そのほか良いと思った要素あれこれ
プレイの大枠をざっくりご紹介したので、
あとは15時間遊んでみて感じたリアルなグッドポイントを箇条書きでお伝えします。
①敵の強さがちょうど良い。
強すぎもせず弱すぎもせず、適度なスリルを感じながら戦えるのが楽しいです。
主人公のレベルに合わせてゾンビの強さにも調整が入るので、常にちょうどいいバランスの遊び心地でした。
②余計なストレスが少なくて遊びやすい
どんなに長所があるゲームでもストレスフルな遊び心地だとしんどいものです。
しかし本作はそうしたストレス要素がだいぶ少ないように感じました。
たとえば、
・スタミナ切れがほとんど起きない(頻繁に使うアクションのほとんどがスタミナ消費0だから)。
・装備重量の概念がないので重そうな武器をたくさん持てる。
・デスペナルティが軽めで、ミスしたところの直前から再スタートできる。
・「次の目的地はここだよ!」ってガイドが表示される。
このあたりはかなり助かりますね。
③主人公の行く末が気になるストーリー
「主人公がゾンビへの抗体を持っている」設定はゾンビものだと割とありそうですがやっぱりアツい。少年漫画的というか、擦られまくるだけのことはある設定。
こういうゲームってストーリー部分は添え物くらいの扱いなのかしら?と思いきや、
今やふつうに主人公の行く末が気になっています。
④ジャンプスケアが少ない
油断したところに突然ゾンビがバーンと登場して深夜に思わず叫んでしまう…
そんな「ジャンプスケア」的なびっくり要素が思ったより少なくて安心しました。
もちろんゼロではないですが、ほどほどです。
びっくり系のホラーは苦手なんだよ~……という人も、そこまでビビらなくていいと思いました。
⑤ゴア表現、思ったより平気だった
プレイ前にYouTubeでこのゲームのトレーラーを視聴したところ、
ゴア表現が結構すさまじかったです。
最初にえらくビビっていた理由の大部分はそれのせいだったのですが、
実際に自分でプレイしてみるとあんまり気にならないですね。
グロ耐性が普通にある友人も、
いっしょにトレーラーを観た段階では「ちょっとこれ……スゴいね……」という感想でしたが、
いざ私のプレイを見てみると「割と平気だね!!」って感じでした。
ダウンロードコンテンツも毛色が違って面白い
拡張ストーリーのダウンロードコンテンツも遊んでみました。
現在すでにリリースされているのは『HAUS』と『SoLA』。
序盤からすぐ遊べる『HAUS』の方を触ってみたところ、本編と毛色が違っていてかなり良いです。
最初から遊べる本編の雰囲気は「イカした武器を手に、LAでゾンビとサバイバル!!」って感じの”いかにも”な作りなのですが、
DLCの『HAUS』はサイコホラーなテイストとなっています。
主人公は突然謎の団体「HAUS」から選ばれし者として招待され、
怪しげなカルトの施設に招かれていくつもの試練をこなしていきます。
ノリノリでバイオレンスアクションを楽しませてくれる本編と違って、
こちらは結構「怖がらせるぜ!」「ビックリさせるぜ!」という波動を感じるつくりでした。
詳しくは実際にプレイして体感してほしいのですが、
「そうきたか~~~」と思わせる怖がらせ方が見事だったので、
こちらも是非遊んでみてください。
もう一つのDLC『SoLA』はまだ触れていないけどこちらも楽しみです。
おわりに:ゾンビゲームで心の交互浴
というわけで『Dead Island 2』のさわりの部分を紹介させていただきました。
初のゾンビゲームということで本当にビビリ散らかしていたのですが、普通にハマることができてよかったです。
今回のプレイで印象深かったのは、下水管を辿って目的地を目指すミッションです。
地獄のような下水管ダンジョンを突き進む不安。
新種のゾンビに2〜3回はゲームオーバーさせられたシビれるバトル。
グロテスクさを増していく演出…
そうした苦境を抜けて日の当たる地上に生還できたときの喜び…!
抑圧して抑圧して解放する…サウナの「ととのい」にも似たさわやかな心地よさがありました。
ゾンビゲームは恐怖と安心でととのう「心の交互浴」なのかもしれないですね。
というわけで『Dead Island 2』、ぜひ遊んでみてください。
『Dead Island 2』Steam版は2024年4月22日より発売中。価格は8090円となっています。
また、各種DLCがお得に買えるバンドルとなるDelux Edition(8790円)、Gold Edition(1万790円)もあるのでぜひチェックしてみてください。