DONUTSは9月21日(木)から開催されている「東京ゲームショウ2023」にて新作ゲーム『機兵とドラゴン』のmini記者発表を行った。
本稿では現地で発表された内容をピックアップして紹介していく。
『機兵とドラゴン』は『城とドラゴン』や『ドラゴンポーカー』を手がけたゲームデザイナーの森山尋氏と『拡散性ミリオンアーサー』プロデューサーの安藤武博氏がタッグで手がけたリアルタイム運命共同体バトルゲームだ。プレイヤーは浮島艦(ウキシマカン)に仲間たちと搭乗し、4対4の空中戦を繰り広げていく。
本作の舞台となるのは台地が壊れ空中での生活が余儀なくされた世界。ある時、神の住む土地「エルドピア」を見つけた人々は神から“えいち”を授けられた。“えいち”は湖を沸かせる苗や空を渡る箱舟といったアイテムを生み出し、なかでも“まじん”が現れる不思議な指輪は人々に重宝され、やがて“まじん”は「機兵」と呼ばれるようになる。
しかし、世界では“えいち”を求めて戦争が勃発。ドラゴンも現れたことで多くの人が死んだ世界を見かねた神が定めたのは「指輪の戦士」を船に乗せ、空に秩序を刻んだ優れた浮島に“えいち”を与えるというもの。本作ではこの“えいち”を求め指輪の戦士たちが参加する神の試練「ウキシマバトル」が描かれるという。
記者発表では森山尋氏と安藤武博氏自らが登壇。スペシャルゲストには『にゃんこ大戦争』の生みの親、升田貴文氏も参加した。
一見関わりのなさそうな3人組であるが、実はこの三人は過去にアイドルグループ「S.A.P」のメンバーとしても活動していた経歴を持つという。会場では自虐交じりでメンバーを紹介し、場がひとしきり盛り上がったところで、早速mini記者発表がスタートした。
まず語られたのは本作のキーワードとなっている“運命共同体”についてだ。
会場では深く言及されず、実際に遊んでプレイしてほしいと安藤氏は語る。安藤氏によると本作は開発陣と毎週遊ぶ時間を設けているようだが、あっという間に時間が経過しているほど面白いそうで気づくと3時間も経っていることもあるという。
その点、本作はマルチプレイが前提のゲームプレイとなるため本キーワードが重要になってきそうだ。
また、本作は「面白くなり次第すぐに配信」とされていたが、森山尋氏曰く「今のままでも十分に面白いがまだまだ面白くできる伸びしろがあるからこそ、リリースはもうちょっと待ってほしい」と語っていた。
実は本作の開発期間は2021年の4月にスタートしてから、現在に至るまで3年もの開発期間が経っている。社内でも急にゲームシステムなどを方向転換することも多いそうで、森山氏が語った通りまだまだ本作には伸びしろがあるそうなので今後の開発にも期待したいものだ。
それに付随し、本作は2021年に開発をスタートして以降、トレイラーやゲームプレイ映像をほとんど公開していなかったのにも理由があり、初見で本作を遊んでほしいからこそゲーム映像の投稿を控えたという。
そして、このたび公式YouTubeチャンネルでは東京ゲームショウへの出展にあわせ、1stトレイラーも公開された。興味があればあわせてチェックするとよいだろう。
さらに今まで言及されていなかった、キャラクターデザインの担当者についても会場内で発表された。発表によると、メインビジュアルの少女「LINEAR(リニア)」については『天穂のサクナヒメ』のキャラクターデザインを手がけた村山竜大氏が担当しているようだ。
注意すべき点として、会場で発表されたのはこの1キャラクターのみなのでその他キャラクターについても村山竜大氏が手がけているかは不明である。
ほかにもYouTubeで400万再生を超える楽曲を手掛けた人物とのタッグを組んでいることにも会話内で言及。さらに一風変わった意外性のあるコラボも予定しているそうなので今後、X(旧Twitter)やYouTubeで発信される情報に注目だ。
また、森山尋氏らが身に着けていた限定キャップとタオルは23日(土)から開幕する一般デイで無料配布予定とのこと。配布時間は定められておらずランダムな時間にゲリラ配布するとのことなので、興味があれば何回もブースに足を運んで手に入れてはいかがだろうか。
『機兵とドラゴン』はゲームが面白くなり次第IOSおよびGoogle Playにて配信予定。公式YouTubeとX(旧Twitter)ではゲームの最新情報をチェックできるのでフォローしておくとよいだろう。