『五等分の花嫁』の中野三玖がかわいすぎたので、オーディオテクニカの青いヘッドホンを買ってみたらガチでイイモノだった話

 いまさらな話ではあるが、気がついてしまった。

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(画像はAmazonより)

 『五等分の花嫁』の中野家三女、中野三玖がかわいすぎることに……。

 原作は完結したし、劇場版の上映も一通り終了したこのタイミングで気づくのはさすがに遅すぎでは?と世界中のファンにツッコまれそうだが、何にしてもその魅力を知ってしまったのだ。

 中野三玖といえば、トレードマークである青いヘッドホン。三角形のロゴが特徴的なデザインで、公式にコラボしているわけではないが、現実に存在する製品としてはオーディオテクニカのヘッドホンが三玖の愛用するヘッドホンと共通点が多い

 実際に作者の春場ねぎ氏が自身のTwitterにて、「オーディオテクニカより本物を頂いた」と報告するツイートをしていることからも、モチーフが同社の製品であると推測できる。

※原作では7巻以降に三玖のヘッドホンが別の機種に変わっているため、アニメ版とはデザインが異なる。

 そこで、少しでも三玖と同じものを共有したい、ファンアイテムとして「オーディオテクニカの青いヘッドホン」がほしいと思ったのでサーチした結果、とても良さそうなものを見つけた。

 それが「ATH-M50xBT2」の“ディープ・シー(Deep Sea)”モデルだ。

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「ATH-M50xBT2」

 「ATH-M50xBT2」は、音響のプロやオーディオファンの間では定番機として世界中で評価されているモニターヘッドホン「ATH-M50x」をワイヤレス化した機種で、Amazonのレビュー評価は全モデル合算で27000件を超えるうえに、星4.6という驚異的な高評価(※2022年10月時点)を得ている。

 中野三玖の魅力に気づいた矢先に、そんな人気機種にブルーカラーの限定モデルが発売されたことを知り、「これだ!」と運命的なものを感じて即購入。

 結論としては素晴らしく使い勝手がよく、音質も抜群で、しかも低遅延モードのおかげでワイヤレスでも動画視聴やゲームに使いやすいガチなヘッドホンだった。

 筆者はこれまでに数多くのヘッドホンを使用してきたが、その中でもATH-M50xBT2は、価格に対するクオリティと満足度という意味では、指折りの逸品である。

 というか、あまりにも良すぎてビックリした。中野三玖はかわいすぎるし、ATH-M50xBT2は性能が良すぎてダブルで衝撃を受けたので、これは記事にしたい……と思った次第。

 繰り返しになるが、本製品は公式なコラボではなく、筆者が個人的かつ一方的に“概念”として購入したものである。そのことについて留意のうえで、本稿を読み進めていただきたい。

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「ATH-M50xBT2」

文/Leyvan


道具として身体に馴染む感覚。手にとってみて分かる信頼性の高さ

 ATH-M50xBT2は、元々はミュージシャンやサウンドエンジニア向けのスタジオモニターヘッドホンがベースなので、外観は堅実に作られた仕事道具といった趣だ。

 今回購入した限定カラーのディープ・シーモデルは、深海を思わせる深みのある青色で、やや光沢感のある塗装が施されており、派手すぎず落ち着きのある色合いがカッコいい。

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限定カラーのディープ・シーモデル

 「中野三玖が身に着けるものにしては、少々渋すぎるのでは?」と思わなくもないが、イケメン男性アイドルよりも戦国武将のオッサンを好きになるような子だし、大人の女性になって、自分のお店を開くようになった三玖さんが趣味として音楽鑑賞用に、高校生の頃よりも「ちょっといい機種」を使っている可能性もあるのではないかと、勝手に想像【※】することもできる。

※大事なことなので、またもや繰り返しになるが……公式にコラボしているわけではなく、本稿では勝手に中野三玖とオーディオテクニカ製のヘッドホンを関連付けているだけである。

 話を戻そう。ATH-M50xBT2で特徴的なのは、フレキシブルに可動するアームで、ハウジングを回転させてヘッドホン全体を水平の状態にできるスイーベル機構、そしてヘッドバンドの内側に折りたたんでコンパクトにできるなど、かなり柔軟に動かせる。

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「ATH-M50xBT2」

 この可動域の広さは装着感にもプラスに働いており、ATH-M50xBT2を装着した状態で首を左右に振ると、アームが動きに合わせて細かく曲がってくれるおかげで着用者の頭とヘッドホン本体のズレを最小限に抑えてくれるのがいい。

 イヤーパッドとヘッドバンドは硬すぎず、柔らかすぎずほどよい感触で、角度の付いた楕円形のイヤーパッドが耳をすっぽりと覆うのでフィット感が良く、遮音性も高い

 手にとってみて、スライダーを伸ばしたりアームを曲げてみるとなんだか妙に感触がよく、頭に着ければ違和感なく馴染む。

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「ATH-M50xBT2」

 この操作性のよさ、扱いやすさを知ると、「これはたしかにいいな……」と納得できる使用感だ。

有線とワイヤレスのどちらでも音がいい“二刀流”な実力派ヘッドホン

 さて、ヘッドホンとして肝心なのは、音質だ。兎にも角にも、その音を気に入るかどうかが重要である。

 まずは利用するシチュエーションとしてもっとも多いBluetooth接続による音質なのだが、これが汎用的なBluetoothコーデックのSBC、AAC接続の時点で、すでにかなりイイ!

 iPhoneとAAC接続して、Amazon Musicから『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のオープニングテーマであるYOASOBIの「祝福」を聴いてみると、力強く疾走感のあるイントロの低音が小気味よく弾む。

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スマホからストリーミングで音楽を楽しむには十分すぎる音の良さ。AAC接続でもしっかり楽しく聴ける。

 そして、演奏の音が一音一音、くっきりと細やかに聴こえる中でもikuraさんの透明感のあるボーカルは凛とした表現で楽器の音に埋もれずに聴こえて、全体の音の見通しがいい。

 ドゥンッ、ドゥンッと押し出し感のある低音が耳を包み込むが、ブーミーになるようなくどさではなく、それがいい塩梅に楽曲全体の勢いを演出していて、「聴いていて楽しい」と感じられるサウンドになっている。

 端末をLDACに対応したFire HD 10に替えて、AACよりも高音質なLDAC接続で聴いてみると、低音がよりタイトで引き締まった質感を描くようになり、音の輪郭がさらに明瞭になって、音量をグイっと引き上げても高音域が滑らかに、伸びやかに聴こえる。

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何気にLDACに対応していて侮れない「Fire HD 10」。手軽にLDACの音質を体験できる。

 これが2万円台のBluetoothヘッドホンであることを考えると大満足というほかない音質で、これより上を求めるのは、ワイヤレスの機種だと本当に選択肢が限られてくると感じるほどだ。

 さらに嬉しいのは有線ヘッドホンとして使用する場合でも高いパフォーマンスを発揮してくれる点で、Bluetooth接続よりも音が太く、芯のある豊かな表現力を生み出す。

 定番機ATH-M50xをベースとするだけあって、ヘッドホンアンプを通したり、ケーブルを付属のものからより高品質なものにリケーブルすると、しっかりと音に反映される追従性の高さが魅力だ。

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オーディオテクニカ純正のヘッドホン用ケーブル「HDC1133/1.2」を使用してみる。メーカー推奨の組み合わせではないものの、「あれ、こんな音鳴ってたっけ?」と思うほど、音の情報量が増したのを感じる。付属品のケーブルよりも音に響きが付加されて、モニター調からリスニング寄りの音質に変化する印象。

 CHORD 「Mojo2」との有線接続で『真・女神転生V』の「Battle -dancing crazy murder-」を聴くと、ゴリゴリに支配的な音圧と熱狂的なグルーヴが耳の周りで踊りだし、最高にテンションがブチ上がる。

 あまりにも音が気持ちいいので、続けざまに1MOREで『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の「Take Over」を聴くと、鮮烈なイントロからはじまり、疾走感がありながらもゆったりとしたギャップのある曲調に惹き込まれていく。

 さらに1MOREが発生して『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』の「Counter Strike」を聴く……。こうなると、もう止められない

 ワイヤレスでも有線でも一流の活躍を見せるATH-M50xBT2。ヘッドホン界の大谷翔平か?メガテンで例えるなら物理も魔法も最高レベルの魔王ルシファーか?という二刀流ぶりに脱帽するしかない。

最大50時間持続するバッテリーと低遅延モードによる便利さ

 ATH-M50xBT2が優れているのは、装着感の良さと音質だけではない。

 ヘッドホンとしての基本性能の高さに加えて、最大50時間も再生できるバッテリー持ちの良さと、音と映像のズレを抑える低遅延モードを備える便利さが最大の魅力だ。

 Bluetoothである以上、音の遅延は避けられない問題だが、アプリの「A-T Connect」から低遅延モードをオンにすると、オフのときに比べて半分以下にまで遅延を抑えてくれる。

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低遅延モードとLDACは併用できない。ゲームや動画は低遅延モード、高音質でのリスニングはLDAC or 有線と使い分けたい。

 低遅延モードのときはコーデックがSBC、AACに限られるが、それでも動画の視聴や、ちょっとしたゲームプレイなら全く問題を感じない。

 さすがに競技性のあるFPS・TPSやリズムゲームは厳しいものの、それ以外のゲームであれば低遅延モードと長時間のバッテリーライフでとても快適に使える。

 普段使いには利便性重視のワイヤレスで、僅かな遅延も許されないコンテンツには有線で、という具合に使い分けできる対応力がワイヤレスモデルであるATH-M50xBT2の武器だ。

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「A-T Connect」ではイコライザーで音の傾向を調整できるので、自分好みにカスタマイズ可能。

世界中で愛されるのも頷ける傑作機!ATH-M50xBT2との出会いを与えてくれた中野三玖に感謝

 ATH-M50xBT2を購入したキッカケは中野三玖の概念グッズというオタク的な理由だったものの、実際に使ってみて、その性能の高さ、使いやすさ、完成度の高さには本当に驚かされた

 筆者は以前にさまざまなヘッドホンを渡り歩いた末に、ゼンハイザーのロングセラー機「HD25」に行き着いたという記事を書かせていただいたが、この「ATH-M50xBT2」からも、HD25のような類稀な傑作機の風格が感じられる。

 このような傑出した製品には、値段以上のクオリティを感じさせる音質の良さ、道具としての扱いやすさがあるからこそ評価されるというのは、もちろんそうなのだが、価格やスペックだけでは計れない、別の“何か”……理屈を超えたところにある良さを見出だせるものがあるように思う。

 これよりも、もっと高価で高性能なものは、もちろんいくつもある。それでも、「これでいい、これがいい」と思える良さがある。

 そう感じた人が多いからこそ、オーディオテクニカのATH-M50シリーズは、モニター機の定番モデルとして世界中で愛される存在になったのだろう。

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「ATH-M50xBT2」

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結論から先に言うと、“好きなイヤホン・ヘッドホン”で、“高音質かつ低遅延のワイヤレス接続”でゲームをするという目的は果たせた。

ライター
ゲーム、模型、ファッション、ドール、オーディオなどさまざまなジャンルの沼を渡り歩くスワンプウォーカー。関心のあるものに後先考えずに全てを捧げる狂戦士。
Twitter:@Leyvan44
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