザーにとっても、PS5へ乗り換える動機となりうるポイントだ。
実際に『Days Gone』や『Bloodborne』、『Detroit: Become Human』、『The Last of Us Remastered』、『ペルソナ5』などをプレイしてみたところ、タイトルによって差はあるが起動時間やロード時間の短縮ははっきりと感じられた。
特に、PS5向けのアップデートが適応された『Days Gone』は解像度、画質、フレームレートが大きく向上しており、もはやリマスターといってもいいレベルだ。
ゲームを終了せずにYouTubeやNetflixなどが視聴できる
最後に、ゲーム以外のエンタテインメントアプリについても触れておきたい。PS4でもYouTubeやNetflix、Huluといった映像コンテンツや、Spotifyなどのミュージックアプリを楽しむことができたが、PS5ではゲーム関連のメニューとは別に、「メディア」タブで一括にまとめられている。
ゲームの起動中に映像を再生しても、プレイ中のゲームを終了させることなく視聴できるので、いつでも好きなときに好きなコンテンツを楽しめるのは非常に快適だ。映像を見ている途中でゲームに戻りたくなったら、PSボタンを押して先ほどまで遊んでいたゲームに切り替えれば、数秒程度で中断していたところから再開できる。
逆に、ゲームから映像コンテンツへ切り替えても、映像を視聴していたところからすぐに再生できた。ゲームもメディアコンテンツもPS5の中だけでスムーズに楽しめるので、いちいち映像入力を切り替えたりと煩わしい思いをしなくてもすむのは嬉しい。
ついに発売されたPS5。まだまだ入手困難な状況ではあるが、次世代機に相応しい映像美と快適さをもたらしてくれることは間違いないので、まだ入手できていないという人は今後も動向をチェックして、ぜひともPS5のパワーをその手で体験してみてほしい。