最近リズムゲームが多すぎる!なんか「わかりやすくて」「遊びやすい」、そして「長続きしそう」なリズムゲームってないんすか!!
「あるよ!!!」
\システムオールグリーン!発進準備完了!/
わー展開が早い……。筆者はそんなにリズムゲームが得意じゃないんです。でも無性にやりたいときがあるんですよね……。
そんなカジュアル音ゲーユーザーの私が今オススメしたいリズムゲームが、『シクスターゲート・スタートレイル(以下、シクスタ)』です。
筆者自身は、某太鼓を「むずかしい」でノルマクリアできる曲がそれなりにあるかな~くらいの実力なのですが、このゲームはいい意味で難易度が極端な気がするので「カジュアル」なプレイヤーでも、「コア」な音ゲーマーのかたでも楽しめると思います。
どれくらいヤバいかというと、ストーリーモードの2ステージ目の時点で最高難易度の「QUASAR」しか選べない上に、譜面の難易度がバケモンみたいな曲をやらされます。
譜面パワーで負けイベを作るな!!!!
いや、普通にビックリしましたよね。「負けイベントって、こういう表現方法でできるんだ……」っていう。得体のしれない恐怖を感じましたからね。
そもそもストーリーモードのある音ゲーを遊ぶこと自体初めてだったのですが、そっちはそっちでキャラ設定は深堀りされてるわ、ゲームシステムがストーリーにきちんと絡んでるわでこれまた楽しいんです!!!という魅力を存分にお伝えできればと思います。
※この記事は『シクスターゲート・スタートレイル』の魅力をもっと知ってもらいたいCFKさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
ただ曲をプレイするだけじゃない!ストーリーモードで『シクスタ』を知ろう!
「知っている曲ばかりのリズムゲーム」で遊ぶことの多い筆者にとって、『シクスタ』含めほとんどの音ゲーは知らない曲ばかり……。
今まで遊んできた音ゲーでは、版権曲だけ遊びきって満足してしまっていたのが正直なところです。でも本作に搭載されている「アドベンチャーモード」の存在によって、その気持ちは大きく変わりました。
このモードは、普通のゲームでいうストーリーモードに相当するもので、大雑把に言うと「パッケージとかメニュー画面にいる女の子は誰やねん!」という問題を解決してくれる場所です。
このアドベンチャーモードでプレイヤーは、科学探査艦アウスフルークの艦長として「シイ」、「ラミ」という2人の女の子と一緒に航海の旅に出ることに。
このモードでは、音ゲーステージと、アウスフルーク船内での会話パートを楽しむことができます。
ストーリーが進行する中で「プレイヤーがリズムゲームをプレイする」という行為自体が、アウスフルークという船を動かすことにつながっています。そのため「物語の途中で急に音ゲーはじまるやん!」みたいなことはなく、物語もたのしい……!。
このモード以外でも、プレイ中に「発進準備完了!」や「次の目的地も楽しみです!」など、航海に関連したワードが飛び出します。ストーリーが終わってからも“航海気分”を味わえるのはとってもうれしいですね。
イベントを通してキャラクターのことを知り、ゲームシステムについて学ぶことが出来るので、クリアするころには「遊び方チョットワカル」プレイヤーになっているというとってもオトクなモードとなっています。
アドベンチャーモードの一部ステージでは、ストーリーの展開にあわせたオリジナル楽曲も楽しむこともできます。ジャケットアートも登場キャラクターである「シイ」や「ラミ」をイメージしたものとなっており、本作を好きになるには十分すぎる要素といえるでしょう。
曲ももちろんいいんですが、ジャケがよすぎるんだよなぁ……。
物語の最初こそ子供らしい彼女たちですが、ストーリーが進行していくうちに徐々に成長を感じられるのがまた感慨深い……。彼女たちをイメージした楽曲はストーリー上での心情をうまくとらえているのでスッと感情移入してしまいました。
オリジナル楽曲といえば、冒頭で負けイベントとしてご紹介したラミの楽曲「斬鉄剣」もそのひとつです。物語上では、ラミと主人公が初めて対面したときにプレイする楽曲となっており、「敵対視されている」という描写を見事に表現した譜面となっています。
楽曲がストーリーと連動しているのはもちろんなんですが、ジャケットも余すことなくストーリーテリングのために使われているんですよね。使えるものはなんでも使い倒す、そんな気概を感じます。
難易度は、簡単な順にコメット・ノヴァー・スーパーノヴァー・クエーサーの4種類用意されておりいます。ストーリー中も一部のステージを除いて難易度の選択ができるので、自分にあった難易度を選ぶといいでしょう。
プレイ中に4鍵から5鍵に増える!?可変レーンシステムがスゴい!
文字で書くよりも見てもらったほうがはやいでしょう。
プレイ中にレーンが増える……!これこそが本作最大の特徴ともいえるレーンが可変する「ゲートシステム」です。
4レーンだけに集中していると、急にレーンが増えるので最初のうちはてんやわんや……、といいつつも視覚的に曲の盛り上がりがわかるので初めて聞く曲でも結構楽しめるんです!
縦にノーツが増える従来の音ゲーと違い、ノーツが横に増える……!横ッ!押すボタンの種類が増え…増える!?
押すボタンの種類が途中から増えるのは、ちょっと不思議……!
▲記事上のサイズでも見やすいように、ゲーム画面を拡大しています
あまりうまくはないのですが、筆者が音ゲーでお馴染みの曲「conflict」のリミックス版「conflict -NOMA CONCEIVER REMIX-」に挑戦している様子を撮影してみました。レーンが増える際のプレイ感が少しでも伝わってればいいなぁと思うところですがいかがでしょうか……?
ちなみに、楽曲をクリアするとその楽曲に応じてアイコンがもらえます。ちょっとしたカスタマイズもいい味付けに。
「EMOMOMO」なら「🤔」、「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」では「アリス」、「conflict」では「ビーム」がもらえるなど多岐にわたります。
Nintendo Switch版ならでは? コントローラーをフル活用する特殊なノーツ!
もしかすると、先ほどの動画内で黄色矢印のついたノーツのタイミングで、スティックを左右に倒しているのに気づいたかもしれません。
こちらはアナログスティックを利用する、コントローラーを使うゲーム機ならではのちょっと特殊なノーツ「シフトノーツ」です。
スマートフォン向けに展開されているリズムゲームでは、ノーツにあわせて指をスライドさせたりする操作を要求するものもありますが、スティックを物理的に倒す操作はかなりのインパクトを受けました。
「これアーケードゲームか……?」
そうなんです、アーケードゲームの楽しさが詰まってるんですこのゲーム。一生「conflict」の話をしますが、スティックをガシガシするの超楽しい!!
とくに、長押しノーツのキワッキワから指を滑らせてスティックを倒せたら、もう脳汁ドバドバ最高です。本当にこれはやらないとわからない気持ちよさだと思います。
オリジナル楽曲からコラボ楽曲まで!有名楽曲も多数収録
「オリジナル楽曲もいいんだぜ~」という話を先ほどしましたが、やっぱりとっつきやすさは既存曲から来るのかなとも思います。
本作には、リズムゲームをそこまでやらない私でも聞いたことのある楽曲が数多く収録されているので、非常に始めやすいのではないかなと感じました。
「魔理沙は大切なものを盗んでいきました」などの『東方プロジェクト』関連楽曲や、「Brain Power」、「conflict」といった楽曲も収録されているので、筆者のようなライトユーザーの方でも楽しめると思います。
個人的には、「EMOMOMO」や「MilK」が収録されていたのが非常にうれしい…!元々筆者は映像畑の人間なので映像がきっかけで知った曲も少なくないのですが、やっぱり知っている曲があるだけでもとっつきやすさが違うのかなと思います。
(一部楽曲は譜面プレイ中にBGAが流れるのもうれしい!)
段位認定モードでもっと腕をみがこう!3曲連続挑戦で段位ゲット!
アドベンチャーモードを遊び終わると、必然的に曲を自由に選択できる「トラベルモード」を遊ぶことになるかと思います。そしてそのうち難易度もあげたいな~、なんて思うタイミングが来ますよね。
……が、このゲーム「ノヴァー」と「スーパーノヴァー」の難易度がだいぶ違う……!筆者が遊んだ限りでは、ほとんどの譜面でそこそこ大きな難易度の上昇を感じたのでなかなか手が出せず……。
そこで役に立ったのがNintendo Switch版で初めて搭載される「アウタースペース」とよばれる段位認定モードです。
段位は15種類あるようで、ジュニア、シニア、ベテランの順にあがっていきます。1つのステージで3曲連続でノルマクリアを狙う必要があります。
License Testをパスすることで次のコースが解放されますが、認定モードということもあり難易度は徐々に上昇していきます。
現時点の筆者の実力では「ジュニア5」が限界でしたが、こちらのモードは難易度のあがり方がゆるやかなので、練習をしながら遊べるという点では、上達するためにプレイするモードと考えてみてもよさそうな印象を受けました。
また、段位認定モードはコースごとに楽曲が固定されています。自分で曲を選ぶ必要がないため、今まで遊んだことのない曲をプレイするきっかけにもなるかもしれませんね。
さいごに
記事を執筆するうえで「文章の流れ」というのは結構意識するポイントなのかなと思いますが、本作はその意識を大してしなくてもいいくらいには、実装されているモード同士がつながりを持っています。
ゲームについて知りたければ「アドベンチャーモード」をプレイすれば大方わかりますし、それが終われば曲を自由に遊びたい、じゃぁ「トラベルモード」を選ぼうかな?とか。
そこからより高難易度の譜面に挑戦したいけどまだ不安!と思った時には、「アウタースペース」で自分のレベルより“ちょっと上”の練習をしてみたりできるわけです。
難易度「スーパーノヴァー」は自分にとって要求される技術が高度だったために、かなり高いハードルでした。
それでもクリアしてやろう!という気持ちになれたのは、「アドベンチャーモード」のストーリーで「シイ」や「ラミ」のかわいさに触れていたり、「アウタースペース」でちまちま段位認定の練習が出来たことにあるでしょう。
そして「スティックガシガシ」がめっちゃ楽しい「アーケードゲーム」みたいな「アレ(シフトノーツ)」と途中で真ん中がグワーンと開いてレーン数が増える「ゲートシステム」。これを体験するためだけに買ってもいいと思いますほんとに、新感覚でした。
そんな、筆者の語彙力を吹き飛ばす「かわいさ」と「奥深さ」をもつ『シクスターゲート・スタートレール』は、3月16日にNintendo Switch向けに発売されます。
ダウンロード版が2728円(税込)で発売されるほか、筆者のような“物理アイテム”大好きユーザーにもやさしい「パッケージ版」と「限定版」が、それぞれ税込で4378円、7678円で発売予定となっています。
限定版には、新規イラストの「描き下ろし特製ボックス」にくわえて、設定資料集やアクリルスタンド、オリジナルサウンドトラックなどが収録されるそうなので、この記事で興味を持っていただいた方や、すでに発売されているSteam版ユーザーの方もチェックしてみるといいかもしれませんね。