9月15日(金)より開催されている東京ゲームショウにて、KONAMIではシリーズ最新作『スーパーボンバーマン R 2』ブースを出展しており、試遊が楽しめる。
本作は2023年に発売予定のシリーズ最新作。Playstation 4、Playstation 5、Nintendo Switch、Xbox Series X、Xbox One、PC(Steam)向けにリリースされる予定で、最大64名での同時対戦や、財宝を奪うアタックと財宝を守るキャッスルに分かれて戦う「キャッスルモード」、ひとりでも楽しめる「ストーリーモード」といったモードが収録される。
筆者は会場にて一足先に4人対戦での試遊を楽しんだため、そのレポートをお届けする。
移動とボムを投げられるだけで楽しい
今回の試遊でプレイできたのは、慣れ親しんだ通常ルールでの4人対戦。筆者は高校生以来数年ぶりのプレイだったものの、直感的に操作を思い出すことができた。「タテヨコの移動」と「ボムを投げる」という基本動作さえできれば、本作に触れたことのないユーザーであっても楽しめるだろう。
プレイが始まると、最初はフィールドに置かれた木箱を破壊しながらじわじわと進むこととなる。ボムが十字に爆発することやボムが爆発するまでの時間といった、本作の基本に慣れながらプレイを進められるほか、すぐに他のプレイヤーとの戦いが始まらないことから勝負へのワクワクや期待感を抱いてプレイを進めることができる。
失敗しても復活できる「みそボン」
また、試遊したモードは4人対戦だったことから、今回の試遊では本作のパーティーゲームとしての楽しさを全面に感じることができた。
特筆すべきは「みそボン」の要素だ。他のプレイヤーに倒されても、フィールド囲いの上を自由に周回しながボムを投げ入れることができる、しかも投げ入れたボムで他のプレイヤーを倒せば復活できるというもので、これが戦況を大いに引っ掻き回す。
移動速度がフィールドの中よりも速いほか、ボムを投げることができるまでのクールタイムも短いようだ。なお、これらは攻撃される可能性がないことによって冷静にプレイができるためにそう感じただけの可能性もあるが、その優位性は確かだ。
ミスが咎められない状態でのプレイは無双状態に近く、独特の爽快感が味わえる。倒されてからもしっかりとゲームに参加している感覚があるのも特徴で、おまけ要素としてではなく、フィールドの中のユーザーは「みそボン」込みで動きを決めることが必須となる。
カオスな戦況がたのしい!でも、戦略性を持って楽しめる
また、試遊の時点ではアイテムドロップ数も多いように感じた。フィールド内を移動していればなんらかのアイテムには当たるような感覚があり、4人での対戦では戦いはややカオス気味となった。初対面のユーザー同士でありながらも友人とのパーティーゲームと似たような高揚を感じることができ、友人や家族など見知った仲であれば盛り上がること間違いなしだろう。
もちろん、戦略的に立ち回って有利に動くことで勝利を掴むこともできるようで、筆者が対戦したプレイヤーはサクッと3本先取していた。パーティーゲームとしての楽しさと、徐々に上達しながら戦略を詰めていく楽しさが両立している。
KONAMIタイトルのキャラが登場
『サイレントヒル』ピラミッドヘッド、『ときめきメモリアル』藤崎詩織、『メタルギアソリッド』スネークなどといった、KONAMIタイトルのキャラがボンとして登場するのも大きな魅力。具体的な数については試遊だけでは確認できなかったものの、かなりの数があるようでどのボンにしようか長い間迷っているプレイヤーも多く見受けられた。
シンプルなゲーム性をよりエキサイティングにする派手な演出
プレイ中何度も目にすることになる爆発の演出は、ものによってはフィールドの1/4に影響するような派手なものとなっている。また、勝利が確定した瞬間には画面いっぱいにその場面がクローズアップされ、スローモーションになる演出が入る。
これらの演出が、『ボンバーマン』の持つシンプルなゲーム性をよりエキサイティングなものにしている。筆者は自分のキャラクターで見ることは叶わなかったものの、特にスローモーションになる演出はまさに「脳汁が出る」ような体験ができそうだ。
『スーパーボンバーマン R 2』はKONAMIブースにて試遊が可能。さらに、試遊したあとは特製のエコバッグがもらえる。
一般公開日である9月17日(土)、18日(日)には芸人・ガーリィレコードによるデモプレイも予定されているので、ぜひチェックしてほしい。