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ド級のモフモフを摂取できる『でびるコネクショん』は可愛さながら「癖の強い」会話でニヤニヤできる【東京ゲームダンジョン6】

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モフモフっていいよね。

それこそ今回紹介する『でびるコネクショん』は、ケモナーだけでなく「かわいい生き物」が好きであれば絶対にプレイして欲しい作品だ。

というのも、本作をプレイして一番に感じた感想は「吸いたい」である。モニター越しに感じるモフモフ感。もし、本作に登場するキャラクターが現実に存在していたら筆者は顔をうずめているであろう。

今回そんな筆者の心を揺り動かした『でびるコネクショん』を10月27日に浜松町で開催された「東京ゲームダンジョン6」にてプレイする機会を得た。本稿ではその模様をお届けしていく。

この記事を読んだ暁には、あなたも「可愛さ」に心を掴まれているでしょう……。

文・取材 / cookieP
編集 / 逆道

※一部エンディング・分岐のネタバレがあります。ご了承ください。


あれもこれも全部かわいい!『でびるコネクショん』の魅力とは

本編に入る前に本作について少し解説しよう。

『でびるコネクショん』は魔法世界「マジリシア」を舞台に、召喚した悪魔・でびるんと真の姿を取り戻すべく、住民たちから”感情オーラ”を魔力に変換し回収していくアドベンチャーゲームだ。

詳しいゲーム内容については後述で紹介するが、とにかく「かわいい」「癖」の詰まったゲーム性が特徴的。プレイヤーはキャラクターたちとの会話を重ね、選択肢から適したものを選び反応を楽しむことが主なゲーム内容となる。

『でびるコネクショん』レビュー。ド級のモフモフを摂取できて、カワイイながら癖が強い【東京ゲームダンジョン6】_001

早速ゲームを開始すると、でびるんを召喚したところからスタート。悪魔ということもあり生意気なオラオラ口調でプレイヤーを詰めてきた。まぁ、それがギャップ萌えで可愛いんですけど…。

そして、前述で挙げた通り感情オーラを頂くべく、住人たちを召喚して感情を高ぶらせる選択フェーズが始まった。選択フェーズでは主に会話の中に3回出てくる選択肢の中から相手の感情が高まりそうな選択肢を選び、効率よく感情オーラを回収することが目的。

しかし、出会ったばかりの住民たちの感情を揺り動かすのはかわいそうなものだ。そんなときはでびるんの特殊能力「邪眼サーチ」で相手の心の中を除き見ることも。思考を読み解くことで、おのずと正解の選択肢や意外な一面などを知ることができちゃうのだ。

『でびるコネクショん』レビュー。ド級のモフモフを摂取できて、カワイイながら癖が強い【東京ゲームダンジョン6】_002

『でびるコネクショん』レビュー。ド級のモフモフを摂取できて、カワイイながら癖が強い【東京ゲームダンジョン6】_003

こうして、順調に感情オーラを進めて行った筆者。しかし、思ったことがある。

癖が強いっ!!!!!!!!!

もちろん、根底として作品全体は可愛さで包まれているのだが、たまに「おっと~?」ってなる会話があるのだ。例えばこれを見て欲しい。

『でびるコネクショん』レビュー。ド級のモフモフを摂取できて、カワイイながら癖が強い【東京ゲームダンジョン6】_004
▲アリスに研究に協力して欲しいと言われ、座薬を提案される
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▲しかも2種類から選べる
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▲入れた結果、果てる
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▲そしてこの顔である(かわいい)

こんなドロドロな展開があるとは思わないじゃん…….。ジト目も最高だ……。

本作ではキャラデザだけでなくこのような、一癖も二癖もあるストーリーでプレイヤーの心を鷲掴みにしてくるのだ。

『でびるコネクショん』レビュー。ド級のモフモフを摂取できて、カワイイながら癖が強い【東京ゲームダンジョン6】_008
▲かわいいでびるん

さらに本作は選択肢のほかイラストの数も充実しており、約10分間の試遊だけでも大量の立ち絵や差分を確認できた。そのため、成功ルートに行ったとしてもわざと間違えて失敗ルートを見たくなってしまう……。

筆者はさきほどの「アリス」との実験中、実験の一環としてでびるんを「ぬいぐるみ」「石化」するか尋ねられ、考え抜いた末ぬいぐるみに変えてしまった。これがなんとも可愛い。その後の選択肢でそのぬいぐるみをアリスに渡すか回収するかの二択に迫られ、明らかなエンディングルートだったものの筆者はそのぬいぐるみをアリスに渡す選択肢を選んでしまった。だってその後の反応みたいもん……!

こうして、案の定アリスは大事そうにぬいぐるみをかかえてエンディングに到達した。ちなみにこの選択に筆者は後悔していない。エンディング後にはアリスたちのその後を描いたイラストが掲載されており、異様な満足感に満たされたからだ。このように、本作はド級にかわいいイラストでプレイヤーの心に「モフモフしたい気持ち」「満足感」を植え付けて来る。

『でびるコネクショん』レビュー。ド級のモフモフを摂取できて、カワイイながら癖が強い【東京ゲームダンジョン6】_009
▲ぬいぐるみ化したでびるん
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▲ENDでアリスとでびるんの添い寝イラストも…!

ブースには長蛇の列。本作が注目を集めているワケ

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▲ブースを飛び出して壁側まで列が及んでいた

ちなみに、本作はもともと凄い話題性。画像のように壁側まで列が及び、ゲームダンジョンの開幕30分で少なくとも30人は並んでいたレベルだ。

実際、YouTubeの公式トレーラーではインディーながら記事執筆時点で4.5万再生・約3300高評価と非常に高い注目度がうかがえる。

これには作者のばやちゃおさんが関係している。同氏は国内でケモノを中心にSDイラストやアニメーションを手がけるクリエイターだ。過去にはTVアニメ「てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!」のエンディングのアニメーションも担当しており、丸っこいキュートな絵柄が人気を集めている。

本作は同氏の『古今東西おきつね物語』に次ぐ2作目のゲーム作品となり、今作からはプログラマーを別に雇ってゲーム制作をしているという。お話を伺うと、発売時期については2025年の秋ごろを予定しており、現時点では15個ほど完成しているエンディングを30個まで増やしリリースをする予定とのことだ。

※『古今東西おきつね物語』とばやちゃおさんについてはこちらの記事でより詳しく解説しています。

『でびるコネクショん』はSteamストアページも公開されており、物語冒頭が楽しめる体験版も配信中。最新情報については公式X(旧Twitter)を要チェックだ。

ライター
マヌルネコを愛してやまない雑多ゲーマー。好きなゲームは『DEEMO』シリーズ、『A Hat in Time』、『エターナルリターン』、『Red Dead Redemption 2』
Twitter:@cookieP_Sub
ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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