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古き良き「洋ゲー」の趣がたまらない。SFオープンワールドRPG『エレックス2』はこだわり抜かれた「会話」が魅力の、独特の異世界に浸らせてくれる作品だった

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 異世界を歩く、というのはゲームに限った話ではなく、フィクションにおける根源的な楽しみのひとつだ。

 我々が今生きている世界とは別の世界。そこには我々とは違う文化や技術、風習の中で生き、我々とはことなる考え方や価値観を持つ人々がいる。我々は文章や音楽、映像、そしてゲームといったエンターテインメントを通して彼らに触れ、楽しみ、そしてリアルの生に影響をおよぼされることさえある。

 「違う世界に浸る」という行為はとても魅力的だ。しかし、我々は常識や道理、経験、文化を持った存在なので、自分の理解のおよばない突飛な世界というのは受け入れがたく、楽しみ切れない場合もある。そんなときにフィクションに求められるのが「リアリティ」と呼ばれるものなのではないだろうか。

 さて、今回ご紹介するゲームタイトル『ELEX II エレックス2』(以下、『エレックス2』)の世界は中々にユニーク……というより、闇鍋的な味わいが強い。人々の装束や扱う魔法はファンタジー作品のようであり、あたりに残る廃墟はポストアポカリプスの雰囲気を漂わせ、レーザー銃を持ったエイリアンと二足歩行のロボットが登場するなど、スペースオペラ的な趣もある。

 「ポピュラーな異世界を全部ごった煮にしてやりました」とでも言いたげな本作だが、そこでの旅路は奇妙なリアリティをもってプレイヤーの心に残る。それは『エレックス2』のキャラクターの造形によるところが多い。

 利己的で大局観に乏しく、派閥や面子ばかりを気にかけ、責任を他人に擦りつけようとする人々。しかし、時には驚くほどに美しい一幕も見せてくれる。それが、少なくとも筆者にとっては非常に人間臭く、そして同時に「リアル」なものに思えたのだ。

 そういうわけで、本稿では『エレックス2』がどのようなゲームなのかということを簡単に紹介したうえで、本作のキャラクター、そして「会話」というテーマを主軸にその魅力の根源を突きとめていきたいと思う。

『エレックス2』レビュー: 古き良き洋ゲーの趣がたまらない_001

文/久田晴


プレイヤーを試す『エレックス2』の世界

 まず『エレックス2』、そして前作である『エレックス』をご存じの方は限られると思うので、本作の基本的な設定などを簡単に振り返っておきたい。なお、筆者自身も初代『エレックス』は未プレイだが、それでも『エレックス2』はきちんと楽しむことができた。

 『エレックス2』はオープンワールド・SFアクションRPGとされる作品で、舞台となるのは隕石の衝突によって文明が崩壊した惑星「マガラン」だ。この隕石によってもたらされた謎の物質「エレックス」を巡って5つの勢力が対立しており、さらには宇宙からの侵略者「スカイアンド」の魔の手も迫っている。

 主人公「ジャックス」は前作での活躍から英雄と称えられる人物であり、かねてからスカイアンドの脅威を人々に知らせようとしていた。しかし派閥争いにいそしむ彼らはその言葉に耳を貸さず、失望したジャックスは妻や息子からも離れて孤独な生活を送っていた……というのが本作開始以前の簡単なあらすじだ。

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画像左が主人公「ジャックス」

 ゲーム中ではオープンワールドで表現されたマガランを旅しながら、スカイアンドに対抗するためのジャックス自身の勢力を築き上げていく。もちろん一筋縄ではいかない。さまざまな勢力との関係を構築し、スカイアンドの攻撃にも対応し、さらには有能な人材を集めたりと、文字通りマガラン中を東奔西走することになる。
 
 ゲームプレイの基礎部分はシンプルで、多くのクエストは会話・戦闘・調達の3要素を軸に構成されたものだ。個人的には本作の最大の長所は「会話」にあると思っているので、そちらについては別項にて細かく語らせていただきたいと思う。ここではそれ以外のふたつの要素について、軽く触れておこう。

 戦闘は三人称視点の近接アクションとTPSを織り交ぜ、スタミナ制を採用したものだ。近接攻撃や回避、ダッシュを行うとスタミナを消費し、ガード中は回復しないのでうまく敵との間合いをはかりつつ戦闘を組み立てていくことが求められる。

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ほぼ枯渇しているが、画面右下の黄色いゲージがスタミナである

 武器には剣や棍棒のような近接武器と弓やレーザー銃までの遠距離武器など、約120種類が登場。各装備品に要求ステータスが設定されており、どんなに良い装備を手に入れてもすぐに装備できるとは限らない

 戦闘はややこしいものではないが、単純に敵の攻撃力や耐久が高く、決して易しくはない。特に、空中からレーザービームで狙撃してくるドローンには非常に苦戦を強いられ、それまで近接一筋ですべてを殴り倒してきた筆者は反省を促されることとなった。

 また、その辺りを当たり前のような顔をして強力なモンスターがうろついているので、間違っても全部を倒していこうなどと考えてはいけない。強い相手からは徹底的に逃げ、弱い相手を狩って金や経験値に変えていく。一見すると卑怯にも思われるかもしれないが、マガランで生き抜くにはこの程度の覚悟は必要なのだ。

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敵にドクロマークがついていたら迷わず逃げた方が良い

 調達は文字通り指定のアイテムを個数を揃えて渡すだけなのだが、求められる量が多く、道中の探索を適当にやっていると意外と苦労することになる。というのも、本作のマップは初期状態であると情報が非常に少ないからだ。ファストトラベルポイントと商人、一部のNPCくらいしか表示してくれず、どこに何が生えているのかは実際歩いてみなければ分からないのである。

 そして、各商人が何を売っているのかを確かめる方法も無い。プレイヤーは自らの知識と記憶に頼り、必要なアイテムを求めていかなくてはならないのだ。

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一度売ってしまっても買い戻すことは可能

不便さが「マガラン」で生きているという実感を巧みに演出する構造

 さて、ここまでクエストの攻略の流れを大まかに追ったわけだが、多くの方はこう思ったのではないだろうか。「『エレックス2』って不便そうだな」 と。

 確かにクエストマーカーはルートを表示してくれないし、ファストトラベルポイントが近くにあっても特に通知はされないため目視で探す必要がある。上述の通り、あたりには強力なモンスターがウロチョロしているし、そもそもどのクエストから進めるのが良いのかも分からない。

 初代『エレックス』を嗜んだ方ならまだマガランでの生き方も分かるのかもしれないが、我々『エレックス2』でデビューしたプレイヤーは何も知らない世界に放り出されてしまったような気分になる。

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次から次へとクエストが舞い込む

 そして主人公「ジャックス」は、初期状態ではかつての英雄とは思えないほどに無能である。打たれ弱いのは人間なのでまだ仕方ないと言えるが、スキルを習得しなければ矢1本、ポーションひとつ作ることもできない

 ここで重要となるのが専門技能を持ったNPCたちだ。ステータス要件を満たし、スキルポイントと手数料を持っていれば彼らから技術を学ぶことができる。もちろんひとりですべてを教えてくれるわけではなく「採鉱」はこの人、「化学」はあの人、のように分かれているので、まずは知識の持ち主を探すことから始まる。

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 上述の通り戦闘の難易度は高く、なおかつ避けられない場面も多い。そのため、できるだけ筋力や敏捷、体格といったステータスにポイントを振り、強い装備を身につけられるようになって少しでも戦闘を楽にしたい

 しかし序盤は金欠に陥りやすく、ポーションなどの消耗品をお金だけで揃え続けるのも難しい。そのためクラフトや採集のスキルも非常に魅力的なものに思えてくるのだ。限られたステータスポイントを何に使い、何を諦めるのかといった問題には中盤ごろまで悩まされ続けるだろう。

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パーツが揃っていても、技能が足りなければクラフトできない

 では『エレックス2』は不便なだけのつまらない作品なのか? と問われれば、答えはノーだ。上に連ねてきたような点は確かにストレスにもなるが、同時にこの厳しい世界で「生きている」という実感をくれる。

 ショップを求めて歩き回るうちに街の構造が頭に入っていき、いつの間にか店主の名前や常連のメンツまでをも覚えていく。
 必要な素材を求めるうちに何やら見たことのないモンスターに出くわし、興味本位で戦い、死にかけになって逃げ回る。
 ひとつのクエスト目標に向かって進んでいるといきなりNPCから声をかけられ、いつの間にか別のクエストを進めている……など、丁寧に舗装された道を歩むようなゲームでは味わえない体験が『エレックス2』にはあるのだ。

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 そして、不便な点ばかりというわけでもない

 ファストトラベルポイントについては、一度発見さえしておけばいつでも無償でテレポートできるノンストレスな設計であり、いくら強力なモンスターがうろついていても全力で逃げようと思えば逃げられる。クエストについても、ほかのクエストをクリアしていればよりスムーズにことが進む場合もあったりと、無意味に数が多いだけではない

 そしてルート表示に関してだが、これは半ば「不要」と言い切ってしまってもいい程度のものかもしれない。通常、オープンワールド形式のゲームでルート表示が求められるのは、直線的に目的地に向かうだけでは障害物などに阻まれ、かえって手間がかかるというパターンを避けるためだ。

 『エレックス2』のおもな移動手段は徒歩ともうひとつ、本作を象徴するアイテムでもあるジェットパックのみ。こちらはプロローグ終了時からすぐに使えるようになり、各地に用意された専用の作業台を用いれば機能や燃料の容量などを強化できる。

 カスタマイズすることで空中にいる敵に殴りかかることもできるようになるので、近接型の育成をする方には早めの強化をおすすめしたい。なお、こちらの強化にももちろん相応の賢さとパーツ、費用がかかる。

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 さて、このジェットパックの何が良いかといえば何のリソースも必要とせず、数秒のクールダウンを挟めば何度でも使用できる点だ。ところどころに足場さえあればどんな高所にでも行けてしまう

 つまり、本作のマップには「障害物」として機能を果たすオブジェクトが非常に少ないのである。目標の方角さえわかれば、あとは阻むものすべてを飛び越え、ひたすら走ればいいという、なかなかに大胆な設計になっているのだ。

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ジェットパックを強化するごとに移動は楽になっていく

 『エレックス2』は、たしかに不便な点が目につきやすい作品かもしれない。しかし遊んでいる内に、それらはいずれもゲームの楽しみを損なう類のものではないことに気づくことができた。むしろ、この世界に浸るための手法のひとつとして「あえて」こういったデザインがなされているのではないかと感じるようになったほどである。

 奇妙な言い方ではあるが「無駄のない」不便さが、本作の味わいを作り出しているのだろう。プレイヤーにかけられるストレスが、ジャックスの旅の上の苦労として受け入れられるレベルであるからこそ、歩みを止めずにプレイを続けることが可能なのだ。

面倒くさいほどに人間味あふれるNPCたちとの「会話」から生まれるドラマ

 いよいよ、筆者が感じた本作最大の魅力「会話」について触れていきたいと思う。公式サイトによれば、本作にはボイスつきかつ、名前を持つNPCだけで約400人が登場する。

 そしてゲーム内のテキストが英語版ベースで60万ワード、そのうち会話部分だけで40万ワードをしめるという。とにかく相当なテキスト量を持ったゲームであることは間違いない。

 ゲーム中でもそれは強く実感できた。とにかく会話が多いのである。クエストのはじめや終わりはもちろん、その途中でも会話イベントがあったり、道を歩いていたらいきなり話しかけられたりと、人と話している時間が非常に長い。

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時には辛辣な言葉も飛んでくる

 上で書いておいたように、人間同士の争いにくわえてエイリアンまで登場した世界ということもあり、出会う人々や派閥はいずれも役に立つ人材を求めている。それをジャックスも知っているからこそ、自らの勢力の拡大や、派閥同士の団結を促すためにさまざまな頼まれごとをこなしていく。

 だが、この厳しい世界で生きる人々が一筋縄で言うことを聞いてくれるわけもなく。彼らのために働いて信頼を得るか脅迫するか買収するか、さまざまな選択肢が現れてくる中でプレイヤーは相手を見定め、何が有効に機能するかを判断しなければならない。

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選択肢の中には一定の能力値を必要とするものも

 また、本作にはプレイヤーに付き従ってくれるNPC、いわゆるコンパニオンキャラクターがいるのだが、ほかのNPCとの会話には彼らもそれぞれの反応を示す。

 たとえば主人公の妻である「カジャ」は、脅迫などといった非人道的な行いをすると主人公に反感を持つ。しかし別のコンパニオンの「ナスティ」は、反対に暴力的な手段を好み、穏やかに相手の言いなりになっていると主人公を軽蔑するようになるのだ。

 コンパニオンキャラクターは戦闘では頼れる存在なのだが、会話の中では顔色をうかがわなければならない相手が増える、という面も持ち合わせている。面倒ともいえるが、ゲームの中で「人間関係」を描くうえでは、かなりリアルな体験を生み出すことに成功している。

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選んだ答えが悪く、妻に嫌われてしまうジャックス

 ちなみに、仲間になるのは人間ばかりではない。戦闘用ドローンの「C.R.O.N.Y.U4」は比較的序盤から頼れるうえ、ジャックスに忠実、かつ戦闘でも安定して援護射撃をしてくれる頼れる相棒となる。ジャックス自身も「クロちゃん」と呼んでいるあたり、それなり以上の愛着を持っているらしい。

 さらには感情を理解しようと励むアンドロイド「ファルク」も登場。0と1の2進数でかわされる彼らふたりの会話シーンは、本作独特の雰囲気をよく表している筆者お気に入りの一幕だ。

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何を話しているのかは分からないが、通じ合っているようでほほえましい

 『エレックス2』の会話はその量もさることながら、ひとつひとつがキャラクターたちに人間味を与える役目をしっかりと果たしている。決して生ぬるくはない世界を描くにあたって、面倒くささを感じさせる人間というのは「リアリティ」を生み出しているように感じられた。

 そして、ときに彼らはプレイヤーの思いもよらぬようなドラマチックなシーンも見せてくれる。ジャックスだけでなく、出会う人々全員の物語を見ていきたい、という思いは面倒に感じながらもクエストをこなし続けられるひとつの理由になってくれた。

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目頭が熱くなるようなシーンもある

 また、この膨大なテキストのすべてを日本語で楽しめるのもありがたい。初代『エレックス』は正式には日本語に対応しておらず、筆者も本作をプレイするにあたって下調べをした際に、サジェストに「ELEX 日本語化」が出てくるほどだったので、恐らく同作ファンの方には『エレックス2』の日本語対応は嬉しいニュースだったのではないだろうか。

 ローカライズの精度は完璧とは言えないが、少なくとも意味が通じず困る場面はほぼ無かった。キャラクターの口調が急に変わったり、女性キャラクターがいきなり雄々しい話しぶりになることはあるものの、彼らの意図はしっかり伝わってくるし、クエストの流れを確認できるログも分かりやすい。

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映画のようなセリフに綺麗に訳されているパターンも

ハマる人は徹底的にハマる「尖り」が目立つ作品

 『エレックス2』は、目を見張るような華々しいグラフィックやエキサイティングな戦闘システム、キャッチーなキャラクターで強く惹きつけるような作品ではない。ときに不便にも感じるシステムの中でプレイヤーが旅の苦労を知り、マガランを肌で感じていくにしたがって徐々にその魅力を伝えてくれるゲームである。

 そこに住む人々は決してプレイヤーに、そしてかつての英雄でもあるジャックスに優しくない。基本的には派閥の利益、ひいては自己の利益のために生きている、言ってしまえば小市民的な存在である。そして皮肉なことに、彼ら利己的な大衆へのもどかしさがプレイヤーとジャックスの間の何よりの共感事項になっていくのだ。

 ストーリーの中で、ジャックスは幾度となく彼らへの不満をつぶやく。ときには直接「お前らの責任の擦り付け合いにはうんざりだ」とまで吐き捨てるほど彼は苛立っている。それでも、彼とプレイヤーは人々のために動くことをやめられない。ジャックスは自らと愛する息子をスカイアンドから守るため、そしてプレイヤーはこの物語の終幕を見届けるために。

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 ゲームプレイはストレスを感じる部分もあるが、それは「マガラン」という過酷な世界を歩いているというリアリティを導き出す。誰かのために駆けずり回っても見返りを得られるとは限らず、勝てる敵ばかりが襲ってくるわけでもなく、物事はなかなか望んだとおりに運ばない。そんな「リアル」が『エレックス2』には満ち溢れている。

 そして同時に「フィクション」らしい爽やかなシーンもきちんと用意されている。すべてがすべてうまくいくわけではないが、すべてに絶望しなくてはならないほど救いのない世界ではない。

 『エレックス2』が人を選ぶ作品であることは否めない。しかし、ハマる人は徹底的にハマる「尖り」を持っている。システム、キャラクターの両面においてプレイヤーを適度にストレスで縛りつつ、さらりとした嫌味のないエクスタシーを与えてくれる作品だ。
 ストアページの紹介文に「ヴィンテージ感あふれる」と書かれているように、「古き良き洋ゲー」の趣というのが、きっと本作の大きな魅力のひとつだ。その「良き」部分を色鮮やかに残しつつ、「悪しき」部分を可能な限り切り捨てることに挑戦したのが『エレックス2』という作品なのだと思う。

 そのため、いわゆる「洋ゲー」を昔から嗜まれてきた方はもちろん、あまり馴染みが無かったという方にもぜひ『エレックス2』は触ってみて欲しい。そのヴィンテージなテイストが口にあい、新たな世界との喜ばしい邂逅を果たしていただければ幸いである。

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ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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