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RTA筋肉走者・えぬわた氏がプロデュースするゲーマー向けプロテイン「Nプロテイン」を、なぜか電ファミで継承することになった……ので、それについて解説します

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まずはこちらの動画をご覧ください。

この映像をみなさんがご覧になっているころには私はもういなくなっているでしょう。お久しぶりですえぬわたです。今日はお伝えしたいことがひとつあり舞い戻ってまいりました。Nプロテインの引き継ぎ先です。このたび電ファミニコゲーマーの柳本マリエさんにNプロテインをお願いすることになりました。

柳本さんは『リングフィットアドベンチャー』や『フィットボクシング』などの運動と食生活の改善で30キロ痩せた経験を持ち、その経験を本にして出されてるためプロテインにも精通しております。

今回Nプロテインの初報記事を電ファミさんにお願いしたわけなんですけど、それを担当してくださったのが柳本さんでした。柳本さんと打ち合わせを重ねていくなかで「この人なら信頼してNプロテインを任せられる」と感じ、私のほうからお願いさせていただきました。もちろんバックには電ファミさんもいますし、そういった側面でも安心して任せられます。

「すべてのゲーマーを健康にする」という方針は引き継いでおりますし、プロテインを作っているメーカーさん自体は変わりません。えぬわたの魂はNプロテインに宿ったままです。これからもNプロテインをどうぞよろしくお願いいたします。みなさまのゲームライフが健康であることを心よりお祈りしております。では。

というわけで、このたび、RTA筋肉走者・えぬわたさんがプロデュースしたオリジナルプロテイン「Nプロテイン」の運営を、私(柳本マリエ)が引き継ぐことになりました。

……なんで???

と、読者の皆さんも疑問でいっぱいでしょう。私も、疑問でいっぱいです!

あまりにも急展開なので、編集部でも「さすがに事情説明が必要では?」ということになりまして、いったいなにが起きたのかを解説させてもらえればと思い、本記事を投稿することにしました。

いや、本当に。いろいろと不思議な展開ではあるのですが、これもなにかの縁なのかなという。そういうお話ができればと思っております。

文/柳本マリエ
編集/TAITAI


「すべてのゲーマーを健康にしたい!」

事の発端は、電ファミ編集部に届いたやたらと熱いメッセージでした。送り主は、『リングフィットアドベンチャー』のRTA走者として知られるえぬわたさん。どうやら「すべてのゲーマーを健康にしたい!」という志のもと、オリジナルプロテイン「Nプロテイン」を作ったとのこと。

RTA筋肉走者・えぬわた氏がプロデュースするゲーマー向けプロテイン「Nプロテイン」を、なぜか電ファミで継承することになった_001
えぬわたさん

えぬわたさんといえば『リングフィットアドベンチャー』のRTAで同接18万人を記録し、28時間かけて「100%」クリアを達成した人物です。そんなえぬわたさんがプロテインを……? プロデュース……?

なんだかおもしろそうだと思ったので、えぬわたさんからのメッセージに私が返事を送りました。

なぜなら私は『リングフィットアドベンチャー』での成果をTwitter(現X)に投稿したところ、当時6.5万RTほど拡散され、それがきっかけでKADOKAWAさんからお声がかかり、ダイエット本「デブからの脱却」を出版するという経験があったからです。

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「デブからの脱却」

時を同じくして『リングフィットアドベンチャー』でひと山当てた(?)者として、えぬわたさんの作ったNプロテインに興味が湧きました。プロテインに関しては、2019年に『リングフィットアドベンチャー』を始めてから現在にいたるまで、よほどのことがない限り毎日欠かさず飲んでいます。

そこで、Nプロテインについての取材を私が担当することになりました。そうして完成した記事が、えぬわたさんへのインタビュー記事や筋肉プロゲーマーのときどさんとtakeraさんをお招きした筋肉座談会の記事です。

そもそも、ゲーマーの健康問題については私も痛感していました。なぜなら私自身が『リングフィットアドベンチャー』を始める前は肥満2度という体型で、当時は重い腰痛にも悩まされていましたし、電ファミ編集部内にも不摂生な人が多かったり、ゲーマーにとって健康問題は決して他人事ではないと感じています。

そんな思いもあり、またそれが編集部で賛同を得たこともあったため、電ファミとしてもえぬわたさんおよびNプロテインを応援しよう!という方針となっていきました。

Nプロテインの発売を前に存続の危機が訪れる

ところが、ここから急展開が起こります。えぬわたさんとNプロテイン記事の掲載にあたって打ち合わせをしているときに「Nプロテインを引き継いでもらえないか」という相談を受けました。

引き継ぎ? どういうこと?
だっていま、Nプロテイン記事を掲載するための打ち合わせをしてるのに?

もともと、えぬわたさんから電ファミ編集部に連絡が来たとき、Nプロテインはほぼ完成した状態でした。

しかし、じつははここまで整った段階で、えぬわたさん自身が本業で大きい仕事を任されることに。本業に注力するため「えぬわた」としての活動を終了しなければならなくなってしまったと言うのです。つまり、引き継ぎ先を探さないとNプロテインが存続できなくなってしまう、と。

そういった経緯のもと、Nプロテインの引き継ぎ先として私に相談があったわけです。

でも、ですよ──前述のとおり『リングフィットアドベンチャー』でひと山当てた(?)とはいえ、個人で引き受けるには荷が重すぎます。かといって、私が所属している電ファミも、あくまでゲームメディアであって、別にモノを売る仕組みを持っているわけでも、そういった人材がいるわけでもありません。

これは……いったいどうすれば!?

記事の企画であれば、わりと自由度の高い電ファミ編集部ではあるけれど、さすがにプロテインは無理なのでは? というか、無理ですよね?? などと思いつつ、ほかに手立てもないので、素直に編集長に相談してみることにしたのですが……

編集長:
そういう事情ならうちで引き継げばいいんじゃない?

柳本(筆者):
えっ!?!?!?!?!?!?

と、なぜかすんなりOKが出てしまいました(汗
(本当によいのだろうか……だって、プロテインだよ?)

これはあとで聞いた話ですが、じつは取材のやり取りや記事内容を確認する過程で、電ファミ編集長のTAITAIも、えぬわたさんの「すべてのゲーマーを健康にしたい!」という志については、とても共感&可能性を感じていたそうで、

「えぬわたさんがここまでやってきたものを、ゼロにしてしまうのは惜しい」
という思いがあったとのこと。

編集長:
“ゲーマーを健康にする”という視点も、普遍的ですごくよいテーマだし。
記事などをやったことも含めて、これもなにかの縁。協力してみるのもおもしろいんじゃない?

柳本(筆者):
そうですよね!

編集長:
いろいろ大変だとは思うけど、柳本さんががんばるってことでいいんだよね?(´▽`)

柳本(筆者):
そ、そうですね……

かくして、Nプロテインの運営を電ファミの運営元である株式会社マレが引き継ぐことになり、またその担当者として私が立つことになりました。

えぬわたさんがたまたま電ファミにメッセージを送ったこと、そこにたまたま私がいたこと、そして思いのほか編集長にえぬわたさんの志が刺さっていたこと……。いろいろな縁が絡み合った結果として、今回、このような形となりました。

以下、経緯をまとめるとこんな感じです。

えぬわたさんがゲーム業界の健康問題について課題を感じる

「すべてのゲーマーを健康にしたい!」と志す

プロテインを作ることを決意する

プロテインメーカーさんとNプロテインを作り始める

筋肉プロゲーマーのときどさん、takeraさん、GreedZzさんが試飲して議論が行われる

Nプロテインがほぼ完成する

電ファミ編集部に連絡が来る

おもしろそうなので詳しく話を聞く

Nプロテインを応援しよう!という方針になる

取材を開始し、原稿を書き始める

えぬわたさんの志が編集長のTAITAIに刺さる

記事掲載のための打ち合わせを重ねる

えぬわたさんが本業に注力するため「えぬわた」としての活動を終了することになる

Nプロテイン存続の危機に陥る

柳本が相談を受ける

ダメ元で編集長に相談してみる

なぜかすんなりOKが出る

Nプロテインの運営を引き継ぐ

引き継ぎに伴い、えぬわたさんから「Nプロテインの継承について」という直筆サイン入りの書面もいただきました。

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えぬわたさん直筆サイン入りの書面

私としても、「すべてのゲーマーを健康にする!」という、えぬわたさんの志を引き継ぎ、ゲーマーを健康にするための取り組みや企画を積極的に行っていければと思います。

これからも電ファミニコゲーマーならびにNプロテインをどうぞよろしくお願いいたします!

編集者
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto
編集長
電ファミニコゲーマー編集長、およびニコニコニュース編集長。 元々は、ゲーム情報サイト「4Gamer.net」の副編集長として、ゲーム業界を中心にした記事の執筆や、同サイトの設計、企画立案などサイトの運営全般に携わる。4Gamer時代は、対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」などの人気コーナーを担当。本サイトの方でも、主に「ゲームの企画書」など、いわゆる読み物系やインタビューものを担当している。
Twitter:@TAITAI999

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