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セガのGWセールで『龍が如く 維新! 極』が早速安くなってたので「Steam Deck」で遊んでみた。塾講も首をかしげるトンデモ幕末で歴史を学ぼう!

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 突然ですが、セガさんがゴールデンウィークにセールをやるらしいです。

 今回の目玉は『龍が如く 維新! 極』。2月末に発売されたばかりの本作ですが、PlayStation™StoreおよびSteamストアでは通常版が25%オフの5,766円(税込)、デジタルデラックス版が25%オフの6,591円(税込)とお求めやすいうれしい価格になっているとのこと。

 セールだしやるかー!って思ったんですけど、よく考えたら取材などで同シリーズには触れてきているはずなのに、まだ1作も遊んだことがなかったんですよ。

 それでよくよく考えてみると、筆者に存在する『龍が如く』知識って、ミニゲームのカラオケ曲「ばかみたい」と『スター・ウォーズ』マーク・ハミルが英語版1作目で真島吾朗を演じていたということだけ。

 そんな私が果たして感想記事なんて書けるのか……?と思っていたのですが、今回プレイした『龍が如く 維新! 極』はシリーズ入門にピッタリらしいのです。

 どこが入門向けかという話は一旦あとにして、さっそくはじめていきたいのですが……。新生活シーズンだと結構バタバタしちゃってゲームに時間取れないとかありませんか?

 というわけで、せっかくだし……と編集部にお願いして、筆者が個人的に激推しするデバイス「Steam Deck」で遊ぶ記事ということにさせていただきました。麻雀が……捗るぜ……。

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文/Squ

※この記事は『龍が如く 維新!極』 の魅力をもっと知ってもらいたいセガさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

『龍が如く』を知らなくても大丈夫。本物の俳優も登場し、「大河ドラマ」を見ている感じ

 『龍が如く』といえば東京・神室町を舞台に繰り広げられる熱い人間ドラマの印象が強い方も多いはず……!というか自分がそうでした。

 『維新』の不思議なところは、登場するキャラクターは歴史上の人物なのに、どこかで見た顔ぶれだということ。シリーズを遊んでいない筆者でも、初代主人公である桐生一馬真島吾朗といったキャラクターは認知しているということもあってか、まるで「大河ドラマ」を見ているような気分に陥るのです。

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 『維新』では、既存のキャラクターや俳優陣が歴史上の人物を“演じている”かのような雰囲気で進行していくため、本作をきっかけに『龍が如く』のメインシリーズをプレイしやすいように感じられました。

 感じられました……というか、はじめちゃいましたよね。こんな軽くて雑なフットワークに対しても、きちんと受け皿になってくれるのは、ナンバリングだけでも8作リリースされている『龍が如く』シリーズだから可能なことなのかもしれません。

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Steam Deckでヌルヌルに動く……動くぞ!

 Steam Deckってなんやねん!という方も少なからずいらっしゃると思います。軽く説明いたしますと、2022年に発売されたポータブルゲーミングPCで、「いつでもどこでもPCゲームが遊べるゲーム機」と思っていただけると理解が早いかと思います。

 Windowsをシミュレートしている関係上、全てのゲームが動くわけではないのですが、ゲームメーカー側で動作確認を行っているタイトルも増えてきています。『龍が如く 維新! 極』がどうなのかというと……自分でもびっくりするくらいしっかり動いてくれるんです!

 読み飛ばしてもらっても大丈夫なのですが、興味のある方向けに専門用語や具体的な数字を用いて説明すると、ゲームプレイ中は60FPSを安定して保つことができているようです。昨今のリッチなゲームをSteam Deckで遊ぶとおおよそ30FPSから45FPS程度が上限のものも多く、比較してみても『維新』はSteam Deckで遊びやすい作品であることがわかると思います。

※FPS(フレーム・パー・セコンズ)
FPSというのは1秒間に表示される絵の数を示す値。最低限30FPSから60FPSでの動作というのがある程度の水準で、60FPSあれば大体のゲームはストレスなく楽しめる。

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左上の数字がフレームレート。Steam Deckでは実際にどの程度のFPSが出ているか確認できる

 先ほどもお伝えした通り、このSteam Deckの魅力は「いつでも、どこでも」ゲームが遊べるというところ。特にPS5やXbox Series X|Sといった最新家庭用ゲーム機で展開されているタイトルが、場所を選ばず遊べるというのは、いい時代になったなぁ……と思う反面、ぶっちゃけホントに遊べるんか?という疑問もわいてくるはず……!

 というわけで、どういう場面で遊べるのか実際の写真も交えて紹介していきましょう!

結局どこで遊べるの?持ち運べるゲーミングパソコン「Steam Deck」で実際に遊んでみた

 ゲーム関係の記事を書くためにはゲームで遊ばないとダメですよね。でもライター業なのでもちろん取材で外出なんて機会もそれなりにあり、仕事以外で趣味のゲームで遊ぶには、それなりに気を付けて時間を見つけないといけません。

 取材先までは大体いつも1時間前後かかるのですが……、あれ?ゲームだいぶ進められるのでは……?

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 1時間もあれば1章だいぶ進められちゃいますねぇ!気づいてしまった……これがQoLの向上……ってコト!?

 取材の移動中に進めたり、お昼休憩に遊んだり、学校で遊んだり。本当に場所を選ばないのがSteam Deckのいいところですよね。

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龍馬と食べるかけうどん in はなまるうどん。現代では1杯280円だが、幕末では230文で食べられる

 もちろん、えぇ、もちろん職場でもできます!それがSteam Deck!

 「職場や学校でゲーム」というのはみなさん少しは考えたことあるのではないでしょうか、ある種の“夢”ですよね。それが実現できちゃう時代が来たというのがやっぱりすごい、Steam Deck。

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上司の真後ろで、新選組ごっこをしている様子

 すみません、秒でバレました。上司の後ろでやる際は許可を取ったほうがいいかもしれません。でもお昼休憩に遊べば無問題!私は就業中に遊んでました、ごめんなさい。

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上司に鷲掴みされている様子。撮影協力ありがとうございました(電ファミ編集部ではありません)

携帯機でダラダラあそびた~い、充実のおまけ要素

 いつでも、どこでもという話をしましたが、これは室内でも例外ではありません。やっぱりゲームを腰据えて遊ぶのはどうも気乗りしない……、あると思います。

 でも、Steam Deckだったらリビングやベッドの上、様々な場所でゴロゴロしながら遊ぶことができちゃうのです。これだよこれ……!

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自室でゴロゴロ、お菓子をつまみながら遊ぶのもまたオツ

 今までリモートプレイを使ってスマホで遊ぼうなんてことはできましたが、筆者宅のWi-Fiは混線しまくりで遊べないのです……。ネイティブで動くってサイコー!

 『龍が如く』といえば、メインストーリー以外のおまけ要素が充実していることをご存じの方もいるかもしれません。『龍が如く』シリーズすべてに目を向けてみると、「カラオケ」「麻雀」「UFOキャッチャー」「往年のセガタイトル」が遊べるようで……往年のセガタイトル!?

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カラオケの選曲で悩む桐生ちゃん 『龍が如く 極』より

 関係ないところでビックリしてしまいましたが、江戸時代だしな〜、と思いながら京の町を歩いていると「雀荘」を発見。ここで1日溶かしました。

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調べると、この時代に麻雀はないらしい。恐るべしセガ幕末

 麻雀で1日溶かしたことを反省しながら町をさらに探索していると「歌声酒場」なるものを発見。もしや……?と思いながら突入すると……!

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 カラオケじゃねーか!!!

 幕末スゲー!!!1曲500文たけー!!

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 ♪馬鹿みたい~ 子供なのね~

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 『龍が如く』初挑戦なのにそらで歌えるなぁ……なんでだろうなぁ……。その後、賭場を楽しんで1日が終わりました。

歴史に疎くても楽しめる「なんか知ってる」部分をイイとこどりしたストーリー

 おまけ要素をゴロゴロ遊んだ後は、ちゃんとメインストーリーも進めましょう。Steam DeckはHDMI出力のついたUSBハブや、ドックを用いることでテレビに表示することも可能です。

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ドックと接続したSteam Deck。撮影のために画面を表示しているが、HDMIケーブルを用いてテレビ等への出力が可能でゲーム機のように使用できる

 腰を据えて遊ぶこともできちゃうんですが……実は記事を書く前にすごく悩んだんです。

 このゲーム、すごく楽しく遊んでいるのですが……お恥ずかしながら筆者、日本史が戦国時代で止まっています。江戸時代に関する知識はほぼ無いに等しいのです。

 『龍が如く』だー!やったー!くらいのノリではじめたものの、『維新』が幕末モノと気づいたタイミングで、歴史の再現度とか大して語れないんじゃないか? そんなのでこの仕事やれるのか……? と多少の不安がよぎります。

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 ただ、勉強のつもりで仕事を受けるか~~とはじめてみると、坂本龍馬吉田東洋武市半平太など、知ってる名前もちらほら。(某アニメの影響も否めないですが……。)

 見たことある俳優さんやキャラクターが出てくるという点もそうですが、そもそも聞いたことのある人や場所が出てくるだけでとっつきやすさは大きく変わりました。

 そして、歴史に詳しくない筆者にとって何よりも役立ったのが「字引き」の機能です。「知らん!」となったワードが出てきた際に字引きボタンを押すと、意味を教えてくれる所謂辞書みたいな機能です。

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 字引きボタンでは、押したタイミングで表示されている特定のワードの意味がすべて表示されるため、スマホでいちいち意味を調べたりする必要がありません。

 とっさに調べて、理解したらすぐにゲームに戻れるのでストーリーへの集中が途切れにくいように感じました。

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固有名詞だけでなく、話し言葉的な文脈への解説も入るのがうれしい

 ところで、筆者はよく誰かと通話しながらゲームで遊ぶことがよくあります。せっかく歴史ものなので、社会科の塾講をしている友達に見せながら遊んでいたのですが……。

 序盤の「吉田東洋が武市半平太と坂本龍馬からめっちゃ慕われている」「坂本龍馬が新選組に入った」あたりを説明しただけで「なるほどねぇ」と笑っていました。

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 筆者自身は知っている人物や地名、団体などが出てくるだけで「へぇ~、カッコいい~」くらいで楽しく遊んでいるのですが、正史を知っているとまた違った楽しみ方ができそうですね。

 ちなみに、さすがに「坂本龍馬が新選組に入っていない」ことはわかりましたが、なんで彼が笑っているのかはまったくわかりませんでした。ちゃんと日本史を勉強しようと思います。

おわりに

 『龍が如く 維新! 極』をSteam Deckで遊んでみよう!という試みのもと行われた本記事でしたが、魅力は伝わりましたでしょうか?

 ちなみに、この記事で使用されているゲーム画像は、Steam Deckで撮影したものとPCで撮影したものが混ざっています。自分でもどれだかパッと見で見分けがつかないくらいには、Steam Deckで遊ぶ『龍が如く 維新! 極』は快適でした。

 今回の記事ではモバイル端末としても、据置のパソコンとしても使える「特定のゲーム機で遊ぶ」ということに焦点を当てていますが、『龍が如く 維新! 極』はPCだけでなく、PS5/PS4やXbox Series X|S/Xbox Oneなど、多様なゲーム機で遊ぶことができます。

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 個人的に、ものすごく個人的にSteam Deckが大好きな自分としては、「本物のサムライはSteam Deckを使う」とまでは言わないものの、Steam Deckでも遊んでみてほしいなぁ!と思っています。

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日本版では「ゲームパッド推奨」と記載される部分。PC版『龍が如く』シリーズの英語版では「本物の〇〇はゲームパッドを使う」という洒落の効いた文面に

 とはいうものの、『維新』という作品自体が、既存の歴史の枠に捕らわれない自由な作品なので、みなさまのお好きなプラットフォームで遊んでいただければいいなと思います。

 そんな『龍が如く 維新! 極』を含むゴールデンウィークセールが5月10日まで実施中です。

 『龍が如く 維新! 極』はPlayStation™StoreおよびSteamストアでは通常版が25%オフの5,766円(税込)、デジタルデラックス版が25%オフの6,591円(税込)とお求めやすい価格になっているそうです。このゴールデンウィークに、ちょっと変わったセガセガしい幕末を体感してみてはいかがでしょうか?

ライター
最近ゲーム業界にサメ映画ブームが来ている気が・・・え? 『スター・ウォーズ』のゲームが出すぎて手が回らない毎日。1日36時間欲しい。

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