4月20日は『スーパーロボット大戦』(以下、『スパロボ』)が発売された日だ。
『スパロボ』は、1991年4月20日にバンプレスト(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたゲームボーイ用ソフト。本作は、『機動戦士ガンダム』、『マジンガーZ』、『ゲッターロボ』などが、作品の垣根を越えてともに戦うというシミュレーションRPGだ。
初代『スパロボ』ではゲーム開始時に、ガンダム・チーム、マジンガー・チーム、ゲッター・チームの3つからいずれかを選ぶことになる。選んだチームの機体が、最初にプレイアブルキャラとして使用できるのだ。本作ではパイロットは存在せず、2作目の『第2次スーパーロボット大戦』(以下、『第2次スパロボ』)で初めてパイロットが登場する。
また、『スパロボ』オリジナルのロボットであるサイバスター及びグランゾンも『第2次スパロボ』が初登場。
「サイバスターは水色っぽい?」と私が思ったFC「第2次スパロボ」のサイバスター。フォロワーさんからもご指摘がありましたが、シリーズ初期のシナリオテキストでは「白」と書かれていたりするので……当時のゲームハードの発色都合や先程のポストでも述べたような解釈&変遷を経て現在に至るわけです… pic.twitter.com/zPZan9LSCp
— 寺田貴信/Takanobu_Terada (@TakanobuTerada) June 16, 2024
【サイバスターの色について/長文】
— 寺田貴信/Takanobu_Terada (@TakanobuTerada) June 16, 2024
スパロボオリジナルメカの中でも古参のサイバスターは、その長い歴史故に色々なバリエーションがあります。… pic.twitter.com/TZrbKNdBZG
以降、『スパロボ』シリーズでは数々のオリジナルロボット、キャラクターが登場しており、オリジナルのみで構成された『スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション』シリーズも展開していた。

一方、敵ユニットを仲間にできる説得や、一時的に能力を上げる精神コマンドといった『スパロボ』ならではのシステムは初代から登場している。
『スパロボ』シリーズの原点が完成したのは、3作目の『第3次スーパーロボット大戦』から。機体とパイロットが完全に別れて個別のステータスが設定され、一部パイロットは乗り換えが可能に、機体の改造が可能に(機体性能のみで武器は不可)、ルート分岐によるストーリーの変化など、基礎となるほとんどのシステムは3作目で出来上がっている。
初代『スパロボ』以降、シリーズは何十作品ものシリーズを発売しており、登場したロボット作品も多岐にわたる。2021年には”ロールプレイングビデオゲームシリーズにおけるIPライセンス最多数”(※2021年3月末時点で274作品)でギネス記録の認定を受けている。
ロボット好きの少年が夢に描いた共演、共闘が楽しめるゲームが『スパロボ』シリーズだ。