総来場者数は24万人超という大盛況を博した「東京ゲームショウ2023」。その一角、アークシステムワークスさんのブースにて行われた「ダウンタウン熱血物語SP ゲームメディア対抗トーナメント」に、電ファミニコゲーマー代表として筆者が出場して参りました……!
※「ダウンタウン熱血物語SP ゲームメディア対抗トーナメント」はアーカイブ映像の5時間1分ごろから
今回の競技タイトル(?)となった『ダウンタウン熱血物語SP』は1989年にファミコン向けに発売された『ダウンタウン熱血物語』をボリュームアップし、リブートさせた作品です。2016年に3DSに向けて発売された本作ですが、今回は現行のハードで楽しく遊べるよう、画面レイアウトや操作性など細かな部分に手がくわえられています。
メインストーリーの「熱血物語」をはじめ、「冷血硬派 やまだくん」や「りきストーリー」といった豊富なコンテンツを収録している本作ですが、今回のトーナメントで使われるのは「Fighting of Double Dragon 2023」。
こちらが対戦格闘ゲーム風のモードということで、我らが編集部からは格ゲー経験者である筆者が選ばれた……という次第です。ちなみに、自信は一切ありませんでした!!
というわけで、本稿ではアークシステムワークスさんの公式配信映像とともに、筆者の活躍の模様をお届けしていきたいと思います。
※記事中の画像は特記ない場合、公式配信からキャプチャしたものを利用しています。
強キャラクターふたりを練習し、“使い分ける”作戦で挑むが……?
電ファミニコゲーマー代表である筆者は、トーナメントの初戦からGame*Spark代表・Jさんと対戦。筆者の使用キャラクターは「くにお(ALEX)」、対するJさんは「鬼塚(THE.OGRE)」を選択し、いずれも公式ランク表ではSに属する強キャラクター同士のマッチアップに。互いに研究と研鑽を怠っていなかったことが伝わります。
いわゆる“投げキャラ”的な立ち位置の鬼塚、ならば近寄らせないのが最善であろう……と判断し、ジャンプボタンひとつで出せるワザ「スクリュー」と、アイテムを拾っては投げつける外道戦法で第1試合は勝利。このとき、最低限の面目は保てたな……とホッとしていました。
続いての出番は決勝戦、対戦相手は試合前インタビューから圧倒的強者の風格を漂わせていた4Gamer代表・T田さん。使用キャラクターはSSランクの“一強”に位置する「長谷部(ROXY)」と、厳しい戦いを予感させる流れに。
ところでこの「Fighting of Double Dragon 2023」は同キャラクター戦ができず、ミラーマッチが発生しないという特徴があります。
なので今回の大会では使用キャラクターは早い者勝ち。そのルールを踏まえて筆者が選んだ作戦は、Sランクキャラの「くにお(ALEX)」と「五代(GOY)」の両方を練習しておき、相手キャラクターに応じて使い分けるというものでした。
ただ、第2試合でGamer代表・あみださんが五代を使用し、T田さん操る長谷部に敗北を喫していたという背景がありました。というのも五代は「木刀取り出し」でアイテムを生成しながら戦うのが強いキャラクターなのですが、長谷部の圧倒的なスピードの前には木刀を準備している暇も与えてもらえないのです……。
となれば、くにおでやるしかない! その覚悟で挑みましたが……完敗でした。本当に強かったです。T田さんはこの後のエキシビションマッチでも「くにお」を使った堅実なプレイを見せており、Jさんの「豪田(GORDAN)」を撃破。ひとつの黒星もつけられることなく優勝に輝き、みごと賞品の「金の鉄アレイ」を手に入れられていました。
筆者がいただいたのはNintendo Switch版『くにおくん&ダブルドラゴン』のパッケージ版。こちらは海外限定の一品ということで、優勝にはいたらなかったものの、貴重な賞品を手に入れることが叶いました。敗北の悔しさは残りつつも、とても楽しいイベントであったのは間違いありません。
想像以上に楽しかった“壇上”の戦い
トーナメントこそ2位という結果に終わってしまいましたが、「Fighting of Double Dragon 2023」というゲームは非常に爽快! 本格的な格闘ゲームと比べればはるかに必殺技も出しやすく、また対戦中にも表示してくれるので初見プレイから必殺技の応酬ができる、というのも大きな魅力です。
そして個人的に感じたのは、実は格闘ゲーム経験者こそ「Fighting of Double Dragon 2023」をめちゃくちゃ楽しめるのでは……? というところ。格闘ゲームのエッセンスを随所に感じられるというのもその理由のひとつですが、もうひとつは“ハチャメチャさ”が許されているカジュアルなゲーム性にあると思います。
別のゲームの対戦でギスギスしてしまったり、ちょっと本気でやり過ぎて疲れてしまったとき。そんなときに本作の清々しいまでの“ハチャメチャっぷり”が、最高の清涼剤になってくれるでしょう。
さて、実は筆者はこうした公のステージで対戦ゲームをプレイするのが初体験。今回、アークシステムワークスさんにお声がけいただいての参加となりましたが、本当に楽しかったです。決して生活がかかっているわけでもなければ、厳しい予選をくぐり抜けてきたわけでもないのですが、それでもやはり緊張しましたし、同時に高揚もしていました。
「次は実力でどこかの“壇上”に立ちたい」、これが今回のイベントを終えて強く感じたことです。こうして貴重な刺激をいただき、新たなモチベーションも生まれる素晴らしい経験になりました。
最後になりますが、貴重なご機会をご用意してくださったアークシステムワークスさんと、現地でお世話になりましたスタッフの皆様に向け、この場を借りて深くお礼を申し上げます。そして出場したT田さん、あみださん、Jさん、対戦ありがとうございました!