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『モンスト』シリーズ最新作『ミステリーレコード』は「謎解き」と「協力アクション」を同時にこなす異色の作品に。『今際の国のアリス』作者の麻生羽呂氏が監修する世界観にも期待。メディア向け発表会レポート

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 MXIはMXI本社にて3月22日(水)、同社が展開する『モンスト』シリーズ最新作の協力謎解きアドベンチャーゲーム『ミステリーレコード(ミリコド)』のメディア向け発表会を開催した。

 本記事では発表会で紹介された本作の概要や新情報をお届けする。

 本作の対応プラットフォームはiOS、Androidで、各プラットフォームで予約を受け付け中だ。

『ミステリーレコード』メディア向け発表会レポート。「謎解き×アクション」の『モンスト』シリーズ最新作_001
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 『ミステリーレコード』は『モンスターストライク』シリーズ最新作の作品であり、最大4人で協力し謎解きとアクションを楽しめる「協力謎解きアドベンチャーゲーム」だ。

 物語の舞台は「現実世界(リアル)」と呼ばれるかつて人が放棄した世界。プレイヤーは薄れゆく意識の中「リアル」で目覚めた主人公となり、道中で出会った仲間と共に「ノウム」と呼ばれる異形を倒しながら荒廃した世界の謎を解き明かしていく。

 本作の世界観監修は『今際の国のアリス』『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』の原作を手掛ける漫画家・麻生羽呂氏が担当。謎解きは『リアル脱出ゲーム』を展開する株式会社SCRAP、体験型謎解きイベントに力を入れている謎解きブランド「Tumbleweed(ダンブルウィード)」、東京大学の学生を中心とした謎解き制作集団「東京大学 AnotherVision」が制作を担当している。

 『モンスト』シリーズの作品であることから『モンスターストライク』のキャラクターも登場。そして主要キャラクターの声優を小林祐介さん、小松未可子さん、江口拓也さん、ファイルーズあいさん、梅原裕一郎さん、古賀葵さんを起用し、コンセプトにマッチした豪華キャストが集結することとなる。

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 ゲームプレイはステージごとに出題される謎を解き明かし、ステージ上のギミックを操作して回答する形式だ。ゲームには最低ふたりから4人で参加するが、回答する際にはゲーム内のエモートやディスコードなどの外部サービスを使用したボイスチャットなどにより意思を統一し回答する必要があるという。

 ちなみに、操作性は簡単なバーチャルパッドのような形式を採用し、ボタンは移動やギミックの操作、攻撃といったシンプルな構成を採用している。

 また、問題を考えている間には敵キャラクターが襲撃してくるため、キャラクターが装備している武器ひとり3体引き連れていけるモンストたちによる自動攻撃で防衛を行う。

 敵を倒すことで出題された問題のヒントが獲得できるため、謎解きが苦手な方は防衛戦に努めてチームに貢献することもできる。チームで役割分担をしながら試練を突破していく協力要素も本作の魅力となりそうだ。

 問題を解く際に回答までの制限時間を超えると即ゲームオーバーにならず、大量の敵が出現する。大量の敵を倒せばステージを引き続き進行できるため、この要素も謎解きが苦手なユーザーも楽しめる仕様と言えよう。

 全てのなぞなぞを突破すると大型の敵と戦うボス戦が開幕する。ボス戦は「リアル」の謎を解く“遺物(レコード)”と呼ばれるアイテムを獲得しボスから逃げ切ることが主な目的だ。そのため、基本的に討伐以上に防衛が重要となるが、ステージによっては戦わざるを得ない設計になるという。

 ゲームクリアには謎解きも重要ながら、味方を補い合う連携も鍵を握る。戦闘と謎解き、そしてチームの強力が融合したゲームプレイは本作ならではの面白さに期待できるはずだ。

 なお、モンストや武器やキャラクターのステータスは収集した素材を活用して育成するシステムとなり、モンストや武器にはランクが存在する。とはいえ、モンストはランクが低くとも高レベルまで育成可能であり、ランクに関わらず好きなモンスターと冒険できる仕様になるという。

 キャラクターに関してはステータスの差異は殆ど無いものの、適性の武器が存在する。武器は近接武器のみならず銃やグレネードなど多様なラインナップが用意されているそうだ。

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 くわえて、本作は戦闘時の各キャラクターのステータスを恒常的に上昇させる装備アイテム「バッジ」が存在する。最大3つまで装備可能となっている。自身のパーティー構成や立ち回りにマッチしたカスタマイズが可能となる。

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※開発中の画面となり実際の仕様とは異なる場合があります

 戦闘に関わるカスタマイズのほか、本作ではキャラクターのビジュアルを変更できるスキン要素も用意される。頭部、上半身、下半身と3つ装備でき、ファンタジー風の物からSF調のもの、モダンなデザインの服装などを好みにあわせて組み替え可能だ。なかにはゲームで実施されるイベントの実績のみで獲得できるスキンも存在するため、強さを表明する要素にもなるだろう。

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※開発中の画面となり実際の仕様とは異なる場合があります

 上記のほか、マルチプレイを前提とする本作では、ひとりでも楽しめるコンテンツとしてストーリーモードデイリー謎解き派遣クエストが用意されている。

 ストーリーモードは通常のステージとは区分されており、物語を楽しみたい人に向けたコンテンツとなっている。読破することで報酬が獲得できるが、戦闘や謎解きを楽しみたい人はストレスなく遊べるだろう。

 ストーリーモードは本編を描くメインストーリーのほか、キャラクターを深堀して描くサイドストーリーも存在する。サイドストーリーには限定のスチルも用意され、メインキャラクターのファンには嬉しいコンテンツとなりそうだ。

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※開発中の画面となり実際の仕様とは異なる場合があります

 いっぽう、デイリー謎解きはひとり用の謎解きコンテンツで、アクションはせずに出題された問題を制限時間に解くコンテンツとなっている。問題の難易度は「ジャンケン」をモチーフに据えた簡単なものからガッツリと頭を使うパズルなども用意、電車などマルチプレイがしづらい環境でも楽しむことができる。

 デイリー謎解きと派遣クエストはキャラクターを強化する素材も獲得できるため、ゲームを実際にプレイする際には日課として挑戦できるコンテンツとなっている。

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 本作は発売前のキャンペーンとして事前登録キャンペーンを実施しており、すでに累計事前登録者数が7万人を突破したことでガチャに使用できる「オーブ」1800個と強化アイテムを収録した「スタートダッシュ取強化セット」がプレゼントされる運びとなっている。

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 事前登録者数が10万人を突破すれば追加で「オーブ」1200個が配布されるため、実際にプレイする予定の方は事前登録をしておこう。3月17日には世界観設計を務める漫画家・麻生羽呂氏が原作を担当した本作の読み切り漫画が「サンデーウェブリ」にて無料公開されているため、あわせてチェックされたい。

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 くわえて、本作のプロデューサを務める奥原祐貴氏のTwitterが開設されており、記事執筆時点でフォロワー数が5人となっているためフォローすると “良さそう”だ。

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 『モンスト』の世界を引き継ぎつつ「謎解き」と「強力アクション」を中心に展開する本作、興味がある読者は事前登録を行い『ミステリーレコード』が繰り出す世界の謎に備えよう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。
編集
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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