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「カッコいい」が渋滞して集団で襲ってくる…! ディストピアを超美麗ピクセルアートで描くゲーム『REPLACED』のカッコよさがスゴかった

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「カッコいい」が渋滞して集団で襲い掛かってくる……!『REPLACED』の感想をひと言にまとめると、そんな感じだった。

ディストピア味たっぷりな世界設定、緻密に描き込まれた2.5Dの美しすぎるピクセルアート、まるでアクション映画を観ているかのように華やかな動きが満載の戦闘シーン。どれもこれもが圧倒的にカッコよく、ずっと眺めていたくなるような魅力を持ち合わせている。

ついでにSteamのストアページでも「2.5DでSFなレトロフューチャー感がカッコいいアクションゲーム」と紹介されている。カッコ良さには自信満々といったところだろうが、実際カッコいいのだから文句のつけようもない。そしてカッコいいことは、良いことだ。

今回はアメリカ・ロサンゼルスで開催されていたSummer Game Festにあわせ、本作『REPLACED』を試遊する機会をいただいた。まだまだ未知の部分も多い本作だが、とにかくその「カッコよさ」は本物。というわけで、本稿では試遊の感想と合わせて『REPLACED』のカッコよさの一端をご紹介していきたい。

文/久田 晴


ダークな世界に“光”の表現が超映える。あまりにも美しいピクセルアートは圧巻の出来栄え

では、早速試遊の感想を……と言いたいところだが、とりあえず何も聞かず、いくつかスクリーンショットを見ていただきたい。

『REPLACED』試遊レビュー・感想:とにかくカッコいい2Dアクション_001

『REPLACED』試遊レビュー・感想:とにかくカッコいい2Dアクション_002

『REPLACED』試遊レビュー・感想:とにかくカッコいい2Dアクション_003

……超、カッコよくないですか? どの辺が、とかではなくて、なんか全部が。

緻密なピクセルアートの出来栄えはもう言うまでもなく、暗くて退廃的な世界の風景をたっぷりと楽しませてくれる。

その中でも、個人的に特に素晴らしいと感じたのが光の表現だ。例えば上のスクリーンショットの一枚目、オレンジ色に染まった葉が差し込んだ光によって照らし出され、どこか暖かく、同時に寂しさを感じさせるような、何とも絶妙な塩梅に仕上げられている。もはや「芸術的」と言いたくなるような美しさを感じさせられた。

本作『REPLACED』の舞台は、パラレルワールドの1980年代のアメリカ。核による破滅が訪れた後の荒んだ世界を描いており、権力者たちはもはや人間とその臓器を「貨幣」としてしか見ていないという、なんともディストピア的な設定のもとに物語が紡がれていく。

主人公の設定も独特で、プレイヤーは自らの意志に反して人間の肉体に閉じ込められたAI(人工知能)である「R.E.A.C.H」となり、なんとか人間の生活に適応しようと奮闘することになるという。

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(画像は『REPLACED』Steamストアページより)

こうしたダークな世界設定ゆえか、公開されているスクリーンショットなどを見る限り、やはり“暗い”風景が多い。そこに光が、時にどことない“熱”を感じさせる光が、なんとも映えるのである。

今回の試遊は戦闘にフォーカスしたもので、探索などの要素にはほぼ触れられなかったのだが、それでもこうした光の表現は色濃く脳裏に焼き付いた。同時にレトロフューチャー、サイバーパンクといった単語で紹介される本作の物語設定も興味深く、いったいどんなストーリーが紡がれていくのか、非常にそそられるところだ。

アクション映画を観ているかのようなスタイリッシュバトル。モーションがいちいちカッコよくて見栄えがすごい

さて、上でも触れたように今回の試遊の焦点は2Dスタイルで進行するバトル。……なのだが、こちらも戦闘中のモーションをはじめ、動きの「カッコよさ」がすさまじい。筆者のつたないプレイングでも、とにかく一瞬一瞬がひたすらにカッコいいのだ。

主な操作は強弱ふたつの近接攻撃をはじめ、回避とパリィというアクションゲームにはおなじみのもの。独特のシステムとして、攻撃を重ねると「銃」のゲージが溜まり、強力な銃撃を放つことができるようになる。ただし、結局ゲージを溜めるのに近接攻撃をする必要があるため、戦闘の多くは殴り合いである。

そしてこの殴り合いの動き……特に、パリィのモーションが驚くほどカッコいい。一瞬にして弾くというよりは、敵の体を掴んで攻撃の手を封じ、押し返して突き放すようなちょっと時間をかけた演出になっており、アクション映画でも観ているかと思うほどお洒落でスタイリッシュ。ちなみにパリィモーション中に他の敵から攻撃されることはなかった。

『REPLACED』試遊レビュー・感想:とにかくカッコいい2Dアクション_005
(画像は『REPLACED』Steamストアページより)

戦闘中のUIも非常にシンプルで、パリィ可能な攻撃の前には敵の頭上に黄色のマーカー、回避が必要な攻撃の際には赤のマーカーが出るといった具合。特に画面の中央付近にはほとんど邪魔をするものがないので、余裕をもって戦えるようになれば、作り込まれたモーションと美しいピクセルアートを存分に堪能できるだろう。

バトルの難易度自体は決して低くなく、今回の試遊では戦闘が進むにつれ、盾を持ってタックルを仕掛けてくる敵や、遠距離から銃を撃ってくる敵が現れるようになっていった。基本的には多数の敵を一度に相手にすることになるようだが、2D形式なこともあり、訳が分からないままもみくちゃにされるようなことは少なさそうだ。

筆者は戦闘の中盤でノックダウンされてしまう体たらくであったものの、やはり「動かしていてカッコいい」という楽しさは非常に強い。短い時間の試遊でも、「もっと上達したい!」と思わせる魅力を持ったバトルだった。

※過去に公開された公式トレーラー。一部だが、アクションシーンの模様も確認できる。

ダークなディストピア世界を、クールなピクセルアートで表現し、スタイリッシュなアクションを織り交ぜた『REPLACED』。今回の試遊では、その圧倒的なカッコよさの一端をまざまざと見せつけられた。

試遊はアクション部分に焦点を当てたものだったが、「(不本意に)人間の体に閉じ込められたAI」という設定もなかなかに興味を惹かれる。主人公はなぜ戦うのか、何を求めてこのディストピアで生きていくのか、ハードなSFを予感させるストーリー面にも大いに期待したいところだ。

『REPLACED』は公式Xアカウントの情報によれば、XboxとPC(Steam、Epic Games Store、GOG.com)で発売予定。Steamストアページなどにもカッコいいスクリーンショットがいくつか掲載されているので、気になる方はそちらもチェックしつつウィッシュリストへ登録しておこう。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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