5月29日はシューティングゲーム『グラディウス』アーケード版第1作目の稼働が開始された日だ。
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本日、5月29日、アーケードゲーム用シューティングゲーム「グラディウス」が稼働開始しました(1985年)。
— KONAMI コナミ公式 (@KONAMI573ch) May 29, 2020
その後、多くのゲーム機に移植されましたが、PCエンジン版は、現在発売中の #PCエンジンミニ にも収録されています。
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1985年5月29日より稼働が開始されたコナミのアーケードゲーム『グラディウス』は、超時空戦闘機ビックバイパーを操作して、亜時空星団バクテリアンと戦う横スクロールシューティングゲームだ。本作の最大の特徴は、赤いエネルギーカプセルを取ることでパワーメーターを貯めて、自分の望むところでボタンを押すことで、装備するパワーアップを自分で選択できる点にある。
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パワーアップの内容は、正面と斜め前方の二方向に弾が発射される「ダブル」や、敵を貫通して画面いっぱいに真っ直ぐ発射される「レーザー」、無敵の発光体が自機に追随するようになる「オプション」など、多彩な種類が用意されている。ちなみにオプションは、パワーアップを貯めて繰り返し選択することで、最大4つまで同時に装備できる。
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このシステムにより、出現する敵やステージの構成に応じて、攻撃や防御のスタイルを自分の好きなものに変更することができる。一方で、今集めているパワーアップをいち早く装備するか、それとも新たなカプセルを取ってより有効なパワーアップを手に入れるまで耐え続けるか、といったジレンマも味わうことになる。
こうしたパワーアップの内容や、どのパワーアップを選ぶかをプレイヤーが選択できる仕様など、『グラディウス』はこれ以降のシューティングゲームに非常に大きな影響を与えている。
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アーケードで高い人気を獲得した『グラディウス』は、ファミコン版やPCエンジン版、MSX版など、さまざまな家庭用ゲーム機でもリリースされている。だが、1980年代当時はおもにハードスペックの問題から、ゲーム細部の仕様やグラフィックが各機種に合わせてアレンジされている。それぞれのバージョンに思い入れのある人が多いため、各バージョンごとにアーカイブ的な移植やアンソロジーソフトへの収録なども行われている。
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なかでもファミコン版『グラディウス』に関しては、「上上下下左右左右BA」という隠しコマンドが初めて搭載されたことでも知られており、このコマンドを入力すると自機がパワーアップを大幅に装備した状態になる。通称「コナミコマンド」と呼ばれるこのコマンドは、これ以降、KONAMIのさまざまなゲームに搭載されることになる。
また変わったところでは、1987年にシャープから発売されたパソコン「X68000」には、スプライト機能を搭載してアクションゲームの表現にも強い同機種の性能を示すため、『グラディウス』の移植版が同梱されていた。
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アーケードと家庭用ゲーム機の双方で人気作となった『グラディウス』には、さまざまなシリーズ作が登場している。
ナンバリングタイトルとしては2024年現在、アーケードゲーム『グラディウスII -GOFERの野望-』『グラディウスIII -伝説から神話へ-』『グラディウスIV -復活-』、そしてPS2用ソフト『グラディウスV』がある。これ以外にもMSX用ソフト『グラディウス2』(上記の『GOFERの野望』とは異なる)や、初代PS用ソフト『グラディウス外伝』などのタイトルが存在している。
さらには、『沙羅曼蛇』『ライフフォース』といったグラディウスの名称を冠していないシリーズ作や、『パロディウス』『オトメディウス』といったパロディ作もあり、これらの作品も独自にシリーズ化されているため、『グラディウス』に関連するタイトルは多岐に渡っている。
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2024年現在、アーケード版『グラディウス』を忠実に移植したソフトは、PlayStation 4やNintendo Switchでリリースされている「アーケードアーカイブス」のシリーズでプレイできる。また、コナミグループ50周年を記念したPS4/Xbox/Switch/PC(Steam)用ソフト『アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション』にも、『グラディウス』が収録されている。
横スクロールスクロールのシューティングゲームを代表する名作を、この機会に改めて挑戦してみてほしい。