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「他人を絶望の淵に落とす快楽」を初心者に優しく教えてくれる。『ダークアンドダーカーモバイル』は緊張感と遊びやすさが絶妙に融合した“シビアだけどやさしい”ゲームだった

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新クラス“ウィザード”で魔法を撃ちまくってダンジョンを駆け抜けてきた

さて、今回の試遊では筆者は新クラス・ウィザードを選択してキャラクターを作成した。ので、ここからはモバイル版のウィザードを使用した感想をお伝えしていこう。

ウィザードは、その名の通り魔法攻撃をメインとした遠距離アタッカーだ。魔法に応じた気力を消費することで攻撃を行なうことができ、魔法の再発動のクールタイムも短いので高火力魔法をバンバン撃つことができる。

前述のとおり、本作には若干のエイムアシスト機能が搭載されているため、筆者のような初心者でも攻撃を当てるのはさほど難しくない。次々と襲ってくるモンスターやプレイヤーに向けて魔法を撃ちまくり、なぎ倒していく様はある種の快感を覚えた。

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さらに魔法の編成は自由にカスタマイズすることができる。4つの属性から2つの属性を選び、その属性の中から2つの魔法をセット、といった具合だ。このカスタマイズ機能が非常に奥深く、ウィザード最大の特徴と言えるだろう。

魔法には攻撃以外にも自身を強化するものや短距離テレポートも存在する。今回の試遊では残念ながらすべての魔法を試すことは叶わなかったが、自分のプレイスタイルに応じて魔法をカスタマイズできるので、かなり構成に個人差が生じると感じた。

筆者もゲームをプレイ中、続々と試したい編成が浮かんできて、魔法のシナジーを考えているだけで楽しくなるような感覚に包まれていた。

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ウィザードはグローバルβテストで実装されるため、モバイル版ならではの調整をされた本クラスをぜひ体験してみていただきたい。自分だけのオリジナルウィザードで、筆者と同じようにダンジョン内を駆け抜けてみてはいかがだろうか。

恒例の(?)メディア対抗戦開催。3人の連携が決まると超気持ちいい

何度かソロプレイでダンジョンに潜り、キャラクターレベルが3になると最大3人までのマルチプレイが可能となる。今回の試遊では各参加メディアによるマッチが行われ、悲喜こもごもの盛り上がりを見せた。

試遊バージョンでは、バランスよく戦えるファイター、弓での遠距離が得意なレンジャー、近接での戦闘に特化したバーバリアン、回復や復活呪文も使用できるクレリック、DPSが高く奇襲や離脱も得意なローグ、魔法攻撃を主体に遠距離から攻め立てるウィザードの6つのクラスが用意され、筆者ら3人はバーバリアン・クレリック・ウィザードというバランスの取れたパーティーで挑むことに。

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マルチプレイで遊んだマップ「忘却の城」は強力な敵が多く、赤いカラーリングのスケルトン、高い体力と機動力を備えるコカトリス、すべてのステータスが高水準なゴーレムなどが次から次へと出現。

これらの敵をお互いにコールし合いながら連携して倒していく様は、さながら規律の取れた軍隊のよう。筆者も前線でヘイトを買ってくれている味方に感謝しながらひたすらに魔法を撃ち続けた。上述の通り、モバイル版ではフレンドリーファイアが存在しないという、マルチプレイにはありがたい仕様となっている。

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あるマッチの最中には、エリアの収縮が中盤に差し掛かり、そろそろ脱出も視野に入れ始めたころ……マップの中央付近で大規模な戦闘が発生。すでにパーティー同士の戦闘が開始されている所に本パーティーも参戦し、三つ巴の戦いに発展した。

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漁夫の利を狙って戦闘を仕掛け、相手が驚いている隙に1人をダウンさせる。しかし相手の素早い対応もありこちらも1人落とされてしまう。その後も1人ずつダウンしてしまい1対1となり、パーティーメンバーに命運を託す状況に。

しかしここで更なるパーティーが参戦。流石に分が悪いので脇道から回り込むような形で一旦撤退する。

なお、本作はパーティーでプレイする際、ダウン時間の味方を一定時間の間であれば助け起こすことができる。また、味方が完全に死亡した際にも「蘇生の祭壇」にて復活させることが可能となっている。やられてしまっても仲間を信じて復活を待とう。

この戦闘では、筆者は運よくダウン状態のまま別の部屋まで移動することができ、一時撤退した味方に蘇生してもらうことができた。が、もう1名は完全に死亡してしまったため、以降はクレリック・ウィザードの2名で行動することとなってしまった。

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しかし、それでもまだ戦いは終わらない。先の戦闘音を聞いたのか、他のパーティーがこちらに向かって来ており、そのまま2対3の戦闘が開始された。

素早く相手を1名ダウンさせ、クレリックの回復スキルを受けながら魔法で攻撃を行なっていく。相手がダウンした味方を蘇生している隙にもう1名ダウンすることに成功し、そのままの勢いで戦闘に勝利。その後も漁夫の利を狙ったパーティーとの連続戦闘となったがこれもみごとに撃退。気がつけば、他プレイヤーの墓の中心に筆者たちは立っていた。

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漁夫の利を狙った結果、たくさんの漁夫の利に遭い数多くの戦闘を行う羽目となってしまったが、パーティーの連携もあり連続勝利。そのまま無事に生還を果たすことができたのである。この快感たるや……!

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トリオでの試遊を通じて感じたのは、本作におけるパーティープレイの遊びやすさだ。筆者のような初心者プレイヤーでも、わずか2時間ほどでスキルの有効活用法を覚え、仲間と協力・連携して戦えるようになった。

本作はPC版と同じようなシビアなゲーム性と、モバイル版の初心者でも楽しめる遊びやすさが両立し、多くのプレイヤーが楽しみやすい作品に仕上がっている。

「死んでしまったら全ロスト」というハードコアなゲーム性とは対照的に、モバイル版ならではの進化を遂げ、幅広いプレイヤーに楽しんでもらえるようなシステムを積極的に取り入れた点は『ダークアンドダーカーモバイル』の最大の特徴と言えるだろう。

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さらに本作にはダンジョン内で料理をしたり、釣りなどを行える「村」システムがあるという。こちらは実際に体験することは叶わなかったが、PC版にはない新要素だけに、どのような内容になっているのか非常に気になるところだ。

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気になった方にはぜひ、独自の進化を遂げ、遊びやすくなった『ダークアンドダーカーモバイル』の世界に足を踏み入れて頂きたい。本作のグローバルβテストは8月1日(木)より、Android、iOS向けに実施される予定である。

ⓒ 2024 KRAFTON, INC

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ライター
気になったゲームは古今問わず遊ばずにはいられない性格。シリーズ物も大好き。 中学生の時に東方Projectに触れてからゲーム音楽へ目覚め、アトリエシリーズと出会い覚醒。普段聴く音楽が9割ゲーム関連となってしまった。 幅広いジャンルのゲームを遊びながら、まだ見ぬゲーム音楽との出会いを求めて日夜探求し続けている。

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