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ワイヤレス&穴なしで約60gの超軽量ボディ!シンプルに高性能なHyperXのゲーミングマウス「Pulsefire Haste2 Wireless」がとても快適だった

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 最近、いろいろなモノを手にしていて、よく思うことがある。

 「シンプルで上質」なモノは最強であると……。

 たくさんの機能や装飾があっても、結局使わないのであれば、無用の長物でしかない。ムダを削ぎ落として、純度を高める方が合理的かつ魅力的である。

 在宅ワークが多くなった今、もっとも身近なデバイスのひとつであるマウスも、シンプルな良さを求めたいと日々感じている。

シンプルに高性能なHyperXのゲーミングマウス「Pulsefire Haste2 Wireless」がとても快適だった_001

 そんなところに、HPのゲーミングブランドHyperXの新製品「Pulsefire Haste2 Wireless」のレビュー依頼が舞い込んできたのだが、これがまさに、「シンプルに良い」モノだったので紹介したい。

 本稿の執筆時点で、一週間ほど使わせていただいているが、すでに「このまま使い続けたい!」という気持ちが高まっている。

文/Leyvan


シンプルデザインと軽さを両立したソリッドボディ

 「Pulsefire Haste2 Wireless」の大きな美点は、シンプルでスマートな形状圧倒的な軽さだ。

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 ゲーミングデバイスとして主張し過ぎないデザインは、ほかのどんな機器にも合わせやすく、飽きが来ない。特に、今回使用しているホワイトのモデルは色味が爽やかで、白系のカラーリングでデスク周りを統一したい人にもおすすめできる。

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 そして、とにかく軽い。手のひらに乗せてみても、「これがマウスだ」という感覚がなくて、ふわふわな物体が手に乗っかっているとしか感じない。

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 近年では軽量化のために肉抜きされたハニカムデザインのゲーミングマウスが数多く発売されており、本製品の前機種である「Pulsefire Haste」も、そのような穴開きのデザインだった。それに対して「Pulsefire Haste2」は、穴を開けずに軽量化を実現しているのが大きなポイントだ。

 ゲーミングデバイスといえばRGB LEDによる発光ギミックだが、本機ではホイールボタンに搭載されている。

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 光るのはホイールボタンだけなので、使用中の主張は控えめだが、よりシンプルなマウスとして使いたい人は、「HyperX NGENUITY」アプリにてオフにすることもできるので、好みに応じて変更するといいだろう。

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必要十分な機能性。26000DPIのトラッキング解像度に2.4GHz/Bluetooth/有線対応など申し分のないスペック

 次に、ボタンレイアウトやスペック、使用感をチェックしていこう。

 「Pulsefire Haste2 Wireless」のボタンレイアウトは左ボタン、右ボタン、マウスホイール、および左右のサイドボタンにDPI変更ボタンのみと非常にシンプルなものだが、いずれのボタンも使用感は良好で過不足はない。

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 サイズは長さ124.3x幅66.8x高さ38.2mmで、成人男性の筆者の手にはぴったりとフィットした。

 かぶせ持ちをしたときのサイズ感も程よい。指が窮屈に感じることはなく、サイドボタンは左右どちらもスムーズに押せる配置だ。

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 手の大きさや持ち方によっては滑りやすいと感じる場合もあるかもしれないが、ラバー製のグリップテープが付属しており、必要に応じてグリップ力を補強できるので抜かりはない。

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 接続方法は2.4GHzのワイヤレス接続、Bluetooth 5.0接続、USB-Cによる有線接続の3パターンが用意されている。

 2.4GHzワイヤレス接続にはUSBワイヤレス受信機をPCに接続して行うが、USBケーブルとワイヤレスアダプターを併用してマウスから20cm以内に設置することで最適なパフォーマンスを発揮する。

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 2.4GHzワイヤレス接続にてSteam版『バイオハザード RE:4』をプレイしてみると、遅延は一切感じない。最近は多くのゲームでパッド派になりつつある筆者だが、やはりコントローラに比べると、ヘッドショットの狙いやすさが段違いで、キーボード&マウス操作の利点を再認識させられた。

 あまりにもヘッドショットを狙えるので、「チェーンソー男ってこんなに簡単に倒せるものだったか?」と、体感的な難度の変化すら感じるほどだ。

 センサーのトラッキング解像度は最大26000DPIのネイティブ、トラッキング速度は650IPSに最大加速度50Gと、ハイエンドに相応しいスペックを備えており、本体の軽さも相まってシューターゲームの強力な味方となってくれることは間違いない。

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最大100時間持続と謳うバッテリーライフは予想以上に長持ち

 ワイヤレスマウスとなると、やはり気になるのはバッテリーライフ。公称で最大100時間としている電池寿命だが、普段使いでは思った以上に長持ちする。

 レビュー用のサンプルが届いてから一週間、LEDライトをオフにして普段どおりにPC作業中は2.4GHzのワイヤレスモードで使い続けているが、まだ一度も充電をしていないし、バッテリー残量に50%以上も余裕がある。

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 無操作時の省エネ設定がとてもうまく機能しており、復帰にもたついたりするといったストレスもなく快適に扱える。

 もちろん、設定や使用状況によって異なるし、ゲームで長時間連続使用すれば数日おきに充電の必要はあるだろうが、これだけのスタミナがあれば不足に感じることはまずないだろう。

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 ほかの機種では2.4GHzワイヤレス接続だとバッテリーの消費が早く感じて、ゲーム時以外はBluetooth接続で運用するなど使い分けていたこともあるが、「Pulsefire Haste2 Wireless」に関しては、2.4GHzワイヤレスモードでも普段使いのマウスとして十分に使っていけると感じた。

「使い続けたい」と思わせるシンプルな良さ

 「Pulsefire Haste2 Wireless」を使ってみて感じたのは、やはり軽いことは何よりも大きな魅力であること。そして、ゲーミングマウスでのエイムは楽しい!ということをあらためて実感させてくれた。

 ゲーミングマウスとしての用途だけでなく、ワイヤレス接続でのバッテリー持ちが非常にいいので、普段使いのワイヤレスマウスとして見ても、その圧倒的な軽さは利点となる。

 シンプルに高性能で使いやすく、「使い続けたい」と思わせる仕上がりで、北米での販売価格の79.99ドル(税別)であることを考慮するとコストパフォーマンスも優れている。

 1万円前後の予算で軽量・高性能なワイヤレスマウスを探している人には、有力な候補となるはずだ。
 「Pulsefire Haste2 Wireless」は国内では4月17日より発売予定。価格は12500円となる。

ライター
ゲーム、模型、ファッション、ドール、オーディオなどさまざまなジャンルの沼を渡り歩くスワンプウォーカー。関心のあるものに後先考えずに全てを捧げる狂戦士。手がけた代表的な記事は 「人はなぜ少女にメカをくっ付けるのか」 「うつ病の自分が『DEATH STRANDING』を遊んで、“実感”を取り戻した話」など。
Twitter:@Leyvan44

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