コロプラによる完全新作スマホアプリ『ユージェネ』。本作は、「生(なま)キャラ」による生配信と、実際の日本をもとにしたオープンワールドでの冒険が融合したという「ゼロ距離エンターテインメント」なるジャンルの作品だ。
プレイヤーは、謎の科学者・クレイによって並行世界である「#世界(ハッシュワールド)」から呼び集められた3名のヒロイン「アスタリスタ」と協力し、世界を侵略者・アイズの危機から救うためオープンワールドを冒険することとなる。
具体的には何をするのかというと、オープンワールドに出現するアイズを倒すことでドロップする「エール」を集め、ヒロインの生配信「#ライブ」にてヒロインに「エール」を届けることが目標となっている。この生配信とは単なるイベントシーンやカット映像ではなく、実際にヒロインたちが毎日30分から45分ほどゲーム内で本当に生配信を実施するのだ。
本稿では4月6日(火)に開催されたメディア向けの体験会での実機プレイを通して感じた、本作の具体的なゲーム内容と、「ゼロ距離エンターテインメント」たらしめるインタラクティブ性についてレポートする。
執筆・取材/anymo
新しいゲームジャンルを目指す『ユージェネ』
本作は、総合プロデューサーである福重潤哉氏が「新しいゲームジャンルの創造であり、全く新しい体験へ挑戦したものです」と述べているように、キャラクターによる生配信とオープンワールドでの冒険が融合した斬新なタイトルだ。
もっとも大きな特徴は、生配信とオープンワールドでの冒険がそれぞれ相互に関係しあっていることだろう。
プレイヤーは生配信でキャラクターに送ることができるエールをオープンワールドで獲得。送ったエールの数に応じたランキングで上位に入り生配信視聴後にイベントが発生するなど、生配信とマップゲームを相互に楽しめるよう設計されているのだ。
実際にキャラが毎日生配信!
本作のもっとも大きな魅力であるキャラクターによる低遅延(0.4秒)の生配信は、アプリリリース後は毎日30〜45分の配信を予定しているというから驚きだ。
この生配信はARを使用すると、目の前にキャラクターがいるかのように配信を視聴することができる。特にライブの際に使用すると迫力たっぷりにライブを楽しむことができるので、リリースされた際にぜひ一度は体験してほしい。
配信中は花束や花火、果てはロケットや隕石などさまざまな「エール」をキャラクターへ送ることができ、エールは配信画面上に表示される。そのためキャラクターがエールを話題にしたり、添付したコメントに返答してくれることも。送るたびにドキドキしながら配信を見守ることができるのも楽しい。
また、ユーザーが参加できるもぐら叩きやクイズ大会のようなゲームも実装されている。どれもキャラクターとコミュニケーションをとりつつ、上位に入賞することでポイントを獲得できるものとなっており、より配信を楽しむことができるひとつの要素となっている。
キャラクターの衣装は、その場で好みの衣装に着替えさせることも可能。こちらは自分の配信にのみ反映されるので、思い思いの衣装を着せて生配信を楽しむことができる。
体験会では本作に登場する少女「アスタリスタ」のうちのひとりである、ケモ耳の少女・アニャが生配信をしてくれた。
リクエストに応えてしっぽを見せてくれるなど、コメントをこまめに拾って反応を返す姿は非常にかわいらしく、筆者を含めた取材陣もすぐにその魅力の虜となった。
また、ユーザー参加型のゲームではキャラクターの行動で結果が変わるあみだくじなどを体験した。キャラクターとコミュニケーションをとりつつゲームをプレイする体験はとても新鮮で、他のプラットフォームとの差別化を図るための独自性を強く感じた。
生配信終盤ではライブも披露。ダンスをしながらしっかりと歌い上げる姿は、かわいらしさだけではなく安定した魅力も併せ持っておりがっちりと心を掴まれた。
以下の体験会ダイジェストでは冒頭の挨拶からゲーム、終盤のライブシーンまでを一部視聴できるので、ぜひ再生して技術力と「アスタリスタ」の魅力を体験しみてほしい。
アプリリリース時には、アスタリスタである瀬戸さくら、田中・コズミック・天、そしてアニャにそれぞれオリジナル曲が1曲ずつ用意される予定。楽曲の配信も前向きに検討中のようだ。
なお、福重潤哉氏は生配信を行うアスタリスタについて「(キャラクターは)追加する気満々です!」と述べている。これからの展開に期待しよう。
リアルな会話で紡がれる並行世界が舞台のSFストーリー
マップゲームの舞台となるのは、現実世界をもとにしたオープンワールドだ。本作では地形標高もマップに反映されているため、富士山などに赴くことでリアルな地形の起伏を感じることが可能となっている。
マップゲームの目標は、侵略者「アイズ」を討伐することでドロップするプライズを収集、図鑑を埋めていくことだ。プライズは獲得後、生配信にてキャラクターに送信することができる。また、日本全国にご当地のプライズが用意されているため、図鑑を埋めるためには北海道や沖縄まで赴いて「アイズ」を討伐する必要がある。
そして生配信やマップゲームといった要素にしっかりとした意義を与えているのが、「#世界(ハッシュワールド)」と呼ばれる並行世界を舞台にしたSF要素の強いストーリーだ。体験会ではチュートリアルまでのプレイとなったが、その先にもキャラクターの魅力や、世界観を掘り下げるオリジナルのストーリーが展開される。
また、キャラクター同士のリアルな間やアドリブのようなやりとりから生まれる、他のタイトルにはない実際の会話らしさと、その中で会話をデフォルメして伝わりやすさに配慮した字幕にもぜひ注目してほしい。
『ニュージェネ』は現在、登録者数によってゲーム開始時にさまざまな報酬を得られる事前登録を受付中。50万人を突破で配信中にキャラクターがバク宙を披露するとのこと。その他の報酬は以下の画像にて確認していただきたい。
さまざまなインタラクティブ要素を積み重ねることで、キャラクターの実在性をより強く感じることができる本作。
少しでも気になっている方はぜひ事前登録をして、4月21日(水)に予定されているリリースをともに待機していただきたい。
※記事中のゲーム内の画像は、開発中のため変更になる可能性があります。
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