2月11日は 『ファイナルファンタジーVIII』が発売された日だ。
『ファイナルファンタジーVIII』は、1999年2月11日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたプレイステーション用ソフト。

当時の最高峰と断言できるグラフィック、そしてプレイステーション史に残る美麗なムービーは、ゲーム映像の進化を実感させるものだった。移動や戦闘中のキャラクターデザインは前作よりも頭身が高いリアル志向になっている。


本作は、ジャンクションという一風変わったシステムを搭載。従来の武器や防具を装備する代わり、召喚獣にあたる”G.F.(ガーディアンフォース)”や魔法をキャラクターに装着するシステムで、ジャンクションによりステータスを上げたり、コマンドをカスタムできた。

また、本作では魔法は消耗品でMPの概念はない。魔法を確保するには、バトル中に敵モンスターから”ドロー”して入手するか、魔法精製で作成する必要がある。そのほか、パーティーの平均レベルに応じて敵のレベルが設定されることも本作ならではのシステムだ。
単純にレベルを上げて突破することが難しい反面、戦い方を工夫すれば低レベルでもクリアが可能となっている。

『ファイナルファンタジーVIII』は、学園モノという舞台設定も特徴的。主人公のスコールは、傭兵育成学校バラムガーデンの特殊部隊SeeDの一員で、ガーデンでさまざまな仲間たちとの出会いを経て、魔女イデアとの戦いに巻き込まれていく。

本作のストーリーは少々難解で、現在はもちろん、過去のスコールや仲間たち、過去の世界であるラグナたちの話、長い年月をかけて力を継承している魔女の話などが複雑に絡み合っている。練り込まれた設定とシナリオは考察好きプレイヤーの知的好奇心を刺激し、とくに魔女アルティミシアの正体に関しては、さまざまな場所で目にする話題だ。

2019年9月3日にはグラフィックが向上し、システムに改良が施された『ファイナルファンタジーVIII Remastered』が発売。PlayStation 4、PlayStation 5、Nintendo Switch、Steam、スマートフォンで遊べるので、気になった人はぜひプレイしてみてほしい。
