実在のスター選手が続々登場! 本場プロリーグも監修する『NBA RISE TO STARDOM』は、バスケ素人からNBAファンまで包み込む「夢のカード型育成バトルゲーム」だった

 年を重ねるたびに、戻らない青春の日々を思う。

 血尿が出るまで竹刀を振らされた道場でのトラウマから運動恐怖症となった筆者は、家と学校を往復するだけの孤独な学生時代を過ごしていた。幼いころには毎日のように遊ぶ友人もいたが、彼はいつしか部活にのめり込むようになり、しだいに付き合いが薄れていった

 その彼が所属していたのが「バスケ部」だった。レイカーズの黄色と紫のユニフォームを着こなす彼が、目を輝かせて語るNBAのスター選手たちの魅力を当時はよく理解できずにいた。いまになって考えれば、もっと話題にうなずいたり言葉をうまく返すことができていれば、たまに連絡を取るぐらいの間柄が続いていたかもしれない。

 できる限りの努力はしてみたつもりだ。体を動かすのは苦手だったので、彼の部屋で何かの対戦型バスケゲームを一緒にプレイした記憶がある。だが競技のルールすらおぼつかない自分にとって、選手を的確なポジションに配してパスやシュートを決めるのは難易度が高く、右往左往するぎこちない操作でかえって互いの溝を深めた気もする。

 そのゲームは2回か3回遊んだきり、再び話題にあがることはなかった。あのとき触れた作品が、バスケの知識に左右されず誰もがともに楽しめるタイトルだったとしたら、彼との関係は変わっていただろうか。

(画像は『NBA RISE TO STARDOM』公式サイトより)

 そうした過去を思い出していると、図らずもバスケットボールが題材のスマホゲームを紹介する機会を得た。タイトル名は『NBA RISE TO STARDOM』。本場アメリカの世界最高峰リーグであるNBA監修のもと開発された本作は、スポーツに特化したジャンル作としては斬新な「カードによる戦術の読み合い」が鍵を握るシミュレーションゲームだ。

 作中では現役のスター選手たちが続々と出演。さらにはかつて一世を風靡したレジェンド選手までもが登場を予定しており、その数はなんと450名以上にものぼる。プロ中のプロであるNBA選手たちから自分だけのオリジナルチームを結成し、移りゆく試合展開を眺めつつ監督さながらに采配を振るう楽しさが味わえるゲームは、知る限りほかに類を見ない。

 そんな『NBA RISE TO STARDOM』は、バスケにまったく詳しくない筆者のような人間にも「NBAをもっと知りたい」と思わせる数々の要素が詰まっていた。バスケ好きな方であれば、なおさら心に響くことだろう。本記事では先行プレイを通じて体験した、11月24日(水)より正式サービスを開始したばかりの同作の魅力やシステムをお伝えしていく。

文/dashimaru

※この記事は『NBA RISE TO STARDOM』を通じてNBAの魅力を広く発信していきたい、グラビティゲームアライズさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


本場アメリカのNBAリーグが監修! 日本で企画・開発する唯一のNBA公式ライセンスゲーム

 まず注目すべきは、日本が企画・開発するゲームとしては唯一の「NBA公式タイトル」である点だ。これにより選手の能力値など各種データが、実際のプロリーグに基づく本格的なものとなっている。またカットシーンで躍動する選手たちの動きにおいても、選手の特徴や個性を再現する緻密なモデリングを施したという。
 そうしたこだわりは随所に散りばめられ、本作の高いオフィシャル度を形にしている。

 たとえばゲームを起動すると、ユニフォーム姿の渡邊雄太選手が現れ、プレイヤーを作品の世界へと誘う。渡邊選手といえば206cmもの長身を活かし、田臥勇太氏に次いで日本人史上ふたり目のNBA入りを果たした、世界が認めるスーパースターだ。

※画面はすべて開発中のもの

 本作の公認アンバサダーも務める渡邊選手が「バスケはこんなスポーツです」と競技のルールをわかりやすく教えてくれるのだから、不慣れなビギナーでも「やってみよう!」という気持ちにならざるを得ない。同選手は作品を紹介するコメントを動画で寄せたり期待を語るツイートを投稿したりと、今後も積極的に『NBA RISE TO STARDOM』の情報を発信していく予定だ。

 さらに本作は、プロモーションにも大きな力を注いでいる。公式YouTubeチャンネルにアップされているオリジナル番組では、芸能界きってのNBA好きとして有名なココリコの田中直樹や、NBA中継の解説者として知られる佐々木クリスが出演。MCにバスケ経験者のタレント時東ぁみを迎え、3者がゲームの楽しさを解き明かしていく様子が見られるので、興味を持たれた方はチェックされたい。

 番組以外にも、NBAファンに向けたバスケットボール専門誌『ダンクシュート』とのコラボを実施。発売中の2021年12月号より、1年間にわたって同作の紹介や攻略情報などが掲載されるとのこと。初回となる同号では、開発およびプロデューサー陣へのインタビューが行われており、ライトなゲーマーからコアなバスケマニアまで幅広い層へのアプローチを目指している。

インタビューや先行体験会のレポートが載った『ダンクシュート』2021年12月号

複雑なアクションの要らない、バスケ素人でも楽しめるカード型バトル

 それではゲームの内容を見てみよう。本作は試合・チーム編成・育成の3つの要素を軸としている。ここではチュートリアルの解説を参照しつつ、試合がどのように展開されるのか、その仕組みへと迫っていく。

 試合はベンチとリザーバーを含む選手カード15枚に、コーチカード1枚を足した2組のチーム間で行われる。リザーバーは試合が始まると選べなくなるため、出場できる選手は実質13名。5対5の布陣で第1クォーターから第4クォーターまでを争い、獲得したスコアの合計で勝敗を決める。

 ゲーム開始前には出場する選手をピックアップ。各選手にはスタミナやポジションごとの相性、攻守にそれぞれ3つずつの能力値が割り振られており、これらの数は「作戦変更」による攻守の戦術の選び方によっても変化する。相手チームの強さや選択肢の傾向と比べながら、対戦確率の高い主軸選手を誰にするか見極めるのが大きなポイントだ。

 試合が始まると数値をもとにした選手間の攻防がオートで進む。戦術やスタミナの具合に応じて選手を入れ替えたり、後述するイベント「クラッチ」の発生時には若干の操作が必要となるが、基本的にプレイヤーは流れを見守るだけでよい

 ゲームの展開には2種類のモードが用意されている。見どころを選りすぐり対戦の一部をカットシーンで映し出す「ライブビュー」と、すべての対戦を順番に追うことのできる「カードビュー」だ。臨場感あふれる試合を楽しみたい場合は前者を、俯瞰的に分析して確実な勝利を収めたい際には後者で眺めるとよいだろう。クォーター終了時には「BOX SCORE」から試合内容を振り返ることもできる。

 各クォーターを終えると選手たちはスタミナを消耗する。ゲージの減少とともに攻守の能力値が低下するので、出場するメンバーを入れ替えて有利な戦局を狙うのが望ましい。試合をサクサクと楽しみたい方は、攻守やスタミナなどの優先したい条件やポジションを指定できる「自動編成」機能もあるので、そちらの使用を推奨する。

試合展開を劇的に変える独自のシステム「モメンタム」と「クラッチ」

 本作を特徴づける独自の要素「モメンタム」「クラッチ」にも触れておこう。いずれも試合の流れを大きく分ける重要なシステムだ。「モメンタム」とは「チームの勢い」を表す数値。自陣の采配や対戦の結果によって変動し、この値が相手チームより高いと選手の引き分け時にも勝利が可能となり、スコアが獲得できる。

 一方の「クラッチ」は、クォーター中に増加するゲージが満ちた時点で発生するイベント。選択しているビューの種類を問わずカットシーンの演出が挟まれ、選手どうしの一騎打ちによる駆け引きバトルが繰り広げられる。

 能力値の強弱で勝敗が決まるクラッチではプレイヤーも操作に加わり、シュート・パス・ドライブの3つの技からひとつを選択。技は互いに相性の優劣があり、相手の選んだものに対し強い手を出せた場合には数値が1.5倍となる。勝利ボーナスを得ても能力値を下回っていると、相手の3ポイントシュートが確定。値は選手の特性やスタミナの状況によっても揺れ動き、シンプルながら奥深い読み合いが生まれる。

 クラッチにはこのほか、特定の技の値を増幅させるスキルも関わってくる。モメンタムが相手よりも劣っているときなど、限られた条件下でしか発動できないものも存在する選手固有のスキルは、育成を通じた強化も行うことが可能だ。

 さまざまな要素が絡み合うこのイベントをいかに制するかが、本作におけるゲームプレイの要であり、もっとも手に汗を握る瞬間だと言ってよい。相手の思惑の裏をかき、有利に見える技へのカウンターを決め逆転ゴールを果たせばモメンタムも一気に上昇。つい心の中で「ナイスシュート!」と叫んでしまう。

スター選手を育成強化し、夢のオリジナルチームを作り上げよう

 続いてはチーム編成と育成要素を紹介していく。チームのメンバーは「オファー」「トレード」を通じて増やすことが可能だ。オファーではログインボーナスやデイリーミッションなどの達成報酬、運営からのプレゼントやリアルマネーと引き換えに得られる「ゴールド」によって、選手のカードがランダムに入ったパックを購入できる。

 カードパックをスワイプして封を開く場面は、高揚感に満ちた至福のときだ。新たな現役選手が次々と登場し、一枚一枚に記されたフレーバーテキストスターたちとの出会いを盛り上げる

 リーグを引退したレジェンド選手のカードも今後実装されていく予定で、NBAを華々しく彩ってきた歴史の数々にも触れられる。偶然引いたカードからお気に入りの選手を見つけ、自分だけのドリームチームを考えたりしても楽しめそうだ。どの選手もカードを集めると高ランクの「エピック」まで強化できるので、能力で妥協せず自由に組み合わせを試してみたくなる。

 また、集めた選手カードはプレイヤー間でのトレードもできる。指定したカードもしくは選手の育成などに使える「マネー」と交換が可能だ。選手の移籍が激しいNBAでは、その年のカードは該当シーズンの間にしか入手できない規約となっている。データとしては残り続けるものの、取り決めにより希少価値が高まる点から、カードを集める楽しみも増すに違いない。

 試合での勝利をはじめ各種報酬として得られるマネーは、選手の能力値やスキルを強化するトレーニングのほか拠点施設のアップグレードを行うためのアイテム「トレーニング施設」に投資をすれば対応するポジションやスキルの上昇効率がアップし、「バックオフィス」ならミッション数の上限が解放可能。「オフィシャルストア」をアンロックすると時間経過でマネーが獲得できるようになる。

 なお先行体験ではAIが操る敵チームとの対戦を試遊できたが、サービス開始時にはプレイヤー同士の非同期型PvPが実装され、追ってリアルタイムでの対人戦にも対応するという。気楽に楽しめるコンピューターとのバトルもよいが、手の内を読み合うプレイヤー間の駆け引きは、より白熱すること必死だ

 日本国内を皮切りに、アジア圏や世界に向けたサービスの拡大も計画されている『NBA RISE TO STARDOM』。『ダンクシュート』12月号のインタビューで、プロデューサーの神崎喜多氏は「eスポーツモードの実装」を企てていると語り、ゆくゆくは「賞金つきの大会を開催し、NBAコミュティを盛り上げていきたい」と展望を明かしている。実現されれば、日本発の本作が世界各地にバスケ文化を普及し促進させる一助となるだろう。

 惜しむらくは、こうしたバスケットボールへの関心を呼び起こし、興味の扉をやさしく開くゲームが、今日このときまで登場しなかった点だ。『NBA RISE TO STARDOM』を紹介するにあたり、冒頭で伝えた当時の幼い自分に本作の存在を教えてあげたいと強く思った。

 それは叶わぬ願いではあるが、人生を謳歌するのに遅すぎることはない。かつての友とも再び出会い直せるのではという淡い期待に賭け、SNSでうっすらとつながっている彼のアカウントに「ねぇ、このゲーム一緒に遊んでみない?」とメッセージを送ってみようか考えているしだいだ。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP
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