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『紅魔城レミリアⅡ妖幻の鎮魂歌』は新たな主人公に「十六夜咲夜」を迎え、豪華声優陣によるフルボイスのドラマと爽快な横スクロールアクションが見事に融合していた

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 5月7日に、東京ビッグサイトで開催された「東方Project」オンリーの同人誌即売会「第二十回博麗神社例大祭」。その企業ブースである「Play,Doujin!例大祭出張所」に出展されていたのが、CFKより2023年内にNintendo SwitchとSteamで発売される「東方Project」の二次創作横スクロールアクションゲーム『紅魔城レミリアⅡ妖幻の鎮魂歌(ストレンジャーズ・レイクエム)』(以下、『紅魔城レミリアⅡ』)だ。

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 本作は、すでに発売済みとなっている『紅魔城レミリア 緋色の交響曲(スカーレット・シンフォニー)』の続編にあたるタイトルだ。今作は、主人公が博麗霊夢から十六夜咲夜に変更されており、ひと味違ったアクションが楽しめるのが特徴となっている。

 前作に引き続き、人気イラストレーターの晩杯あきら氏による大胆にアレンジされたキャラクターデザインに加えて、主人公・十六夜咲夜の声を沢城みゆきさんが担当。その脇を、豪華声優陣ががっしりと固めているところも注目のポイントとなっている。

主な出演声優陣(順不同)
十六夜咲夜(CV:沢城みゆきさん)
フランドール・スカーレット(CV:金元寿子さん)
紅美鈴(CV:佐藤聡美さん)
博麗霊夢(CV:佐藤利奈さん)
霧雨魔理沙(CV:新谷良子さん)
橙(CV:新谷良子さん)
八雲藍(CV:小林ゆうさん)
八雲紫(CV:遠藤綾さん)
レミリア・スカーレット(CV:喜多村英梨さん)
アリス・マーガトロイド(CV:戸松遥さん)
西行寺幽々子(CV:椎名へきるさん)
魂魄妖夢(CV:広橋涼さん)
小野塚小町(CV:戸松遥さん)
パチュリー・ノレッジ(CV:力丸乃りこさん)

 今回「Play,Doujin!例大祭出張所」のブースで、『紅魔城レミリアⅡ』のNintendo Switch版を試遊することができた。そこからわかったゲームの魅力や特徴についてレポートしていく。また、後半では同ブースに出展されていた作品についても軽く紹介しているので、そちらも合わせてチェックしてみてほしい。

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「Play,Doujin!例大祭出張所」のブース内に設置された『紅魔城レミリアⅡ』の試遊台。老若男女問わず、ゲームを遊ぶ人の姿を見かけることができた。

文/高島おしゃむ


複数の攻撃スタイルを駆使してダークな世界を突き進んでいこう!

 本作は、「東方Project」でおなじみのキャラクターたちが多数登場するだけではなく、フルボイスでドラマシーンが楽しめるというのも特徴のひとつだ。

 ゲーム本編以外にも簡単な操作が学べるチュートリアルがメニューから選べるようになっていた。また、細かな設定が行えるオプションも用意されている。こちらでは、プレイヤーの残機を最大20まで増やしておくことができるほか、難易度もEasy、Normal、Hardの3種類から選ぶことができる。

 ちなみに難易度をHardにすると、死にゲーになってしまうほど歯ごたえのあるプレイが楽しめる。また、Easyではそれほどゲームが得意ではない女性や小学生でもある程度ゴリ押しでクリアできるような難易度で遊ぶことができる。このように、自分のレベルに合わせてゲーム側である程度調整することができ、幅広い層が楽しめるように作られているのである。

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ゲームをプレイする前に、オプションで設定を変更しておこう。

 メニューから「New Game」を選ぶと、新規でゲームが遊べる。ちなみに今回試遊したバージョンは、完成版ではなくまだ開発中のものだ。また、試遊自体は最初の1ステージのみのだったのだが、時間にして10分程度でクリアできるようなボリューム感であった。

 ゲームが始まるといきなりドラマシーンから始まるのだが、キャラクターが大きなグラフィックで表示されるなど、なかなかインパクトのある映像となっていた。ちなみに本作自体は10年以上前にPCで発売されていたもののリメイク版ではあるが、キャラクターの演出やステージなど基本的な要素は概ねオリジナル版から引き継がれているといった印象だ。

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 ドラマシーンが終わると、サブウェポンを選択していく画面が表示される。ゲーム序盤のため選べるものは少ないのだが、選び終わるとステージに移動する。この『紅魔城レミリアⅡ』自体は、『悪魔城ドラキュラ』をリスペクトして作られており、ややダークな雰囲気の横スクロールアクションといった作風だ。

 最近はこうしたスタイルのゲームを「メトロイドヴァニア」という呼び方でまとめられることが多いが、本作には『メトロイド』のような探索要素はそれほど多いわけではないため、プレイしたときの印象も、どちらかというと先ほど触れた『悪魔城ドラキュラ』に近いものであった。

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 今回はNintendo Switch版をプレイしたのだが、基本攻撃はYボタンに設定されている。Aボタンを押すと、「ソウルスカルプチュア」と呼ばれる攻撃を繰り出すことができる。こちらはナイフを高速で振りかざして敵を一瞬で切り刻む連続攻撃なのだが、使う度に気力を消費してしまうというデメリットがある。

 ジャンプはBボタンになっており、ジャンプ中にふたたびBボタンを押すことで空中を飛びながら移動が出来る。こちらも気力を消費してしまうのだが、それに加えて空中を飛んでいる間は向きの変更ができなくなるので、無防備になってしまう。

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空中を移動しながら「ソウルスカルプチュア」で攻撃を加えることもできる。

 Rボタンを押すとサブウェポンによる攻撃ができる。最初のステージ選べるのはナイフだが、こちらは飛び道具で相手に投げつけて攻撃するといった感じだ。ちなみに敵を倒すと赤い球のような御霊ポイントを拾うことができるのだが、そちらを集めていくことでサブウェポンが出せる残数も増えていく仕組みになっている。

 前作の主人公・博麗霊夢ではスライディングというアクションが使えたが、主人公が十六夜咲夜に変わったことで、アクションがバックステップになっている。こちらはXボタンまたは下キー+Bボタンで発動が可能だ。ステージの移動中では様々な敵が現れてくるが、これらのアクションを上手く使い分けながら先に進んでいくことになる。

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こちらがゲームの基本的な操作方法だ。

 ゲームのグラフィック自体は3Dというよりドット絵で作られているのだが、古くさいという印象はまったくなく、むしろ最近のゲームとさほど変わらないクオリティに感じた。敵キャラの配置もなかなか考えて作られており絶妙だ。たとえば敵キャラを倒さず先に進んでしまうと、前後から挟まれて攻撃されてしまうなんてことも起こりうる。慣れてしまえばなんてことはないところではあるのだが、初見のプレイでは新鮮に感じられる部分でもあった。

 またステージ自体もうっそうとした雰囲気になっており、ドクロやオドロオドロしい植物か襲いかかってくるなど、異世界感の強いものになっている。バックにはテンポのいいBGMが流れていたということもあり、ついついゲームの世界観に入り込んで夢中でプレイしてしまった。

 ステージの移動は、シームレスで繋がっているというよりも、ある一定以上端に移動すると次のスクロール地点になるといった作りになっている。マップとしては繋がっているのだが、少しだけ一息できる間があるので、逆に遊びやすく感じた部分でもあった。

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 ステージのラスト付近までたどり着くと、火を噴くガイコツのような敵が門番として君臨している。これが見た目以上にやっかいで、かなりのダメージを食らってしまった。最初は「ソウルスカルプチュア」でダメージを与えていたのだが、途中からサブウェポンのナイフを投げることで、なんとか倒すことができた。

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 火を噴くガイコツを倒すと、ふたたびドラマシーンが挿入される。その後、ステージのボスとの戦いに突入していくことになる。ここで登場するのがアリス・マーガトロイドだ。アリスは弾幕シューティングなみのド派手な攻撃を仕掛けてくる。最初の数回はこの攻撃を多数食らってしまい、あっという間にやられてしまった。

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最初のステージのボスとして登場するアリス。
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アリスは弾幕のような攻撃を仕掛けてくる。
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複数の人形を出して攻撃もしかけてくるので、かなりやっかいだ。

 また、最初の頃は「ソウルスカルプチュア」やサブウェポンといった距離を取ってダメージを与えるようにしていたのだが、途中から通常攻撃による近接戦に切り替えたところ、なんとか倒すことに成功した。まだまだ序盤とはいえ、さすがボス戦ということもありなかなか歯ごたえのあるバトルが楽しめた感じだ。

 ということで、今回の試遊はここまでだったのだが、最初のステージを遊んだだけでも続きが今すぐプレイしたくなるほど素晴らしい出来映えであった。現時点では正確な発売日などは未定だが、こちらは続報を楽しみに待とう。

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今回のイベントで試遊したユーザーにはステッカーがプレゼントされていた。

「Play,Doujin!例大祭出張所」では4つのタイトルが出展

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 企業ブースの「Play,Doujin!例大祭出張所」では、『紅魔城レミリアⅡ』を含めて全部で4つのタイトルが出展されていた。今回は時間の関係で試遊することはできなかったが、麻雀ゲームの『東方幻想麻雀』の試遊台では、海外のファンなども多くの人が列を作ってゲームを体験している様子が見られた。

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 同ブース内で、ひときわ目立った存在となっていたのが『幻想戦略録 – The Touhou Empires -』だ。こちらは割とガチめのリアルタイムストラテージ(RTS)で、ゲームとしては『Age of Empires』の東方Project版といった感じの作品だった。

 チュートリアルの序盤のみプレイした感じでは、一般的なRTS同様に、キャラクターの操作方法から資源の収集、建物の建設など順を追って学んでいくことができる丁寧な作りになっており、製品版もプレイしたくなる仕上がりであった。

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『幻想戦略録 – The Touhou Empires -』は複数のノートPCが設置されており、試遊ができるようになっていた。
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『幻想戦略録 – The Touhou Empires -』のゲーム画面。チュートリアルの途中までだったが、久々に本格的なRTSをプレイした気分にさせてくれた。

 ちなみにブース内にはいくつかのノートPCが設置されておりそちらで試遊が行えたほか、大きなパネルも飾られており、記念撮影も行えるようになっていた。こちらでは、スタッフのおねぇさんが声をかけて、記念撮影をしている場面がいくつか見られた。

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大きなパネルが設置されており、ちょっとしたフォトブースにもなっていた。

 もうひとつ、Nintendo Switchで2024年に発売予定のゲーム『とうほう夜雀食堂』の試遊も行えるようになっていた。こちらは東方キャラのひとりであるミスティア・ローレライが居酒屋を経営するといった内容の作品だ。すでにSteamでは、『東方夜雀食堂 – Touhou Mystia’s Izakaya』という名称で配信されているゲームだが、Nintendo Switchに移植するにあたり日本語化に関する部分も含めてブラッシュアップされる予定となっている。

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 ちなみにゲームは昼パートと夜パートに別れているのだが、今回の試遊では夜パートのみプレイ可能となっていた。夜パートでは、お店に出すメニューを決めてお客さんの注文に合わせて提供していくといった感じになっている。

 それだけ聞くとよくある料理提供ゲームのようにも感じるが、少し異なるところがたまに東方のキャラクターたちがお客として訪れるところである。ここがなかなかやっかいで、注文する内容も用意している普通のメニューではなく「甘味が嫌いな人はこの世に存在しない! カクテルの飲み物をください」といった感じで、相手の意に沿ったものを提供する必要があるのだ。

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 見事、東方のキャラクターたちから良い評価が得られると、お店にとって何かしら良い影響を与えるスペルカードで応援してくれる。もちろん評価が悪い場合は、悪い影響を及ぼすスペルカードによってお店の邪魔をしてくるといった感じだ。

 『とうほう夜雀食堂』の発売時期は明確には決まっていないが、2024年の早い時期には入手が可能になるとのこと。また、Nintendo Switch版の発売に合わせて何か出来ることがないか模索しながら作っているそうなので、こちらにも期待したいところだ。

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東方キャラたちの要望に見事応えると、スペルカードでお店を応援してくれる。

 ということで、この日はあいにくの雨ながら多くの「東方」ファンが東京ビッグサイトに足を運んでいた。今回は「Play,Doujin!例大祭出張所」を中心に取材をしたのだが、イベント自体の規模も年々大きくなっており、今後も多数の注目タイトルが生まれてきそうである。

ライター
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。

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